活動レポート
REPORT

くるま基金59台目 マーチ

2012.08.01

くるま基金59台目は、東京都の中村様ご提供のマーチを、岩手県一関市へお届けしました。
中村様には昨年から車両提供のお申し出をいただいていたのですが、車がマニュアル車ということで
利用を希望される所がなかなかなく、今回やっとの提供になりました。
長い間車を保管しお待ちいただいていた中村様には、本当に感謝です。
このマーチはマーチボレロといい、通常のマーチよりレトロな感じのデザイン。
東京にお住まいの和田さんが架け橋ドライバーとして石巻まで運んでくださいました。
到着してびっくり、新車のようにピカピカでした!
私も一関への運搬時に運転しましたが、とても乗りやすくてデザインもかわいいので好きになってしまいました。
今回マーチボレロを提供することになったのは、一関市の山間の集落にお住まいの千葉さん。
直接被災された方ではありませんが、震災の影響でなかなか仕事が見つからず、経済的な理由からカーシェアリングを始めたいとのことでした。
このようなケースは初めてだったので、私達もいろいろとお話を伺い、検討しました。
そして、気仙沼へ車両をお届けに行った時に一関まで足を延ばし、千葉さんに直接お会いしました。
千葉さんは、仕事のない日は近所の方の送迎をしたいとおっしゃっていて、今後利用メンバーもできるだけ増やして活用していきたいとのことでした。
最終的に、車を提供してくださる中村様とくるま基金を寄付していただくMさまの了解を得たうえで
車両提供を決定しました。
P1110026.JPG
待ち合わせ場所の道の駅で。左の男性が利用者代表の千葉さんです
千葉さんがお住まいの集落を訪れましたが、山道をくねくねと曲がってだいぶ入っていたところにある
自然に囲まれた、映画『となりのトトロ』に出てきそうな所でした。
千葉さんのご自宅を探すのに迷い込んだ道には、きれいな小川がさらさらと流れ、小さな石橋が架かっていて
とても素敵な風景でした。
写真を撮ってこなかったことが悔やまれます。
―――― 山間の農村部に共同で使える車があったら、どういう助け合いが生まれるか。
今回のカーシェアリングの一番のポイントです。
これから、千葉さんをはじめとする利用者のみなさんと、新しい使い方に取り組んでいきたいと思います。
マーチのくるま基金は、Mさまのご寄附で達成しました。
ご協力どうもありがとうございます。

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