2月27日、能登支援のメイン拠点がある石川県七尾市の茶谷市長を表敬訪問させていただきました。今回の訪問では、能登半島支援の報告に加えて、災害支援以外の私どもの事業についてご紹介し、今後の連携の可能性について意見交換をさせていただきました。

茶谷市長とは、発災直後の1月6日にお時間を頂いたことがあったのでお会いするのは2回目でした。その時、茶谷市長が場所の確保への協力を約束してくださり、今の「和倉温泉お祭り会館」をお借りし支援活動を開始することができました。

▽2024年1月に茶谷市長とお会いした時の様子は以下のブログで紹介しています。
https://www.japan-csa.org/blog/archives/5287
能登支援の報告では、七尾市にメインとなる拠点を設置できたことで、支援の迅速な開始と奥能登への後方支援が行えたこと、そしてなにより七尾市民の方々に多く利用いただけたこと※をお伝えし、七尾市のご協力に改めて御礼申し上げました。
※今回の能登支援で最も多かったのが七尾市在住の方々で貸出件数の約3割を占めました。
私たちが平時に行っている生活困窮者支援・NPO支援・移住者支援・災害への備え等のソーシャル・カーサポート事業と能登町や輪島市門前町でも始まったコミュニティ・カーシェアリング事業など災害支援以外でもお力になれる旨もお伝えいたしました。また、連携協定や支部設置でそれらを力強く推進したり備えを構築する他地域の実例などもご紹介しました。
茶谷市長はじっくりお話を聞いていただいたうえで、「今回の災害で多くの支援を頂きました。災害に備えるカーリースのように、万が一他の地域に災害があった時の備えとなる取り組みへはお手伝いをすべきだと考えています。そして我々は『事前復興』として災害へ備えたまちづくりを計画していかなければいけません。そのための拠点を何らかの形で作る必要があると思っています。」と、私どもが行う災害時返却カーリースや拠点設置などの備えについて理解と共感の言葉をいただきました。
今回、茶谷市長にご報告と、今後の連携の可能性についてしっかり意見交換ができたこと本当に良かったです。今、七尾市近郊に支部設置に向けて調整を続けていますが、まだ場所が確保できておらず実現の目途はたっておりません。そのハードルを越えることができれば、志を共有して災害に強いまちづくりを築けるイメージが茶谷市長と言葉を交わす中で更に深まりました。
半年間支援を延長したことで、まだしばらく七尾市内で活動させていただきます。残りの期間その実現に向けてできる限りの調整を進めていきたいと思います。もし、有益な情報をお持ちの場合はお問い合わせフォームまでお寄せいただければ大変助かります。
お忙しい中お時間をとっていただいた茶谷市長、調整いただいた担当職員の方々に感謝申し上げます。

当協会では、連携に関心を持っていただける自治体と積極的に意見交換を行っています。ご希望の自治体は問合せフォームから気軽にご相談ください。