10月29日(土曜日)
<車両贈呈式>
今年9月。僕達がカーシェアリング車両の提供を呼び掛けている時、日本工科専門学校に1台の車両提供のお話がありました。
岡山の景山様という方です。奥様は今年の2月に他界されましたが、ボランティア活動にとても熱心な方でした。
「妻が生きていたなら、きっと東北の被災地のために何かしたに違いない」
我々の思いをこの車に託して、被災地のために役立てて欲しい。
そのお話を受けて、私達日本カーシェアリング協会も、被災地でのカーシェアリング車両にする為、奥様の愛車カリーナを日本工科専門学校で整備して頂く事をお願いしました。
開成第1団地仮設住宅の集会所前でカーシェアリング車両<カリーナ>の贈呈式を行いました。
贈呈式の計画時、神戸の地震、佐用の水害ともに被災された車体工学科の松田講師は
「僕らは整備するだけ。被災者の役に立てばそれで良いとみんな思ってます。贈呈って言ったら何か偉そうやしね。」
淡々とそうおっしゃられていましたが、
取材撮影が入りました(笑)
贈呈式がはじまりますよ~。
とそこに「ゴメン。すぐに戻ってくるー。」と言って、テスト用運行車両のタカラ物流提供<スプリンター>に乗って出ていく、利用者の方も(笑)
いや~使われてるな~。何よりです。
カーシェアリング利用者の中には足腰の調子が悪く余り長時間立っていられない方もいらっしゃいますが、式まで足を運んで下さいました。
タケちゃん司会で開式。
私タカシが簡単に今回の学生プロジェクトについて説明させて頂きました。
車体工学科長、松田さんから学校の紹介と今回の提供車両カリーナについての紹介。
開成団地代表で佐瀬様にご挨拶頂きました。
車体工学科、山下君の言葉。
この車には、景山様ご夫妻の思いである
ありがとうございます
感謝しています
愛しています
以上の言葉が書かれています。
ストレートなメッセージです。
カリーナの鍵を山下君が代表して贈呈。
遠藤さんが受け取ります。
この車の中には、引き取り、整備、運搬、登録まで積極的に動いてくれた学生、講師の方々1人1人のメッセージも写真付きで入れさせて頂きました。
そしてカリーナで青空点検要領教室。
この後近くの集会所に移動し、仮設住宅住民の方々と懇親会を行いました。
この後学生達は兵庫県姫路の帰路に着きました。
また兵庫県で会いましょう。
ありがとうございます。お疲れ様でした。
今回の学生整備プロジェクトの被災地活動に際して、ご協力、ご尽力頂きました皆様、本当に有難うございました。
この活動を通じて一人でも多くの方が勇気や喜びをもって頂けたとしたら幸いです。
引き続き、地元兵庫県での活動も報告していきます。
レポート『学生整備プロジェクト』10月29日(土曜日)
2011.11.07