6月5日に協会宛てに1通のメールが届きました。
それは岩手県一関市猿沢地区振興会様からのもので、内容はコミュニティ・カーシェアリングの視察のお申込みでした。
遡ること昨年11月21日、岩手県一関市にある大東町自治会連絡協議会から依頼を受け、「コミュニティ・カーシェアリング研修」で当協会代表が講師として登壇いたしました。
そこに参加された猿沢地区の方が、ぜひ自分の地域でも開催したいと調整を進めてくださり、2月1日に猿沢地区に再度講師として当協会代表を招いてくださいました。
二つの講演会を経て、次は「実際の現場を見てみたい!」と当協会へ視察のお問合せをくださったというわけです。
視察日は7月1日。「より詳しく現場の声を聞きたい」というご意向を受け、訪問先は宮城県石巻市のぞみ野地区の「のぞみ野カーシェア会」と登米市石越地区の「松の実フレンド」の2つのカーシェア会に決まりました。
迎えた当日。
のぞみ野地区では会場到着後に早速、矢継ぎ早にたくさんの質問が!
「ここの住宅にお住まいの方はみんな会員ですか?」
「この車1台でやりくりしてるの?」
「企業名の入ったステッカーはなんですか?」
と、カーシェア会で使っている車や活動エリアに興味深々!
皆さんのコミュニティ・カーシェアリングの仕組みに対する興味・感心の並々ならぬ熱量を感じました。
石越地区では、更に皆さん興味津々でした。
猿沢地区と比較的近い地域性(農村)で、設立後1年半程度で活動を軌道に乗せる真っ最中の状況だったため、どうやって活動を維持しているのか色々と気になっている様子でした。
そうして話を聞いていく中で、終盤に1人の方が「2つの地域のお話を聞いて、送迎だけでなくコミュニティづくりが大事だと気づいた」と。
そうなんです。当協会でもどこのカーシェア会でも、大切にしているのはこの部分。支え合いで形成されるコミュニティなんです!
猿沢地区では、次のステップとして助成金を申請して当協会へテスト運行のサポートを依頼いただくことになりました。
猿沢地区がすごいのは、町の講演後の、勉強会・視察・テスト運行を全て地域が自前で調整しているところです。本当にすごいです。
この活動に対してそれだけ期待を抱いてくださっているということですので、私たちはその期待にしっかり応えたいと思います。精一杯導入のサポートをさせていただきますね♪ どうぞよろしくお願いいたします。
(のぞみ野地区・石越地区のカーシェア会の皆さまも、ご対応ありがとうございました!)
*コミュニティ・カーシェアリングの視察・講演について詳しくはコチラ