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【日本カーシェリング協会メールニュースvol.47】
2019.11.14 ◆ 架け橋ドライバー大募集 ◆
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9日に丸森町での貸し出しを無事スタートさせることが
できました。9日と10日で準備していた13台全て貸し出し
を行いました。
丸森町災害ボランティアセンターにブースを設置させて
いただき、そこで貸し出しを行いました。
車を借りに来てくださった方々は、それぞれ様々な
状況にありました。
・重い病気を患いながら通院できずに困っていらっしゃった方
・仕入れができず、お店の再建が進まなかった方
・家を空けると泥棒が心配なので、生活しづらくても
被災した家に住み続けていらっしゃるご家族
そんな方々が、車を借りていただくと、本当に喜んでくださいました。
提供いただいた方のこと、運んでくださった方のことを
借りていただく方々にお伝えしてるのですが、みなさん
まずは驚かれ、そしてその気持ちをしっかりかみしめながら
喜んでいらっしゃる様子でした。
貸し出した時の様子をNHKさんが放送していただいた
ので様子をご覧頂ければと思います。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20191109/6000007856.html
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191110_12014.html
先週末は貸し出した数と同じ13台の車が
丸森町に新たに届きました。
オートバックスセブン様から提供を受けた6台の車が
積載車で届きました。
佐賀で活用されていた車も2台届きました。
佐賀のボランティアさんが武雄市から福岡港
まで運んでくれた車をフェリーで有明港まで運び、
それを別のボランティアさんが受取ってくれて
丸森町まで運んでくださいました。
エーモン工業様から提供いただき名古屋港のフェリーに
積みこんでいただいた4台も仙台港に届き、
この車は丸森町の有志のみなさんが受け取りに行って
現地まで運んでくださいました。
ということで、スッカラカンになった私たちの
駐車場が同じ台数だけきっちり車が埋まりました。
これをまた今週登録を行い、週末に一斉に貸し出す予定です。
そして、今週末も10台程の車が現地に届く予定で、
それを更に登録し、貸し出してまいります。
おかげさまで、他にも全国の多くの方々から車の提供の
申し出を頂いております。
今、それを運びきれていない状況にあります。
そこで、その想い(車)を現地に届けてくださる
運搬ボランティア『架け橋ドライバー』を募集します。
もし提供の申し出をいただいている下記の地域の
車を運べる方がいらっしゃいましたら、
ぜひご協力お願い致します。
【運びたい車のある地域】
<すぐにでも運びたい車両>
①仙台市(宮城)発1台
②新潟市(新潟)発1台
③甲斐市(山梨)発1台
④浜松市(静岡)発1台
⑤京都市、京田辺市(京都)発各1台
⑥徳島市(徳島)発1台
⑦福井市(福井)発1台
⑧海老名市(神奈川)発1台
⑨高崎市(群馬)発1台
⑩大和町(宮城)発4台
<来週運ぶ予定の車両>
⑪武雄(佐賀)発5台 ※11/20(木)予定
⑫有明(東京)発5台 ※11/23(土)予定
⑬石巻発10台 ※11/23(土)予定
⑭大和町(宮城)発 10台
【運搬先】※以下のいずれか
・日本カーシェアリング協会事務所(石巻)
・丸森町災害ボランティアセンター
【お申し込み方法】
以下のページよりお申込ください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/disasterrelief
【ご確認いただきたいこと】
・車を引き取りに行く際の交通費、石巻の事務所や
丸森からの復路交通費は自己負担をお願いしています。
(車を受け取ってから現地へ運ぶ高速代や燃料代などの
必要経費はコチラで負担します)
・万が一の事故の際、補償は協会の自動車保険の範囲内で
対応いたします。
ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡ください。
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◆コミュニティ・カーシェアの現場から
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9月に石巻に視察にお越しいただき鳥取県米子市で
新しく設立された『永江ささえ愛カーシェアクラブ』が
一昨日、鳥取県と日本財団の主催するイベントで
活動紹介をされました。
その時、ドライバーを担当しているMさんが活動の
エピソードをお話されました。
そのお話が、地域におけるこの活動の大切さを
改めて感じさせるものだったのでご紹介させていただきます。
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住民(男性)より「話を聞かせてほしい」という連絡があり、
自宅を訪問した。和歌山に嫁いだ娘さんが帰省し、同席されていた。
ご本人は重い病気を患っており、この先は長くない。
妻が運転しない(免許もってない)ため、自分の死後、
妻の移動の足がなくなることが心配だった。
永江団地でカーシェアリングが始まった、という話を
聞いたので、仕組みについて詳しく教えてほしい、
と頼まれて説明した。
将来の妻のためにもぜひカーシェアクラブに参加したい、
との回答があった。同席していた娘さんは、父亡き後の
母のことを考えると、心配で仕方がなかったが、
地域の人が母を支えてくれること、カーシェアリング
という仕組みがあることが分かり、涙を流して喜び、
安心されていた。
こうして、地域住民の不安を少しづつ取り除いて、
安心して暮らせる地域を作っていくことができて
よかったと思うし、自分はこうした活動をこれからも
広めていきたい。
コミュニティカーシェアリングの説明を最初に聞いた
ときは、この方法で本当にいいのかな?
