3月16日、第4回石巻仮設住宅自治連合会が開催されました。
今回は桃生にある城内団地で開催されました。
今回も1団地参加が増え、加盟団地が15団地となり、3団地欠席だったので合計12団地での開催でした。
では、今回の仮設住宅自治連合会を報告致します。
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まず、『緊急通報システム』についての取り組みについて万石浦団地の村上副会長から報告がありました。
『孤独死を自分の団地からは出さない!』という熱い想いから、連合会では、『緊急通報システム』について色々と議論や要請や署名活動など行ってきました。万石浦団地ではソフトバンクの『みまもり携帯』をソフトバンクから5機を1ヶ月借りて試験的に65歳以上の高齢者の方に持っていただく事になりました。
普通緊急通報システムは、警備会社や管理会社が24H体制で対応するといったサービスを行っておりますが、万石浦公園団地では、自治会役員が一人1台親機を持ち、取り組むとの事でした。
ソフトバンクさんからは、あと5機借りているという事が紹介され、その場で大橋団地で同じように試用が行われることになりました。次回の会合で2団地の報告が行われる予定です。
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次に、城内団地の滝沢会長から仮設住宅対抗スポーツ大会とカラオケ大会の提案がありました。
石巻市内にバラバラになった被災者の方々に、こうした機会を通して、出会いと交流を作る事が目的であることが滝沢さんから説明がありました。
今、被災地では『個人情報保護』という名目で、知り合いの方の行方を確認できないという事態が多く起こっています。それを市全体で行うこうした行事で、少しでも解決しようというのです。
みなさん、この提案についても理解を示され、滝沢会長が担当し連合会の企画として推進されることが決定いたしました。
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その後は、『新しい公共事業への申請』について開成団地の中野会長から報告がありました。
全ての会長さん方に協力いただき、夜中まで続く打ち合わせを何度か経て、提出された事等報告がありました。
後藤会長と中野会長がそこに注いだ時間や労力に参加された全ての役員の皆さんは拍手で敬意を示されました。
『たとえ、受からなくてもここまでやったら悔いはないよな~』
といった声が会場の中から聞こえてきました。
【過去レポート:自分の足で ~石巻仮設住宅自治連合会の『 新しい公共事業』 への挑戦~】
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2012/03/03/211/
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最後に、今回の会合のメインテーマである『ブロック分け』について万石浦団地の後藤会長から提案がありました。
ブロック分けの狙いは2つです。
1つは、地域ごとにブロック会議を行い、地域の連携を強める事です。
2つ目は、月一度の全体会(推進会)をブロック長だけ(可能なら社協・市の担当課も同席)のコンパクトな会にして、決断のできる会にするという事です。
これについても全会一致で了解され以下の5つのブロック分けが行われることになり、5月からブロック会議が行われることになりました。
北支部:北上・雄勝・開北
西支部:桃生・河南
中央第一支部:開成・南境
中央第二支部:開成・南境以外
東支部:渡波、牡鹿
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今回は、進行役を城内団地の内海事務局長が引き受けてくださり、また4回目という事もあり、皆さん顔見知りになってきたこともあり、とてもスムーズに且つ和やかに会が進んでいきました。
ホワイトボートの所にいらっしゃるメガネの方が内海事務局長です。
いつも21時ごろまで議論が続くのですが、今日は予定していた議題について20時ごろまでには終了しました。ですので、今回は駐車場問題についてや、追い炊き用へのお風呂について等各団地の情報交換が自由に行われ、色々な参考になる好事例が紹介され、とてもいい感じでした。
最後拍手のうちに終了し、片づけを行おうとしていたら、西支部では、早速ブロック会議がその場で行われました。
渡波でも今月早速ブロック会議を開催する事になったそうです。
前回までは、会自体が本当に混沌としていて、なんとか一つ結論に辿りつく、そんな会議でした。
それが、個人の熱意、様々な連携、そして関わり合いの中で生まれる会話の数々から自治会役員の方々が徐々に一つになりつつあることを今回感じました。
これから様々な課題やテーマが石巻の仮設住宅に表れてくると思います。
しかし、今日の自治会長さん方の様子を見たら、きっと創意工夫と連携で乗り越えていけるのではと感じさせていただきました。
これからが楽しみです。
次回は総会が4月20日(金)18:30~南境第七団地北集会所にて開催されます。
早速ブロック会議 ~第4回仮設住宅自治連合会報告~
2012.03.19
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。