今月にはいり、在宅避難されている方々でのカーシェアリングテスト運行が湊町でスタートし、11日、テストを経て本格運行に向けてミーティングが行われました。
代表者は万石浦渡波合同のメンバーでもある佐藤さんが引き受けてくださることになっていたため
・本格運行を行うかどうか
・車両をどうするか
その2点を利用者の皆さんで決めるミーティングでした。
ちょうど前日の10日に在宅避難されていらっしゃる方々向けの石巻市役所からの食料の配給が終了しました。スーパーなども被災され、食材の購入にも苦労されていらっしゃる方もいる中、湊町でカーシェアリングの利用が始まったという事でNHKの取材が入りました。
特集の主役の山口さんにNHKさんはびっちりはりついていました。
さて、取材が入りながらも、利用者の皆さんで話は進めていき、車は堺市の高田さんご家族がご提供いただいた「ラフェスタ」に決まりました。
この「ラフェスタ」は車だけでなく「くるま基金」に関しても提供者である高田さんご夫婦が呼びかけて集めてくださった、想いのたくさん詰まった車両です。
過去のレポート:堺のラフェスタ 高田様のアクション
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2011/09/11/85/
高田さんご家族が書いてくださったメッセージを見ていただき、
「ありがたいね~」
とみなさん、おっしゃっていました。
ラフェスタは実車も用意していたので見ていただくと、
「これは本当にいい車だ~」
とみなさん、とても喜んでくださいました。
震災前まで軽自動車に乗っていた山口さんは、少し大きめのこの車両について最初少し不安に感じていらっしゃるようでしたが、試しに乗ってみると意外と小回りがきいて、「これなら私も乗れるわ!」と喜んでいらっしゃいました。
工場の再建中の佐藤さんは、「荷物を運んだりする際とても重宝する」と本当に喜んでいらっしゃいました。
そして、車両は、本日名義変更を終えて湊町へ届けました。
山口さんは、今日早速この車を使ってお買い物です。
明日は佐藤さんが使われるそうです。
津波の傷跡が残る湊町に残り力強く生きていく人々の中で、ラフェスタの活躍が始まりました!
湊町で本格運行のラフェスタ始動!
2011.11.18