(地域の問題が解決するのかな?)と、懐疑的だった。
これまで実際に取り組んでみて、この仕組みをどう
活かすかは自分たちの工夫次第だということが分かった。
(後日談)
今回、相談されてきた方が、夫婦でカーシェアクラブに
参加することをきっかけに、自分の免許を返納する、
自家用車も手放す、との決断をされたそうです。
明日、ご夫婦で免許返納に行かれるそうです。
【共助交通の成果を報告 モデル地区が取り組み紹介(日本海新聞)】
https://www.nnn.co.jp/news/191113/20191113003.html
【住民主体のカーシェア本格始動(NHK)】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20191111/4040003742.html
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◆イベント登壇のご案内
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下記のイベントで登壇の予定です。
よろしければぜひ会いに来てください。
【12/5 仙台】(吉澤登壇予定)
「地域の支えあいによる住民主体の移動・外出支援って何?」
http://www.idonet-miyagi.net/kensyu/20191205.pdf
11月11日にスタッフの石渡が登壇したSHARE SUMMIT 2019
の様子が下記で報告されています。
https://bit.ly/2OfYnNI
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◆台風19号支援活動へのご協力のお願い
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●Tポイントでの支援
もし、Tポイントが少しでもたまっていたら下記のサイトで
簡単に1ポイント=1円で寄付できます。
たくさんの小さな協力を集めて、大きな助けを被災地に
届けたいと思い目標を6,000人に掲げました。
(現在526人です。ついに500人突破!次は目指せ1,000人!)
https://donation.yahoo.co.jp/detail/4432005
もちろんTポイント以外でも支援を受け付けております。
https://www.japan-csa.org/benefaction/benefaction.php
他にも支援で活用するお車、整備士等のプロボノも
募集しています。
車:https://peraichi.com/landing_pages/view/disasterrelief
プロボノ:https://bit.ly/2rsRIrW
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◆KEENマッチングペイのご案内
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丸森町での支援活動でも当協会と連携しているOPEN JAPANを
ご支援いただいているKEENさんのマッチングペイが現在
行われています。
期間中、OPEN JAPANへ寄付をすると同額をKEENさんが
OPEN JAPANをはじめとする4つの支援団体へ寄付される
プロジェクトです。
同じ寄付でも倍のチカラを被災地に届けることが
できるので、ぜひこの機会をお見逃しなく。
https://www.keenfootwear.com/ja-jp/blog-article-137861103.html
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◆スタッフ募集
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災害支援プロジェクト全体のサポートをしていただく
フルタイムスタッフと、現地(丸森・角田)で対応して
いただくパートタイムスタッフの2つを募集します。
災害への対応が続き、人手が不足しているということも
ありますが、それよりも災害が多発するこれからに備える
ための活動にしっかり取り組みたいからです。
私達の活動には当然車が必要ですが、それ以上に、
車を被災された方に届けるための準備と調整を行う人
こそが大切なのです。
人を助けることができる仕事です。
車に詳しくなくても大丈夫です。
ご応募お待ちしております。
ご不明な点は何でも気軽にお問い合わせください。
【求人概要】
https://drive.media/career/job/21166
https://drive.media/career/job/24897
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◆編集後記
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今回の丸森町での貸し出しがニュースなどで放送されたこともあり、
福島と栃木の方からも相談の連絡をいただきました。
上の求人の所にも書きましたが現地で対応できる人手が
不足しており、すぐに駆け付けることができない今の状況を
もどかしく感じています。
今回のような広域災害でも対応できる仕組みと体制づくり
をしっかり進めてまいります。
これから本格的な冬を迎える被災地で、私たちの次の
壁はスタッドレスタイヤへの履き替えです。
なんとか乗り切ることができるよう、様々な協力を
呼びかけながら、できる限りのことを行っていきたいと
思います。応援よろしくお願いします。
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◇メールニュースの停止◆
退会用URL: http://www.japan-csa.org/xmailinglist/mailnews/
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◆◇発行元◆◇
一般社団法人日本カーシェアリング協会
吉澤武彦
〒986-0813
石巻市駅前北通り一丁目5番23号
TEL 0225-22-1453 FAX 0225-92-7820
E-mail:info@japan-csa.org
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