━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本カーシェアリング協会メールニュース vol.72 2021.5.25 ◆ 架け橋ドライバーグループ ◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <主なTopic> ・架け橋ドライバーグループ ・男の子の通学支援から始まったカーシェア会の話 ・おがもカーシェアリング倶楽部発足 ・石巻の車が不足しています ・登壇イベント紹介 ・メディア掲載 ・スタッフ募集 ・編集後記 ──────────────────────── ◆架け橋ドライバーグループ ──────────────────────── こんにちは。 今日は最初に新しく作った「架け橋ドライバーグループ」 について紹介させていただきます。 https://www.facebook.com/groups/2947656742186806/ 私たち日本カーシェアリング協会の活動は車の寄付 を集め、それを困っている人や地域に届けることです。 その活動には寄付者さんの元からの車の運搬が必ず 発生します。しかし、せっかく申し出いただいた車が 遠方で引き取りに行けずお断りするケースもあるのです。 グループを作るきっかけは昨年の令和2年7月豪雨 での取組でした。 熊本県の方限定でfacebookグループを作って登録 いただける運搬ボランティアを呼びかけたところ 約50名の方々に登録いただきました。 そして、登録いただいたボランティアの皆さんが、 どんどん車を現地に届けてくださったのです。 私たちは、この仕組みを広げて 全国で申し出をいただく寄付車を必要な地域へ 届ける仕組みを作ろうと考えました。 車を寄付いただく方と、車で困っている方の架け橋 になる運搬ボランティアさんを私たちは 「架け橋ドライバー」と呼んでいます。 先週の金曜日に「架け橋ドライバー」の新たな facebookグループを作り呼びかけたところ現時点で 既に200名近い方々に登録いただきました。 https://www.facebook.com/groups/2947656742186806/ <「架け橋ドライバー」にお手伝いいただく内容> 1.車の寄付者の元から当協会の車の保管拠点 まて?寄付車を自走で運搬いただきます。 (宮城県石巻市、佐賀県武雄市、災害発生時は 被災地の拠点) 2.帰りは最寄りの駅までスタッフが送迎いたします。 3.運搬いただくお車の自動車保険は事前に当協会で 加入致します。 ? 4.車を受け取ってから届けるまでの高速代と燃料代 はコチラで支給しますが帰りの交通費は自己負担と なります。 グループの中では運搬ボランティアの募集が 投稿されますが全てに反応いただく必要はありません。 ご都合の良いタイミングでOK。 ご自宅の近くの案件のみでもOK。 交通費補助を活用して石巻や武雄へお得に行けて ラッキーと思ってもらえるととってもうれしいです。 今年は例年よりもはやく梅雨入りし、先週は大雨が 日本列島を襲いました。災害が起こった時、車をいち 早く届ける仕組みが今の日本には必要です。 宮城では生活困窮者支援のための案件が増え、 車が不足している状況が続いています。 車をスムーズに集め、少しでも早く貸し出せる ようになれば、差し迫った状況の方にすぐに手を 差し伸べることができます。 そのためには、一人一人の小さな協力が必要です。 まずはぜひ、ご登録ください。 そして、よかったらこのグループを周りにシェア して一緒に参加を呼び掛けていただければ嬉しいです。 架け橋ドライバーグループ(下記より登録できます) https://www.facebook.com/groups/2947656742186806/ ──────────────────────── ◆男の子の通学支援から始まったカーシェア会の話 ──────────────────────── 先週、東京オリンピックの聖火が鳥取県倉吉市に 届きました。倉吉市で聖火リレーのランナーとして 聖火を運んだのは、全身に軽度のまひを抱える13歳 の少年、小椋友貴君でした。 昨年4月に倉吉市の小田東地区で発足した 「ふれあい車会上北条」は小椋友貴君の通学の支援 から活動が始まりました。 活動の中心メンバーである田中さんをはじめとする 地域の方々は友貴君の通学支援から発展させる形で 高齢の方々の支援に活動の幅を広げていったのでした。 そんな友貴君のことが先日NHK鳥取で放送されました。 【ぜひこの映像をご覧になっていただきたいです】 https://www.nhk.or.jp/tottori/irodoriplus/ ※2021年5月18日放送分です。 私自身、友貴君の話は聞いていたのですが、お会いした ことはありませんでした。放送を観て彼のまっすぐな 瞳に心から感動してしまいました。 そして、放送の中でも彼の通学を支援する田中さん の様子も紹介されていて、友貴君をあたたかく見守る 田中さんの姿が本当に素晴らしかったです。 