今年コミュニティ・カーシェアリングを設立した4つの地域には一つの共通点がありました。
それは、「視察」です。
いずれの地域も石巻まで視察にお越しいただいたのでした。
岩手県一関市の「猿沢カーシェア会」はこの活動に関心を持った地域(猿沢地区)の皆さん、
山形県南陽市の「カーシェアリング南陽市助け合いの会」は議員の皆さん、
愛知県豊田市の「水源カーシェアさくら会」と石川県能登町の「うかわカーシェア会」は、自治体職員の方に視察にお越しいただいていました。
視察を通じて得られた具体的なイメージと自信が、導入を力強く後押ししたのです。
住民や議員の皆さんはやる気満々になり、導入に向けて行動を起こしました。
自治体職員の方々は、勉強会を企画したり、支援制度を創設した結果、導入地域が生まれました。
ありがたいことに「コミュニティ・カーシェアリング」はたくさんの方から関心を頂き、様々なお問い合わせを頂きます。
ですが、伝えきれない情報も少なくありません。やっぱり百聞は一見に如かず!
本気で地域を良くしたいとお考えの方や、真剣に導入をご検討いただいている方は「視察プログラム]にご参加いただくことをお勧めします。
改めて「コミュニティ・カーシェアリング 視察プログラム」をご案内させていただきます。
~視察プログラムの内容~
まずこちらの動画をご覧ください。視察現場の様子を垣間見ていただけます。
視察プログラムは3つの構成からなります。
1.『コミュニティ・カーシェア』について解説
協会のコーディネーターがこの取り組みの仕組みや継続的に行うための連携体制づくり、導入のためのプロセスやポイントなどを解説します。
2.カーシェア会との交流
カーシェア会で毎月開催されている「おちゃっこ」(住民交流会)へご参加いただき、地域の皆さんと交流していただきます。
活動の雰囲気を味わっていただきながら、より具体的な質問を地域の皆さんにぶつけていただき、活動の実態と本音をご確認いただきます。
「ボランティアドライバーさんは大変じゃないですか?」
「運営はどうされているのですか?」
「活動資金はどうされているのですか?」
など、率直な質問が飛び交い、それをみなさん笑顔でお答えいただきます。毎回とても盛り上がります。
3.全般的な質疑・意見交換
全体を通しての質問や、それぞれの地域の状況を伺いながらその地域での可能性についてコーディネーターと意見交換させていただきます。
要するに理論と実践の両方をご確認いただき、ご自身の地域特性を整理しながら、導入を具体的に検討いただける機会となります。
あと、視察プログラムは有償となります。参加費の一部は視察を受け入れる地域への謝金として還元され、地域活動の持続可能な運営を支える仕組みにもなっています。(地域のみなさんも視察大歓迎です)
カーシェアリングを通じて、移動手段の確保だけでなく、地域のつながりを深め、住民が活き活きと暮らせる環境を作るヒントを得られるプログラムです。ぜひご参加ください!
~視察プログラム参加者の感想~
「視察で、地域住民が協力して仕組みを作る重要性を学びました。運営の具体的なステップが明確になり、カーシェアリングが交通手段以上に、コミュニティづくりや災害時の助け合いに役立つと実感しました。」
「過疎地や高齢化地域でも柔軟に運用できることを知り、自信が持てました。特に住民同士で利用を共有する方法やルール作りのポイントが非常に役立ちました。」
「利用者の声を直接聞けたのが大きな収穫でした。特に高齢者が『これがなければ病院に行けなかった』と言っていたのが印象的で、カーシェアリングの生活支援の重要性を実感しました。」
~こんな方におすすめ~
コミュニティ・カーシェアリングの導入を検討している自治体、議員、地域コミュニティなど、地域の課題解決に取り組む皆さまに最適です。
視察プログラムの詳細・お申し込みはこちらをご覧ください。
それぞれの地域の視察の様子はこちらをご覧ください。