こんにちは!コミュニティサポート事業部の山下です。
7月4日に山形県南陽市赤湯地区でコミュニティ・カーシェアリングのテスト運行が始まりました。
山形県でのコミュニティ・カーシェアリングの取組みは南陽市が初となります。
きっかけは昨年の8月22日に南陽市が主催で開催したコミュニティ・カーシェアリング勉強会でした。
それから約2カ月後の10月には、より詳しく学びたいとの熱い想いとともに視察にお越しになりました。
石巻のカーシェア会さんが活き活きと活動されている姿に触れて、より具体的なイメージを持っていただけたようでした。
参加いただいた方から「自分が住んでいる地域の皆さんに声をかけてみよう」ということとなりました。その後、色々と協議をすすめられ、まずは最初に赤湯地区でチャレンジしていただくこととなりました。
以上のような勉強会と視察を経て、7月4日にコミュニティ・カーシェアリングの説明会を行い、その日からテスト運行も開始することが決まりした。
説明会には南陽市役所の関係者様、これから運営を担うメンバーと、利用を検討している住民さんなど合わせて9名の参加となりました。その中にはまだ運転免許証をお持ちの方や、ご家族が免許を返納されて、これからの通院や生活で移動に困っている方など様々な背景をお持ちの方々でした。
勉強会と視察でコミュニティ・カーシェアリングの仕組みを学んでいただいたことで、
運営のイメージを持つことができていたようでした。
本格運行後の役員さんも決まっていて、
ボランティアで運転を代行いただくドライバーさんもすでに5名いらっしゃいます。
さらに予約管理はLINEグループで行うこともすでに話し合われている様子でした。
説明会の後にさっそく LINEグループを作成し、参加された住民さんをグループに招待されていました。
会の名称も仮で既に「カーシェアリング南陽助け合いの会」とされていました。
「南陽助け合いの会」というのは、元々この地域で除雪や雪片付けのお手伝いをボランティアで行っていた住民有志の集まりだったそうです。代表の方は亡くなられたそうですが、その意思を受け継いで助け合いの輪を広げよう!と、そんな想いが込められていました。
このようにテスト運行を開始する前から既に色々地域で具体的に決めていただいていたことに驚きつつ、視察にお越しいただくことは、導入をスムーズにすることを改めて実感しました。
*コミュニティ・カーシェアリングの視察・講演について詳しくはコチラ
説明会終了後にはさっそく「試乗してみよう!」とのことで当協会のロゴの入った車が、説明会の会場から出発していく様子をみて、視察の現場対応からテスト運行開始までを担当させていただいた私自身もとても嬉しく思いました。
テスト運行開始の翌日には近くのバラ園へ行く予定がLINEグループで話し合われており、利用された方から「なんだか夢みたい、またよろしく頼みます」とコミュニティ・カーシェアリングの良さをテスト運行でさっそく体感いただけている様子でした。
順調にいけば9月頃にカーシェア会が結成される予定ですので、それに向けて全力でサポートしていきたいと思います!
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