夏から秋が無いまま、一気に冬まで季節が変わったようなシーズンでしたね。
急に冬がやってきて1年がとても短く感じてしまいます。
さて、冬支度の準備として恒例の
石巻専修大学×日本カーシェアリング協会『学生整備プロジェクト』
を11月20日~23日で開催しました。
この「学生整備プロジェクト」は石巻専修大学 機械工学科 自動車コースの
授業の一環として年2回、春と秋のタイヤ交換シーズンに合わせて
大学、各用品メーカー様の協力のもとに実施しています。
この学生整備プロジェクトではコミュニティ・カーシェアリングで使用している車や
カーリースで利用している車を中心に行っています。
これらの車をノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの交換作業を中心に、
車のコンディションに応じてエンジンオイル・オイルフィルター交換、ワイパーやバッテリーのチェック・交換などの日常点検などを実施します。
そしてこのプロジェクトで使用するタイヤ、ホイール、エンジンオイル、オイルフィルターや
バッテリー、ワイパーなどの各種用品は、協会の活動主旨に賛同いただいたメーカー様より
ご協賛いただいております。
◆協賛いただいた企業さま◆
横浜ゴム株式会社 さま 株式会社ハンコックタイヤジャパン さま
PIAA株式会社 さま ルート産業株式会社 さま 三共油化工業株式会社 さま パナソニックカーエレクトロニクス株式会社 さま 中央精機株式会社 さま 中央精機東北株式会社 さま 株式会社ウェッズ さま
今年は春と同様に4年生9名と3年生7名の合計16名が3日間で
56台の車のタイヤ交換・点検作業をおこないました。
初日は3年生が作業を行いました。
3年生は今年から実習をしていますが、半年間学んだ成果が出ており、
頼もしい姿になっていました。
2日目、3日目は4年生が作業を行いました。
4年生の皆さんは春から社会人ですね。
スタッドレスタイヤは、横浜ゴムさまからスタッドレスタイヤ32台分(128本)、
ハンコックタイヤジャパンさまからスタッドレスタイヤ2台分(8本)、
ホイールは、中央精機さま・中央精機東北さま・ウェッズさまより15台分
をご協賛いただきました。
各社様、今回の学生整備プロジェクトのみならずに能登半島地震・大雨支援での現場や、
秋田・山形豪雨での被災地支援の現場にもご支援いただきました。
タイヤには回転方向があるタイヤ、ホイールには適合するナットが変わったりする
ものもあり、しっかり確認しながら交換作業を進めていきます。
脱輪を防止するため、しっかりトルクレンチを使い、適正な力でナットを締め付けます。
ワイパー、オイルフィルターなどについてはPIAAさまから協賛いただきました。
ふき取りの悪いワイパーは交換作業を行い、エンジンオイル交換と合わせてオイルフィルター交換も行いました。
エンジンオイルはルート産業さまと三共油化工業さまから協賛いただきました。
古いエンジンオイルを抜いてオイルフィルターを交換、新しいオイルを入れます。
オイル漏れが無いようにドレンパッキンの交換もしっかり行います。
ユーザーさんからの異音点検や、不具合の原因追及も安心して利用いただくように念入りに点検します。
バッテリーの性能が弱っている車両は、さらに性能が低下する冬を前に交換を行います。
バッテリーは春の学生整備プロジェクトの際にパナソニックカーエレクトロニクスさまより
ご協賛いただいておりました。
多くの製品をご協賛いただきありがとうございました!
年々、協会が所有する車が増えています。
メーカーの皆さんにご相談する数も増えているのですが皆さまのおかげで
車をつかった支え合いの取り組みが成り立っております。
本当にありがとうございます。
当日の交換作業を行ってくれた学生の皆さん、3日間の作業ほんとにお疲れさまでした。
ありがとうございます!
また、横浜ゴム様、ハンコックタイヤジャパン様、日本ミシュランタイヤ様、
日本グッドイヤー様、中央精機様・中央精機東北様・ウェッズ様からは
能登半島地震の支援で使用する車のスタッドレスタイヤやホイールの
ご協賛もいただきました。
支援も長期になっており、2度目の冬を迎えることになりました。
冬場に雪国である石川県で車が活用し続けることができるのも皆さまのおかげです。
【参加した学生のコメント】
■山崎優人さん(理工学部機械工学科4年次・岩手県立宮古商工高等学校出身)
学生整備プロジェクトは、今回で4回目の参加となりました。
慣れている実習車両とは異なり、実際に日々の生活で利用している車両だからこそ、今までよりも一層気を引き締めて作業にあたりました。
この経験を活かし、日本の未来を背負うカードクターとして、今後も精進していきたいと思います。
それでは春の学生整備プロジェクトの際にお会いしましょう!