先月2回専修大の山崎ゼミの授業に参加しました。
このゼミでは、大学近隣の仮設住宅を調査を行ったのですが、その時被災者の交通事情について課題を感じ、カーシェアリングについて関心を持ち、そこで私が参加していったのです。
山崎ゼミに参加した時の様子
その時に出会ったメガネのみっちゃんから嬉しい電話がかかってきました。
「カーシェアリング協会の活動に参加してみたいのですが…」
翌日、同じ山崎ゼミのレオ君と2人で訪ねてきてくれました。
送迎サービスに関心があるという事で、それを実施している遠藤さんに同行させていただく事になりました。(この日は、送迎ではなくお弁当配りです)
車の中でレオ君は、
「石巻市の大学に通っているのですが、実際に被災している場所に入るのは、実は初めてなんです」
と明かしてくれました。
そんな二人にカーシェアリングのやり方を遠藤さん直々に教えていただきながら
現場に入って遠藤さんのお手伝いをやっていただきました。
左から、みっちゃん、遠藤さん、レオ君
遠藤さんの同行が終わると、開成団地に置いているもう一台の車両を見に来るとちょうど丹野さんが車から戻ってこられたところでした。
ちょうどいいタイミングだったので、二人は丹野さんに取材をしていました。
丹野さんは、
「今日は大好きなCDをかけながらドライブしたの。私ドライブ大好きで、運転するととても気分がすっきりするの。病気のことなんか忘れちゃうの」
心臓に重い病気を患う丹野さんは、病院への通院、買い物、そしてドライブにこの車を使われているとの事でした。
インタビューを終えたレオ君は「自分は、毎週月曜日、遠藤さんのお手伝いをさせていただこうと思う」
と言ってくれました。
みっちゃんは、「遠藤さんが送迎を行う時に使用したいといっていらっしゃる『同意書』を法律の専門家等に相談して自分が作って安心して送迎を行っていただけるようにしようと思います」
と言ってくれました。
そんな話を立ち話でしているうちに、一つのプロジェクトが生まれました。
「学生送迎プロジェクト」です。
レオ君とみっちゃんは月曜日が休みになるように授業を組んでいます。
二人がカーシェアリングのメンバーに加わり、毎週月曜日に交代で交通に不便している方のために送迎を行おうというのです。もちろん、みっちゃんの作る同意書を使って。
レオ君はバイトで帰り、みっちゃんは、その後、石巻市役所市民共同推進課との打合せ、大森団地でのポスティング、そして、専修大学の会計学の竹中先生と打ち合わせ参加してくれて、その際には早速そのプロジェクトについて先生に相談していました。更に、なんと翌朝7時の絆ミーティング(私たちがベースにしている石巻ボランティア支援ベース絆で参画するメンバー達のミーティング)にも参加してくれて、「学生送迎プロジェクト」について発表してくれました。
竹中先生とみっちゃん
山崎ゼミに参加した時、いらっしゃった竹中先生と新しいプロジェクトを始める予定です。このプロジェクトについては改めてご紹介させていただきます。
専修大山崎ゼミのみっちゃんとレオ君のこれからが楽しみです。
私たちは全力で彼らの動きを応援したいと思います。
専修大のみっちゃんとレオ君
2011.11.01