こういう取組にコミュニティ・カーシェアリングの 仕組みを活用いただき嬉しく思いました。 この活動を通して、人のやさしさと笑顔を広げて いけたらと思います。 ──────────────────────── ◆おがもカーシェアリング倶楽部発足 ──────────────────────── 同じ鳥取県倉吉市で2地域目となる「おがも カーシェアリング倶楽部」が4月27日に発足しました。 こちらは以前移動支援にチャレンジしたことがあり、 その時は活動を続けることができなかった経験のある 地域でした。 住民の問題意識も高く、既に担い手もいるこうした 地域には、コミュニティ・カーシェアの仕組みは うってつけだと思っています。 仕組みを提供するだけで、テスト期間中にみるみる 活動が立ち上がっていき28名のメンバーで活動を 本格スタートさせることとなりました。 倉吉市は、共助交通を支援する補助金を今年度 から新設し、そこにコミュニティ・カーシェアリング も支援対象として位置づけられました。 チャレンジしたい地域がチャレンジしやすい自治体が が一つできたこと、うれしく思います。 ──────────────────────── ◆石巻の車が不足しています ──────────────────────── 架け橋ドライバーの話でも触れましたが、生活が困窮 している方々からの相談が増えています。 地方では車は生活必需品ですが、維持に経費が掛かる ため生活が困窮状態にある方にとっては大きな重荷に なるのです。 微力ながらも支援させていただいた方々から 急場を脱し、生活再建を果たした喜びの声もいただいて います。 https://www.facebook.com/japancsa/posts/3951688708200774 ただ、問題は石巻で対応するための車が不足して、 すぐに車を届けることができない状況にあるという ことです。もし周りで車の買い替えなどで車を 手放される方がいらっしゃいましたら、 ぜひご紹介ください。 車の寄付の申込先 https://www.japan-csa.org/benefaction/car.php ──────────────────────── ◆登壇イベント紹介 ──────────────────────── <とうほくNPOフォーラムin南相馬2020> 5月26日(水)に開催されるオンラインでのイベント に日本カーシェアリング協会の平塚(ドンさん)と 林際カーシェア会事務局長の菅原さんがそろって 登壇します! お話のテーマは 「《NPOと地縁組織》 出会って変わったこと、変わらなかったこと」。 日本カーシェアリング協会と林際地区…出会ってから どんなことがあったのでしょうか? よければぜひご覧ください! ↓↓申込はこちらです https://rias-iwate.net/lp/tohoku-npo-forum-2020 ──────────────────────── ◆メディア掲載 ──────────────────────── 石巻かほく2021/3/20 電気自動車を住民の足に 時速20キロ、地区内移動 石巻・のぞみ野 https://kahoku.news/articles/20210320khn000023.html 石巻かほく2021/3/26 SDGsオンラインシンポ 石巻市長らパネル討論 モデル事業の可能性共有 https://kahoku.news/articles/20210326khn000029.html 毎日新聞 2021/5/2 資本主義の先へ 宮城・石巻で考える持続可能な復興 消費とは別の価値観の上に https://mainichi.jp/articles/20210502/ddm/014/040/002000c ゴムタイムス2021年05月13日 横浜ゴムがタイヤ寄贈 日本カーシェアリング協会へ https://www.gomutimes.co.jp/?p=163534 ──────────────────────── ◆スタッフ募集 ──────────────────────── 共にこの活動を推進するスタッフを募集しています。 詳しくはコチラをご参照ください。 https://www.japan-csa.org/staff/staff.php ──────────────────────── ◆編集後記 ──────────────────────── 約2カ月ぶりの投稿でした。 発信する時間を持てぬまま気が付けば月日だけが 過ぎていました。 この間、他にも様々な大切な取り組みを行ってきました。 ただ、大きな地震も続いて、大雨も降り始めたことも あり車を運ぶ仕組みにまずは着手するために今日は 架け橋ドライバーのことを優先して紹介しました。 今回の紹介しきれなかったことは日を改めてご紹介 したいなと思います。
【メールニュースvol.72】 ◆ 架け橋ドライバーグループ ◆
2021.05.27