活動レポート
REPORT

秋田県と協定締結、災害に強いまちを目指して連携を強化

2024.08.31

8月30日、当協会は秋田県と「災害時における被災者等の移動手段の確保に関する連携協定」を締結しました。県庁で行われた協定式では、ここ3年間秋田に通いながら様々な方々と出会い、取り組んできたことを思い出し、感慨深い気持ちになりました。


秋田県との関係は、2022年の豪雨で五城目町への支援活動から始まりました。2023年の秋田豪雨では、秋田県庁と本格的に連携し、100台規模での対応を行いました。そして今年5月には、秋田県の施設「遊学舎」に支部を設立。これらの取り組みにより、強化された災害対応力を先月の秋田・山形豪雨で実感しました。


昨年の豪雨では、拠点の立ち上げに17日を要しましたが、今年の豪雨では発災翌日から支部スタッフが現地調査を開始し、わずか8日後には車両の貸出を開始することができました。被災された方へ車を貸し出した時、「助かりました~」と笑顔でおっしゃってくれたことが、本当に良かったと改めて感じました。


今回の協定締結は、私たちがこれまで築いてきた災害支援体制をさらに強化するものです。秋田県知事の佐竹敬久氏も協定式で「3年連続で大雨被害に見舞われている中、この協定により、必要な時にスムーズな支援を提供できるよう努めてまいります」と力強くおっしゃってくださいました。


私たちは、これからも秋田県と共に、秋田県を災害に強いまちにできるようしっかりと取り組んでまいります。


当協会が災害時の連携協定を締結した自治体は18自治体(都道府県13自治体、市町村5自治体)となりました。一つひとつの地域との絆を大切にしながら、全国規模での支援体制を築くことを目指しています。皆様の温かいご支援を引き続きよろしくお願いいたします。


*秋田県のホームページでも紹介いただきました
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/84048


*協定式の様子を報道機関が紹介しててくださいました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20240830/6010022229.html
https://www.sakigake.jp/news/article/20240831AK0009/
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC3081J0Q4A830C2000000/


*当協会の災害時の連携体制づくりについてはモビリティ・レジリエンス・アライアンスページをご覧ください。
https://www.japan-csa.org/action/mobility/alliance.php