先月にリニューアルした、
『コミュニティ・カーシェアリング実践ガイドブックVol.2』!!
お渡しした方々よりご好評いただき、
「ぜひそのノウハウを教えてほしい!」と
早速講演会のお話などをいただきました!
ありがとうございます!!
※本紙の作成にあたっては、
ご協力いただきました。
※コミュニティ・カーシェアリングについて詳しく知りたい方はこちらへ
その冊子の中で利用者の方々のインタビューを掲載しており、
ぜひみなさんにもご紹介したいなと思います。
利用者インタビュー
「遠足みたいに楽しみにしている、
あの表情をもらっただけで良かったなと思います。」
渡波カーシェア会 ボランティアドライバー Kさん
―ドライバーになったきっかけを教えてください。
退職後に不動町のカーシェア会の会員だった叔母から「手伝ってみたら?」と声をかけられたのが始まりです。
震災の時に母が津波に流されてしまって。これから親孝行しようと思っていたところだったのに、もうそれが叶わないという後悔がありました。ですので、せめて地域の人たちに返せたらという気持ちでドライバーを始めたんです。
あと、私は学校の教員として働いていたのですが、恥ずかしながら在職中には地域のことには必要最小限しかやってこなかったので、地域のために何もしてこなかったという負い目がありました。ですので、地に足を付けた自分のベースを再確認しようと思っています。それと、震災でみんな仙台などほかの地域に行ってしまったので、コミュニティを手助け出来たらなと。小さいことを一つひとつやっていきたいなという思いがあります。
-ドライバーをしていて良かったなと思うのはどんな時ですか?
やはり、利用者を目的地まで送り届けた際に「今日は助かった」と言われたときが一番ですね。あと、お出かけツアーでおじいさんたちがいい表情をしているんです。遠足みたいに楽しみにしている、あの表情をもらっただけで良かったなと思います。
あと、会員のみなさんからいろんな話が聞けることですね。渡波の文化が面白いんです。わからない単語や物の文化など、昔ながらの話がいろいろ聞けるんですが、テレビのバラエティより面白いです。こういう話を聞けるところってなかなかないですね。
→みんなで新年会を兼ねて追分温泉に行ったとき。
カラオケに合わせてで得意の踊りを披露するカーシェア会のメンバーの方。
-運転する上で気を付けていることはありますか?
安心な場を作ることです。「あ~、乗って良かったな」という安心して話せる雰囲気ですね。乗ってくれたお年寄りが安心していろいろ話せる場を作ることが大切だと思っています。
生きていれば全員が等しく1年1年老いに向かっていて、震災もあったし、いつ誰がどうなるかわからない。送迎をリクエストしてくれた人と、いろんな話をしたいし、話を聞いていきたいなと思っています。
-今までで一番心に残っているエピソードを教えてください。
ある老夫婦を病院へ送迎した時のことです。おじいさんが手術をするそうなんです。車を降りて歩いている時に、奥さんがおじいさんを支えて、手を添えながら歩いていたんですね。その姿が忘れられません。結婚して40年、50年と長い時間を連れ添っても夫婦なんだな、と胸にこみあげるものがありました。
笑顔がとってもキュートな菅野さんのお話を聞けて、
私たちもこの活動の意義や価値を改めて感じることができました。
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