活動レポート
REPORT

九州支部設立

2020.05.25

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【日本カーシェリング協会メールニュースvol.54】
2020.5.25 ◆ 九州支部設立 ◆
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<主なTopic>
・九州支部設立
・ふるさと納税で支援いただけるようになりました
・CCSスポンサー

 

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◆九州支部設立
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今日はみなさんに一つご報告です。

 

私たちは石巻で雛形(仕組み)を作って、他の地域へ貢献して
いくということを目指し、活動開始以来走り続けてきました。

 

この度、そこに大きな一歩を踏み出せることになりました。

 

九州に支部を設立することになったのです。

 

5月20日、佐賀県、佐賀未来創造基金と3者で当協会の佐賀県へ
の進出協定を締結いたしました。協定の内容は、佐賀県へ拠点
を設置し、活動を展開していくことについて行政と県内の
市民活動団体との連携が円滑に行えるように相互協力して
いくというものです。

 

私たちは、この協定締結に基づき、武雄市内に九州支部を
6月1日に設立する運びとなりました。

 

佐賀県は、昨年の令和元年8月豪雨で支援活動を行った場所です。

 

いつもは災害の対応を終えると、車を石巻に運び現地
からの撤退をすすめていくのですが、今回は、
支援で集まった車を引き続き佐賀にとどめ、
石巻で行っているような寄付車を活用した支え合いの
仕組みを継続して構築していくことになりました。

 

九州では災害が多く、これまで私たちが対応してきた
災害支援活動の半分が九州での取り組みでした。
ただ、九州は石巻から遠く離れているため、車を集めて
迅速に現場で対応することに毎回苦労しました。

 

昨年の佐賀県での対応においても、現地での活動開始直後は
貸出の申し出が殺到するにも関わらず、車が不足して
対応ができず30人以上の待機者がしばらく続きました。

 

「車を失い困っている方々に、もっと早く車を届けたい」
ずっとそう思い続けてきました。

 

九州支部の活動が軌道に乗れば、九州で災害が起こった際、
これまでよりも早く多くの支援車両を被災地に届けることが
できるようになります。

 

また、九州には移動に課題のある地域が至る所にあると
思うので、そうした地域にコミュニティ・カーシェア
にチャレンジして頂きやすくなります。

 

更に生活困窮者支援や地元のNPOの活動にも車を使って
いただくことができるため、九州の人と地域をより元気に
できると思います。

 

活動を開始してから9年が経ち、10年目を目前とした今
たくさんの支援を受けてできた仕組みをようやく本格的に
他の地域へ恩返しをする一歩を踏み出せること、感慨深く
感じています。

 

支え続けてくださったみなさまに、心より感謝申しあげます。

 

【佐賀県プレスリリース】
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00374399/index.html

 

【読売新聞:車で災害支援 武雄に拠点 カーシェア協会九州支部】
https://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20200522-OYTNT50064/

 

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◆ふるさと納税で支援いただけるようになりました。
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今回締結した協定で佐賀県からの心強い応援をいただける
ことになりました。

 

「ふるさと納税」で活動資金を調達できることになったのです。

 

【日本カーシェアリング協会のふるさと納税ページ】
https://www.furusato-tax.jp/city/product/41001/182

 

佐賀県のふるさと納税NPO支援の仕組みは他と一味違います。

 

通常、地方自治体が行う「ふるさと納税」は自治体へ寄附す
ると、その一部を地場産品を返礼品として自治体から支援者
へお返しする制度です。

 

佐賀県のNPO支援は、佐賀県が受取った寄附額の9割を指定
するNPOへ寄附します。そして、佐賀県からは返礼品がない
代わりに、寄附を受けたNPOが御礼の品を支援者にお届けする
という仕組みなのです。

 

詳しくは佐賀県庁HPをご覧ください
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00331962/index.html

 

素晴らしい仕組みだと思いませんか?

 

支援者は税控除を受けれて、地場産品も受け取ることができ
NPOは資金調達ができ
生産者は、地場産品の販売を促進できるのです。

 

私はこれを県がやっているところが素晴らしいと思っています。

 

市町村は自らの財源を確保するために、NPOに9割寄附する
というおもいきったことをすることは難しいでしょう。

 

市町村と同列で競い合うのではなく、市町村で活躍する
県内のNPOを支援することで市町村を応援する佐賀県の
この仕組みこそが、県内の市町村を支える都道府県なら
ではのふるさと納税の在り方ではないのかなと思います。

 

ということで、私たちにも専用ページを開設いただきました。

 

【日本カーシェアリング協会のふるさと納税ページ】
https://www.furusato-tax.jp/city/product/41001/182

 

御礼の品はまだ準備できていませんが、御礼の品無しの
寄付はページの左側にある「御礼の品不要の寄附をする」
ボタンから受付可能です。

 

私たちが今、準備を進めている御礼の品は、昨年の豪雨で
被害を受けた生産者やお店の品々です。既に5つの事業者さん
と話を進めている所です。

 

その生産者さん達にとって、昨年の災害を乗り越えた後に、
今年はコロナの影響を受けているという状況です。
この仕組みで何とか応援したいなと思っています。

 

御礼の品が準備できましたら、改めてお知らせ致しますので
今年のふるさと納税は、こちらへご協力いただければ嬉しく
思います。

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◆CCSスポンサー
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昨年9月から、石巻の各地域のコミュニティ・カーシェアが
スポンサーの募集を開始しました。今年度は7つの地域が
それぞれのスポンサーを獲得し取り組みを進めることと
なりました。コロナの影響を受け、活動規模が縮小する中
それぞれの地域が必要な活動を続けられるのは、各地域の
スポンサー様のお陰です。心より感謝申し上げます。

 

石巻信用金庫様様
エーモン工業株式会社様
NTTデータスマートソーシング様
MS&ADゆにぞんスマイルクラブ様
東北電子工業株式会社様
株式会社山内自動車様
匿名1社
※五十音順

 

★引き続きCCSスポンサーを募集している地域もございます。
ご関心のある方はお問い合わせください。

 

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◆編集後記
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私たちは、老若男女入り混じって活動しているのですが、
パソコンが苦手なスタッフも4月から少しずつ操作を覚えて
いきすっかりテレワークがいたについてきました。

 

そんなテレワークな様子を先日facebookで紹介しましたので
ご覧ください。
https://bit.ly/36pHvwM

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◆◇発行元◆◇

一般社団法人日本カーシェアリング協会
吉澤武彦
〒986-0813
石巻市駅前北通り一丁目5番23号
TEL 0225-22-1453 FAX 0225-92-7820
E-mail:info@japan-csa.org
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