一般社団法人日本カーシェアリング協会は、アドバンスクラブ(会長:前田匡)と、「災害時における支援に関する協定(モビリティ・レジリエンス協定)」(以下、「本協定」)を2021年9月10日付けで締結しましたのでお知らせいたします。
アドバンスクラブは三井住友海上火災保険株式会社(取締役社長:舩曵真一郎、以下「三井住友海上」)がサポートする自動車整備業代理店組織で、全国の2,000か所を超える自動車整備工場が会員として所属しています。
アドバンスクラブのホームページはこちら:https://www.advance-club.com/
本協定に基づき、両者は、地震、豪雨その他の甚大な自然災害発生時における、被災地域の円滑な復旧を支援し、災害時に車に困らない社会の実現をめざします。
1.協定締結の背景
協会では「被災者向け車の無償貸出支援」を続けてきましたが、被災者へ届ける寄付車を迅速に確保することが大きな課題でした。そこで、全国に会員が存在するアドバンスクラブと協力関係を構築することで、どこで災害が発生しても安定的に被災地に支援車両を供給できる体制をつくっていくことになりました。
2..協力の内容
協会は自然災害の被災地で車の無償貸出支援を行う際、アドバンスクラブへ、車の提供を依頼します。アドバンスクラブ本部事務局は協会の依頼を受け、加盟会員に対して協会への車の提供を呼び掛けます。有志の会員から提供された車は、被災地に到着後名義変更し、支援車両として被災者の移動手段確保のために活用されます。
また、協定の締結にともないアドバンスクラブは、「モビリティ・レジリエンス・アライアンス」*に加盟し、他の加盟団体、企業とともに災害時に車で困らない社会の実現を目指して取組を進めていきます。
*モビリティ・レジリエンス・アライアンスについてはこちらのページからご確認いただけます。https://www.japan-csa.org/action/mobility/alliance.php
3.最後に
大雨、台風、地震、いつどこで災害が発生するかわからないご時世です。
今回の協定を通じて、全国のアドバンスクラブ会員の協力を得て、どこで災害が発生したとしても、車を被災地に集める対応できる体制ができたこと、非常に心強く感じています。
災害発生時、被災地が車で困らない社会をつくるというビジョンの達成に向けてこれからも活動を進めてまいります。
私たちの取組に賛同いただいたアドバンスクラブ様、今回の協定に向けてご協力いただいた三井住友海上火災保険株式会社様にも改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。