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【日本カーシェリング協会メールニュースvol.49】
2019.12.31 ◆ 栃木といわき ◆
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台風19号支援活動について・・・
12月上旬頃から丸森町で予約いただいていた方々
への車の貸し出しの目途がほぼ立ったので
他の地域での調整を進めていきました。
12月8日に栃木市、12月22日にいわき市に拠点を
設け貸出の対応を始めていきました。
栃木市は「とちぎ市民活動推進センターくらら」
という市内のNPOの活動をバックアップする市の
施設の一角をお借りしました。
いわき市は、湯本の老舗の温泉旅館である「古滝屋」
さんのフロアの一角をお借りしました。
<関連記事>
12月10日 台風19号 車無償貸し出し開始 県内全域被災者対象に/栃木
https://mainichi.jp/articles/20191210/ddl/k09/040/068000c
とても幸運だったのは、丸森の北村さん&佐藤さんに引き続き
それぞれに頼もしい現地スタッフとの出会いがあったことです。
栃木の小林さんは場所をお借りするクララを
運営するNPOの職員の旦那さん。
いわきのひろ子さんとより子さんはなんと
貸し出しを開始する3日前に東北大主催の勉強会で
コミュニティ・カーシェアのお話させていただいた
時の参加者を懇親会でヘッドハンティングしたのでした(笑)
そして更に幸運だったのは車の運搬者が
続々と表れてくださったことでした。
群馬から石巻にお越しいただき軽トラを栃木に運んでくださった方がいたり
積載車で山形から丸森にお越しいただき、いわきに運んでくださった方がいたり
今回の台風19号で合計5台も関東圏にある車の運搬に協力いただいた千葉の方がいたり
そのほかにもたくさんの方々に協力いただきました。
ギリギリで絶妙で奇跡的な調整を進めながら
できる限りのスピード感で拠点をスタートさせていきました。
結果、発災から2カ月近くたってからのスタートにも
かかわらず、栃木もいわきも車を被災され不便を感じて
いる多くの方々から申し出をいただきました。
・納車までに時間がかかる方
・保険代車の期限が切れる方
・知人や親せきから車を借りているが返却しないといけない方
・調子がよくない状態で乗り続けられている方
車を貸し出せたとき皆さん本当に喜んでくださいました。
28日の貸し出しを最後に、今年の対応は無事終了しました。
今回の台風19号支援では、これまでに90台の車を新たに
寄付いただき、130台の貸し出し支援を行うことができました。
↓下記で各地域の貸し出し状況をご確認いただけます。
https://bit.ly/2QvDP52
石巻の事務所が被災しその対応から始まった台風19号
への対応ですが、ほんとうにたくさんの方々に支えられ、
支援活動を続けてこれたと思います。
先日、丸森町からいわきに行くためにボラセンから新地IC
へ行く途中にカーシェアキャラの付いた貸し出した車と3台
すれ違いました。
おっちゃんやおばちゃんが、はつらつと車を運転している姿を
見て、お役に立てていることを実感しとても嬉しく、そして
支えていただいているみなさまに感謝の気持ちがこみあげて
きました。
新年の貸し出しは各地域1月6日からスタートします。
既に年明けの予約も入っていますし、まだまだ役割
は残っています。
しっかり最後まで取り組みを進めていけたらと思います。
◯●クラウドファンディング応援よろしくお願いします●◯
前回ご案内させていただいたクラウドファンディングですが
お陰様で今の時点で約35万円が集まりました。
目標は100万円なので残り65万円。
この支援を力強く進めていくためにも期限の1/17までに
達成したいと思いますので応援よろしくお願いいたします。
↓こちらのサイトで返礼品を選んで支援を行えます。
https://camp-fire.jp/projects/211700/
** ** ** **
今年は「リニューアル」をテーマに取り組んでまいりました。
ビジョン、WEB、レンタカー、多拠点支援・・・
表にでるものだけでなく、サポートの仕方や組織内部の運営
の仕組みに至るまで、「これまで」を見直し、「これから」を
見据えた変化を加えていきました。
既存のものを見直し、変えていくって結構エネルギーが
必要で大変な1年でした。
スタッフのみんなが一番大変だったと思います。
しかしその分、組織としては成長を遂げることができた
手ごたえを感じています。
高齢化が進み災害が多発する時代になり
その対応が求められる中
私たちが果たすべき役割をしっかり
果たし続けられるよう
来年からもしっかり取り組んでいきたいと思います。
本年は大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
みなさま、よいお年をお迎えください。
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◆マンガになりました。
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復興庁から当協会の活動を題材にした「コミュニティカーシェア
リングを拡げよう」というマンガが発行されました。
活動開始当初のバウさんとのやり取りなんかも紹介されていて
その時の言葉がまだ私の胸の中にあります。
利用者の方やスタッフ、そして私もそっくりだと好評です。
復興庁のHPもしくは、ウェブマンガ雑誌GANMA!(令和2年1月12日まで)で
ご覧いただけますのでぜひご一読ください。
https://bit.ly/2MGsfTJ
