昨日は山形県新庄市、戸沢村に現地調査のために入りました。
新庄市では市役所に情報提供をした後に被害のあった地域へ。少し低くなったエリアで浸水被害が生じていました。車を避難させた方が多かったとのことですが、一部の方は車を被災しているとのことでした。
戸沢村へ。
こちらは村に入ると土砂崩れの跡が見られました。
役場に近づくと様子は一変。 道路の色が土色。近くのコンビニとガソリンスタンドも休業。
役場近くの民家でも水没したと思われる車両がレッカーされていく様子が泥水を被った家財道具を出して水で洗い流す姿が見られました。
危機管理室に情報提供を行った後に被害の大きい蔵岡地区へ。
ここはさらに様子も空気感も一変。地区全体が土色に。 私の身長が154センチなのですが身長と同じくらいに泥水を被った痕跡がありました。
川が近いせいか基礎を高くしていたり、1階は物置のような作りをしている家が多いなと思ったのですが、それでも家の中にまで泥水が。 道路では除雪車を使用した水分をまだ含んだ泥の撤去作業が行われていました。
そして乾いた泥は風が吹くと土埃となって舞っています。 多くのお宅で家から泥水を被った家財道具をまずは出す作業が行われていました。中には水を吸って重くなった畳も。
作業をされていらっしゃる皆さんにお話を伺うと、車を避難させることができなかった方々が多くいらっしゃるとおっしゃっていました。片付け用貨物車だけでなく日常の足としての車の支援のニーズがあることが確認できました。
お家の中を見せてくれてお母さんは避難所からはじめて今日、家の様子を見に来たそうです。
”35年前にローンを組まずに建てた家だからもうお金ないよ。情けないよ。
生きていたっていいことないよ。”
と涙しながらに話してくれました。
大丈夫。
きっと多くの人が力になってくれます。
(さ)
▷クラファン “知ってほしい、災害時に車で困る現実を。災害で車を失った方を救う支援”
(~10/16まで)