活動レポート
REPORT

2024年春の学生整備プロジェクトを開催しました

2024.05.21

暖かい日が続くようになってきましたね。

日中は暖かいのですが、石巻は日が暮れるとひや~っと感じます。


さて、報告が遅くなってしまいましたが

恒例の 石巻専修大学 ✕ 日本カーシェアリング協会『学生整備プロジェクト』

を4月17日~19日での開催しました。


大学校舎をぐるりと取り囲むように植えられている桜は今年は葉桜に。

それでもピンク色の樹は移しい光景ですね。

さて、この「学生整備プロジェクト」は石巻専修大学 機械工学科自動車コースの

授業の一環として年2回、春と秋のタイヤ交換シーズンに合わせて

大学、各用品メーカー様さまの協力のもとに実施しています。


 前回の開催の様子はこちら


このプロジェクトではコミュニティ・カーシェアリングで使用している車や

ソーシャル・カーリースで利用している車を中心に行っています。

これらの車をスタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの交換作業を中心に、

車の状態に応じてオイル・エレメント交換、ワイパーやバッテリーのチェック・交換などの

日常点検などを実施します。


そしてこのプロジェクトで使用するタイヤ、ホイール、エンジンオイル、オイルエレメントや

バッテリー、ワイパーなどの各種用品は、協会の活動主旨に賛同いただいたメーカー様より

ご協賛いただいております。


◆協賛いただいた企業さま◆


日本ミシュランタイヤ株式会社さま  横浜ゴム株式会社さま

株式会社ハンコックタイヤジャパンさま PIAA株式会社さま    

ルート産業株式会社さま 三共油化工業株式会社さま      

パナソニックカーエレクトロニクス株式会社さま 中央精機株式会社さま

中央精機東北株式会社さま 株式会社ウェッズさま

新学年の生徒、4年生10名と3年生7名の合計17名が3日間で

56台の車のタイヤ交換・点検作業をおこないました。


ノーマルタイヤは、

 日本ミシュランタイヤさまから 7台分(28本)と

 横浜ゴムさまから 22台分(88本)

ご協賛いただきました。


ホイールは、

 中央精機さま・中央精機東北さま・ウェッズさまより 3台分

ご協賛いただきました。

毎日の走行距離が多い車、少ない車、ユーザさんによって多種多様なので

タイヤ交換の都度に次のシーズンは使用できるか?を確認しています。


エンジンオイルは

 ルート産業さまと三共油化工業さまにご協賛いただきました。

車からオイルを抜いて、新しいオイルを入れていきます。

3年生は授業で練習をしたものの、実際に行動を走る車を触るのは初めての経験。


「熱っ!」という声も工場内に響きました。

走ってきたばかりの車はあっついんですよね、これもいい経験ですね。


ルート産業さまは学生整備プロジェクトのみならず、

静岡や佐賀の拠点分のエンジンオイルもご協賛いただきました。


ワイパーはPIAAさまにご協賛いただきました。

ウィンドウォッシャーの出具合を確認しながら水はけの悪くなっている車を確認して必要な車の交換を行いました。

ウォッシャー液の補充もしていきます。

バッテリーはパナソニックカーエレクトロニクスさまにご協賛いただきました。

バッテリーチェックカーでチェックをして、弱っているものは交換をしました。

車の構造上、バッテリーが奥まっているものは悪戦苦闘しながらもなんとか交換できました。


多くの企業さまより多くの製品をご協賛いただきありがとうございました。


そして、3日間の作業をがんばってくれた石巻専修大学の学生の皆さん、

ありがとうございました。


当日の様子は石巻専修大学のホームページからもご覧いただけます。


【学生のコメント】

赤澤 青空さん(4年次・宮城県古川黎明高校出身)

今回も昨年と同じメンバーで整備点検作業を行いました。昨年は自分たちのチームが一番作業が遅かったので、今回は効率よく確実に作業することを心掛けました。

他のチームより人数が一人少なかった中、早く作業を終えることができチームとしての成長を感じています。

2級整備士資格を取得できるよう、日々の学びを大切にしたいと思います。

浦田 大樹さん(4年次・岩手県専修大学北上高校出身)

カーシェア車両の整備点検は昨年に引き続き3回目です。3年次の時よりクルマの構造やエンジン仕組みについての知識が増えた分、作業スピードが上がりました。

高校時代に3級自動車整備士の資格を取得しました。将来は自動車製造にかかわる仕事に就き、高校、大学での学びを活かしたいと考えています。

奥村 峻大さん(4年次・宮城県松島高校出身)

作業効率を上げるためにグループのメンバーと工夫し、協力しながら作業を進めました。

好きな車種を扱う自動車ディーラーから内定をいただきました。あと一年の大学生活でさらに専門的な知識を深め、自分が惹かれたクルマの強みを多くの人に伝えていきたいです。

石巻専修大学ホームページより引用

また、日本ミシュランタイヤさま、横浜ゴムさま、ルート産業さま

中央精機さま・中央精機東北さま・ウェッズさまからは

能登半島地震の支援で使用する車のタイヤ・ホイール・エンジンオイルの

ご協賛もいただきました。

支援開始当時はスタッドレスタイヤが必要な時期でしたので冬場に雪国である石川県に車を

届けることができたのも皆さまのかげです。


それでは秋の学生整備プロジェクトの際にお会いしましょう!