よくあるご質問
FAQ
コミュニティ・カーシェアリングについて
- Q一般的なカーシェアリングとの違いは何ですか?
- A目的と車の使い方が違います。『コミュニティ・カーシェアリング』は支え合う地域を作ることを目的として外出支援や乗り合いでのお出かけや旅行など車を柔軟に活用します。
- Qどんな効果がありますか?
- A地域コミュニティの活性化、QOLの向上、移動課題の緩和、地域活動の人材発掘等確認できています。
関連するアンケート結果はコチラで確認いただけます。
- Qバスやタクシーと競合しませんか?
- A全くないとは言い切れませんが、私たちが確認する限り、それほど競合している状況ではありません。なぜなら、この仕組みは交通サービスとしては不完全だからです。ボランティアドライバーの都合を最優先しているため、事前に利用について予約が必要であったり、片道だけしか都合がつかない場合も多く、タクシーのように思いのままに使用できません。なので積極的にバスやタクシーと連携する地域もあります。片道をバス、片道をカーシェアで移動するとバスが利用しやすくなり、ボランティアドライバーの負担も往復の外出支援と比べるとぐっと減ります。また、タクシーのパンフレットをカーシェアの車に設置したり、タクシー会社の会員への登録を推奨することで、ボランティアドライバーの都合が良くない時等にスムーズにタクシーを利用いただくことになり、みなさんの外出がスムーズに促されることになります。結果、利用者の外出頻度が増えることで、バスやタクシーの利用回数自体が減る人は少ない状況にあるのです。
- Q運転代行を手伝ってくれる方なんて、地域になかなかいないのではないでしょうか?
- A意外といます。これまでの経験から言うと、100世帯あれば、丁寧に探すと3,4人ほどは協力してくださる方がいらっしゃいます。そういった方々に安心して活動いただける環境をしっかり作ることが大切だと考えています。
- Q事故の時、トラブルに発展しませんか?
- A会員の方には、取り組みの趣旨や性質について理解していただき、ご家族の同意書をいただいた上で参加いただくなど、できるだけトラブルに発展しないような仕組みとなっております。また、ボランティアドライバーの方々は、とても丁寧に運転してくださるので、これまで大きな事故は起こったことがありません。
- Q道路運送法に違反しませんか?(白タク行為となりませんか?)
- A私たちは道路運送法に抵触しないために、東北運輸局にアドバイスいただきながら取り組みの仕組みを作っていきました。
料金を決めて、ドライバーが運送の対価を受け取ると道路運送法に違反している白タク行為とみなされます。その点を踏まえコミュニティ・カーシェアリングでは、かかった経費実費を利用割合に応じて平等に分担する互助の仕組みで行っています。(精算時に各会員の最終的な負担額が決まります)
ただし、日々の運営に資金が必要なことと、精算の時にまとめた額の支払いがあると年金で生活されている方々にとって大きな負担となるために『預り金』のルールを決めて、利用の都度お金を預け、定期的に精算するようにしています。また、ドライバーはボランティア(無報酬)で活動していただきます。対価を決めて運営しておらず、ドライバーが送迎の対価を受け取らないことから、道路運送法には抵触していません。
- Q山間地域や過疎地では有効ですか?
- A私たちが取り組んできたのは、復興公営住宅が多く集合住宅や公営住宅が最も向いている仕組みだと言えます。しかし、この仕組みを応用し若干のアレンジを加えることで山間地域や農村地域での導入も多く成功していることから山間地域や農村地域でもこの仕組みが有効に機能する場合も多いと言えます。
山間地域や農村地域では移動距離や時間が長くなることが特徴です。ドライバーの負担が大きくなりますが、協力いただける方がいれば、コミュニティがしっかりしているためお出かけの企画は盛り上がりやすいですし、預り金のルールをしっかり設定さえできれば、意外と運営しやすい側面もあります。
公共交通との連携を図ればドライバーの負担を軽減させ、公共交通の利用促進につなげることもできると考えられます。
- Qどれくらいの広さの地域で実施するのが適切ですか?
- A町内会1つ~3つ位の単位で実施する場合が多いです。一番大きい地域で一つの学校区で実施している地域もあります。但し広いエリアはサロンの開催や他の運営も大変になるので、あまりお勧めしていません。小さな規模で始めて最適な広さを確認しながら進めた方が早く軌道に乗る場合が多いです。
- Qメンバーは何人ぐらい必要ですか?
- A特に決まりはありませんが、石巻では大抵最初は4,5人位から活動が始まり、それが1年位経つと20人位の活動になっています。最終的には30人位になると活動が比較的安定してくる傾向にあります。(最も多い地域で約70人の会員がいる地域もあります)
- Q町内会で運営するという事でしょうか?
- A町内会で運営していただいても構いませんが、そうでない場合が多いです。あくまで有志による地域のサークルとして立ち上がり、その立ち上げのサポートを町内会が行ったり、また、活動が立ち上がってからは、連携したりしながら地域を盛り上げていただいています。
- Qシェアする車はどうしたらいいですか?
- A地域で準備いただくか、必要に応じて当協会で貸し出せます。導入サポートプログラムで導入を進める場合は、活動の立ち上げ期間は無償(車両の運搬経費は別途・期間の定めあり)でご使用いただけます。サークルが立ち上がってからはソーシャル・カーリースとして車を有償で借りていただきます。(一般的なカーリースと比べて借りやすい設定になっていると思います。)
- Q『コミュニティ・カーシェアリング』導入サポートプログラムに申し込むとどんなサポートを受けることができますか?
- Aこれまで、コミュニティ形成ができていない被災地でゼロから10地域立ち上げてきたノウハウをお伝えし、皆様の地域で車を扱った支え合い活動を安心して行えるためのサポートを行います。車を扱う活動に付随する様々な不安に対してお応えし、地域に合った形で活動が行われるよう、伴走的にサポートいたします。
- Q『コミュニティ・カーシェアリング』導入サポートプログラムでは石巻以外でも協力いただけますか?
- A大丈夫です。
- Q『コミュニティ・カーシェアリング』導入サポートプログラムを受けるためにはどうしたらよいですか?
- Aコチラよりお申し込みください。
- Qコミュニティ・カーシェアリングが行われている現場が見てみたいです。視察は受け入れていますか?
- A視察は受け入れています。詳しくはコチラをご参照ください。