https://bit.ly/2QeFopf
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◆コミュニティ・カーシェアの現場から
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●関西初のコミュニティ・カーシェア 大津市で発足
7月に大津市と協定を結んでから、通いながら導入に向けての
お手伝いをさせていただいた葛川地区で2カ月のテスト運行を経て
コミュニティ・カーシェアを実践する「葛川イキイキクラブ」が
正式に発足しました。
山間地域の230人程の高齢化の進んだ集落で、参加者33名、
そのうちボランティアドライバーがなんと12名という
テスト期間中で既に地域内で高い関心と活動量が生れています。
関西のモデル地区として大いに期待しています。
<関連記事>
12月17日 京都新聞 「高齢化進む地域、住民でカーシェアリング「出掛けるのが楽しみ」」
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/101349
●ボランティアドライバー歴8年の青山さん引退
ボランティアドライバーとして8年間活躍いただいた
青山さんがドライバーを引退されました。
上述の復興庁さんの漫画でも「ベストコンビ」と紹介された
万代さんへドライバーとしての役割は引き継がれました。
そして、青山さんが次に情熱を注ぐのは「将棋倶楽部」。
その一連の様子をブログで紹介しました。
活躍していたドライバーが引退し、世代交代が行われ
出会った仲間たちと新たな人生を歩んでいくさまを
垣間見て頂けると思います。
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◆メディア掲載
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●石巻市の亀山市長に寄稿いただきました(月刊市政)
今月の月刊市政という専門誌で亀山市長が「カーシェアリングを通じた
コミュニティ支援」というタイトルで当協会との連携等について
3ページ渡り寄稿いただいた内容が紹介されています。
市長にこのように寄稿いただけることは、光栄であり嬉しい限りです。
この専門誌は内容が公開されていて、下記のリンクから原稿
を閲覧いただけます。
お時間ある方はぜひともご覧頂ければと思います。
月刊市政12月号 31ページに掲載
https://bit.ly/35d174S
●佐賀支援報告
今月県内で支援活動の報告を行う機会をいただきました。
佐賀県での支援活動は被災した地元のディーラーさんにも
車の寄付の提供を受け活動を行うことができました。
更なる地域連携を築いていけたらと思っています。
12月9日 佐賀新聞 「地域連携の大切さ説く」
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/467136
12月27日 佐賀新聞 「車貸し出し、ディーラーに感謝」
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/470857
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◆イベント登壇のご案内
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下記のイベントで登壇の予定です。
よろしければぜひ会いに来てください。
【2/7 仙台】(吉澤登壇予定)
「小さな拠点」づくりブロック別会議
「小さな拠点×地域交通」
http://www.landbrains.co.jp/r1kyoten/
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◆スタッフ募集
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災害支援プロジェクト全体のサポートをしていただく
フルタイムスタッフを募集します。
災害への対応が続き、人手が不足しているということも
ありますが、それよりも災害が多発するこれからに備える
ための活動にしっかり取り組みたいからです。
私達の活動には当然車が必要ですが、それ以上に、
車を被災された方に届けるための準備と調整を行う人
こそが大切なのです。
人を助けることができる仕事です。
車に詳しくなくても大丈夫です。
ご応募お待ちしております。
ご不明な点は何でも気軽にお問い合わせください。
【求人概要】
https://drive.media/career/job/21166
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◆編集後記
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今年は石巻以外の地域とたくさんご縁をいただいた1年でした。
コミュニティカーシェアの導入が進んだり
様々な地域で支援活動を行ったり
県外から視察に来ていただいたり
嬉しいのは、ご縁いただいた地域で新たな協働が生まれる等
関りが深くなっているケースが多いことです。
一つ一つのご縁を大切にしながら
丁寧に取り組ませていただき
そこで笑顔を作っていく
来年もどんなご縁と出会いがあるか今から楽しみです。
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◆◇発行元◆◇
一般社団法人日本カーシェアリング協会
吉澤武彦
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