活動レポート
REPORT

がむしゃらに駆け抜けた1年(年末のご挨拶)

2024.12.28

今年もあと数日ですね。

元旦から走り続けて気が付けば1年が終わろうとしています。


こどもっぽい表現になりますが、まぁ、がむしゃらに駆け抜けました。

気が付けば、私たちがこれまで車の無償貸出支援として13年間で行ってきた3,090件の貸出をはるかに超える4,931件の貸出を能登半島支援だけで実施していました。他の災害も加えると今年一年で貸し出した総数は5,168件。

昨年の8倍です。


この自分たちでもびっくりするような数字の背景には、

能登半島の被害の甚大さや車のニーズの大きさがあります。

スタッフもすごくがむしゃらに頑張ってくれました。 そして、それに加え、私たちと一緒にこの活動を支えてくださった皆さまのがむしゃらな応援がありました。


本当にありがとうございました。

この1年、車をお届けた能登のみなさんの笑顔の写真と支えてくださった皆様へのメッセージをぜひご覧ください。


実は、今年がむしゃらに取り組んだことは能登支援だけではありません。

たとえば、「コミュニティ・カーシェアリング」も過去最多の4地域へ導入を行いました。


そのうちの一つは能登町の仮設住宅『うかわ団地』です。 仮設住宅でのカーシェアリングは私たちの原点であり、再びこの形で被災された皆さまのお役に立てることが本当に嬉しいです。

豊田市では、導入されただけでなく、新たに2つの地域でテスト運行がスタートし、シンポジウムも開かれ、着実に広がりをみせています。


また、「ソーシャル・カーサポート」もカーリースの支援メニューを4つ新設しました。

特に「移住カーリース」、「NPOカーリース」は初年度から多くの方々にご利用いただくことができました。災害時返却カーリースを発展させた「自治体プラン」と「社協プラン」はこれから本格的に推進していくのですが、被災地の課題を解決する大きな関心と期待を頂いています。


そして、今年は、873台もの車を寄付いただきました。

1台1台が私たちの活動の源泉であり、大切なパートナーでもあります。


もちろん良いことばかりではありません。 たくさん動いた分、失敗し、反省し、学んだこともたくさんありました。

その経験を活かし、来年はさらに進化し、もっと多くの笑顔が生まれるようにします。

引き続き、能登半島への支援も続けていきます。


どうぞ来年も温かい応援をよろしくお願いいたします。

皆さまが穏やかに新年を迎えられることを、心よりお祈り申し上げます。



令和6年12月28日

一般社団法人日本カーシェアリング協会

代表理事 吉澤武彦


※集計数字は12月27日時点のものです。