2024年12月19日、当協会は兵庫県姫路市と「災害時の移動手段確保に関する協定」を締結しました。
当協会にとって19自治体目(市町村としては6自治体目)の協定締結です。
この協定では、災害発生時に当協会が車両支援を行う際、姫路市が支援拠点となる場所の確保や被災者への広報に協力することで、支援活動を迅速かつ円滑に行える体制を整えます。
協定締結式では清元秀泰市長より次のようなご挨拶をいただきました。
「災害の時、被災された方々の命を守り、暮らしを立て直すためにも、移動手段を確保することは非常に重要なことです。しかし、災害時には、自治体として機敏な対応が難しい場合もあります。そんな中、日本カーシェアリング協会と連携することで、お力添えをいただけることは大変嬉しく思います。」
また清元市長は、東日本大震災時に東北大学の教員として赴任されていて、現場の医療復興を統括された経験をお持ちです。締結後の歓談では「阪神淡路大震災、東日本大震災、今年の能登での災害で学んだことを今後に活かしていきたい」とおっしゃっていて、私が現場で感じている課題や備えについての提案にも、非常に熱心に耳を傾けてくださいました。
今回の協定には、姫路市在住で架け橋ドライバーとして活躍されている橋本さん、そして市議時代に石巻へ視察にきていただき、応援し続けてくれている今里さんも駆けつけてくださいました。お二人は、今年7月に私(吉澤)と山田副市長との面談を取り持ってくださり、今回の協定実現のきっかけを作っていただきました。姫路市民であるお二人のご尽力によりこうした連携体制が生まれたことが本当に嬉しく、感謝の念が尽きません。
この協定締結の様子は地元のサンテレビでも紹介されました!ぜひご覧ください。
https://www.sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2024/12/19/83812/
姫路市は私(吉澤)が生まれ育った故郷です。関西初の協定締結自治体が姫路市であることはほんとうに嬉しいです。
また、いざという時に、故郷のためにめいっぱい支援が行える体制ができたことにほっとしています。
締結式の際に「姫路を災害時に命を支える町にしたい」と私の願いをお伝えしました。
災害は備えが全て。今回の協定をきっかけに、姫路市役所の皆様と力を合わせ、備えをより強固にできるよう進めてまいりたいと思います。
吉澤武彦