東日本大震災を契機に宮城県石巻市で始まったコミュニティ・カーシェアリングは日本各地にどんどん広がりを見せ、おかげさまで今ではその数25。
そして9月10日(火)、この日設立総会が開かれ、新たに仲間入りした地域があります。
山形県南陽市赤湯地区の「カーシェアリング南陽市助け合いの会」で、山形県としては初のカーシェア会です!
今回はその設立総会の様子をご紹介しますね。
南陽市は昨年8月22日にコミュニティ・カーシェアリングの勉強会を主催し、9月に市議のみなさまが宮城県石巻市の門脇カーシェア会を視察、今年7月4日より同市赤湯地区でコミュニティ・カーシェアリングのテスト運行を実施しました。
その結果、利用者さんたちから「今後も継続してほしい」という声が多かったことから、「カーシェアリング南陽市助け合いの会」を設立し、正式に運行を開始することになりました。
9月10日(火)の設立総会には、利用者さんやボランティアドライバーさんに加えて、白岩市長をはじめこの取組みに関心を持つ関係各所の方々、合わせて25人ほどが出席しました。
開始の時間までに用意した席がみるみるうちに埋まっていき、山形県初の取組みに大きな関心と期待を寄せているんだなと改めて感じました。
はじめに、発起人を代表して舩山さんが
「全国的に人口減少が進むなか、高齢者が元気で生活していくにはまず外に出て、自分の用を足すことや人と交流することが大事。少しでもそのお手伝いができればという思いでこの会を立ち上げました」とご挨拶しました。
十数年前から「南陽助け合いの会」という除雪ボランティアの活動を行ってきた舩山さん。立ち上げた代表の方の意思を引き継いで地域を支えていきたいということを何度か伺っておりましたが、その熱い思いが伝わってきました。
続いて白岩市長より
「困っている市民の皆さまに温かい手を差し伸べられる活動を続けていることに感謝。高齢であっても元気に外へ出ていろんな活動ができて、それが人生の幸せにつながるような取り組みに発展していくことを願っています」というお言葉をいただきました。
挨拶の後、早速議事に入りました。
役員選出で役員に任命された会員さんに加え、架け橋ドライバーのみなさんが、前に出てお1人ずつ意気込みの言葉を述べられました。会場が「いよいよ本格運行が始まるぞ」とわくわくした気持ちに包まれました。
続いて今年度の事業計画と予算の案が提案され、利用者さんたちの交流を図るためお出かけツアーやサロン(おちゃっこ)を実施していくことを確認し承認されました。現在の会員数は18人。頼もしいことに、うち7名がボランティアドライバーです。今後の活動が楽しみですね♪
本格運行が始まり、運営面でいろいろと調整が必要な部分が出てくるかもしれませんが、うまく軌道に乗るよう協会もできる限りサポートいたします。
また、南陽市の活動を見て「ぜひうちの地域も!」と山形県に第2・第3のお仲間ができたりしたらいいですね。
「カーシェアリング南陽市助け合いの会」のスローガンは『心と心、そして絆と和』です。
皆さまが地域で楽しく支え合っていけるよう、応援しています!