「近隣でレンタカー等が全く手配できず、現地調査や資材運搬等に支障が出ている。軽トラをできるだけ早く貸してほしい。」
昨年5月の能登半島沖地震の際に珠洲市社会福祉協議会へ軽トラを貸し出したご縁もあり、直接ご連絡を頂きました。
それを受けて、1月7日珠洲市へ軽トラの運搬を兼ねて調査に向かいました。
珠洲市までの道のりが混雑していると聞いていて覚悟をしていましたが、道路状況の補修が想定より進んでいて、比較的スムーズに移動ができ七尾市から約3時間で到着しました。
珠洲市社協では塩井事務局長にご対応いただき、物資と合わせて軽トラをお届けした際、「軽トラが手に入らず困っていたので本当に助かります」とおっしゃってくださいました。まだボランティアセンターを開設する段ではありませんが、その活動のための追加の軽トラのご相談もいただきましたので対応を進めてまいります。
ちょうどその後、いつも連携させていただいているBIG UP阿部さん、松山さんらいつも連携しているメンバーが局長と市の担当課と今後の連携体制について話し合う機会がもたれたので、私どもも同席させていただき車の支援についての意見交換なども行えました。
その後、珠洲市内の調査に取り掛かりました。
その被害は、東日本大震災の風景に近いものがありました。建物が崩れ、沿岸沿いは津波の被害も受けていました。
車の被害についても建物のと倒壊で下敷きになっていたり破損しているものも多く、あとは津波で流れた車も多く見受けられました。
既に私どもの方へ珠洲市や輪島の方から車の相談が入っています。車が被災してしまったため、避難できない。避難はできたが、車がないために戻って様子を見に行くことすらできない。といった相談です。
車を失ったことでお困りの方々たくさんいらっしゃること、現場を歩きながら、みなさんの状況を肌で感じました。
私たちはそんな方々へしっかりと車を届けられるよう全力を尽くします。
珠洲市の方々へ支援を届けるためには、珠洲市内に貸出ができる拠点が必要であるでしょう。例えば七尾市に拠点を置いたとしても、離れすぎています。
でも、そのためには色々課題があります。
まずは、現地で対応できる体制(人と場所)の調整を進めていきたいと思います。
そのためには、現地で対応できるスタッフや運搬できる体制が必要となります。
スタッフ・人材BANKの登録・架け橋ドライバー・連携できる団体を募集しているので、ぜひ力を貸して下さい。
今回、架け橋ドライバーの霜崎さんが七尾市ににたまたま炊き出し支援に来ていたので、車の運搬にご協力いただきました。いつも本当にありがとうございます。
>>>【能登地震 調査4日目】七尾市内に拠点が決まる 現地スタッフ募集