石巻は、東日本大震災の時、震源地から最も近く、最大規模の被害を被った地域でした。
この地域にとって一番いい支援のカタチは何だろう。そう考えた時、
「ここから社会を変えるようなプロジェクトが生まれ、他の地域を支援できるようになる支援をすることこそ、最大の貢献になるのではないか。そうすれば、石巻の人たちの心の中に誇りが生まれ、石巻の魅力にもなり、更に他の被災地の苦しい状況にある方々に勇気と
希望を持ってもらえるものになるはずだ。」
そう思い、目の前の人に向き合いながらも、その姿を目指して走り続けてきました。
石巻の人たちが立ち上がり全国の様々な方々に支えていただき志を共にするスタッフたちが奮闘してくれたお陰で次々に立ちはだかる壁がでてきても、なんとか一つずつ乗り越えてきました。
震災からまもなく10年が経とうとしています。
まだまだ乗り越えなければいけない壁はあるのですが、その先にようやくちらっと私たちが目指した姿が見え始めてきました。国が定めた復興期間はまもなく終わりますが、私たちが目指すのはその先であり、ここからが本番となります。
目指す姿までしっかり辿り着き、石巻から社会が変わっていく様をお見せできるように取り組んでまいりますので、応援よろしくお願いします。
2020年5月
一般社団法人日本カーシェアリング協会
代表理事 吉澤武彦