先週末東京都内で活躍するモデルさん達約20人がボランティア支援ベース絆を訪れ、カーシェアリング協会のお手伝いをしてくれることになりました。
前日にこの話を聞いた時、頭をよぎった田野は、先日ローラー調査をしていた際、お会いした幸町の内海さんの工場の事でした。
ローラーの時の様子
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2011/11/06/136/
水産加工の工場が立ち並んでいた幸町で、唯一再建するために立ち上がった内海さんから、工場内の掃除に人手がかかるという話を聞いていたのです。
岡田章吾君、率いるモデルさん達は月に1度程石巻を訪れ、カーシェアリングのメンバーでもある佐藤さんの会社、佐勇水産さんのお掃除を以前されていました。(団体名はほとんどの方がハーフなので?「This is the Pen」に最近きまったらしい。)
そういった経緯もあり、今回協力いただく方の7,8名は内海さんの工場「山源水産」さんの掃除のお手伝いをやっていただく事にしました。
その話をすると、内海さんは大変喜んでくださりました。
最初、内海さんから震災の時の様子や今の厳しい状況などお話を聞かせてくださいました。
内海さんの工場はシャコの加工をする工場でした。
幸町の津波の被害はかなり大きく、両隣の方はなくなられ、前に住んでいらっしゃった方はまだ行方不明だそうです。
震災から8か月たった今、ほとんどの工場が廃業されたそうです。
それにはいろんな要因があります。
設備の問題も当然なのですが、
地価が10分の1程度になり、銀行からの融資が受けれなくなり、
再建準備をしている間に取引先は、別の業者と仕事をするようになり、得意先がなくなり、
国からの助成金もパイが小さすぎて抽選におそらく当たらないだろうとの事でした。
そんな中、更に借金をして、機材をそろえこの場所で立ち上がろうと内海さんはされていました。
山源水産を応援しよう!とモデルさんご一考を意気投合し、さっそく掃除に取り掛かりました。
まる2日かけて掃除を行い、工場は本当にきれいになりました。
内海さんは本当に喜んでくださいました。
「本当に助かりました。みなさん、本当にいい方ばかりで感動しました。」
と言っていました。
「まだ、作業が残っているので、次来る時にやる事になりました」
とモデルチームたちは、次の約束まで取り付けてくれていました。
山源水産と、モデルチームたちの交流が始まりとてもうれしく思います。
幸町では内海さんをはじめ、車を必要とされている方との出会いが何人かありました。
木曜日、山源水産の前のあまの美容室で説明会を開催する事になりました。
この地域に少しでもお役にたてればと思います。。。
それにしても、モデルチームのみなさんは、顔が小さかったです。
モデルチームと山源水産
2011.11.14