こんにちは。
今回の日本カーシェアリング協会レポートは、スタッフのさやがお送りします。
毎年夏至(6月21日)は日本全国で電気を消してキャンドルの明かりだけで過ごす「キャンドルナイト」が行われています。
そこで私たちも6月21日に、OPENJAPANで日本カーシェアリング協会の月1回のイベントとして、キャンドルナイトを行いました!
今回のキャンドルナイトは、特別な「平和の火」を使ったイベントでした。
この「平和の火」とは・・・
今から67年前、第二次世界大戦の時広島県に投下された原子爆弾の残り火を、広島から福岡県八女市星野村という所に運んだ人がいました。
その人は、山本達雄さん。
山本さんは、ご自身の叔父さんを原爆で失くしており、その残り火を叔父さんの家の近くから広い、自分が亡くなるまでずっとその火を見ながら、「いつかこの火で復讐してやろう」という憎しみや憎悪の想いを抱きつつ、絶やさず燃やし続けていたそうです。
今その火は、山本さんの息子さんに引き継がれ、二度とあの時のような悲しい出来事が起こらないようにという願いを込めて「平和の火」として、今もなお福岡県八女市星野村で燃え続けています。
タケさんはこの「平和の火」に様々の方々に触れてもらう活動を震災前から行っており、今回のカーシェアイベントのキャンドルナイトにこの火を灯すことになりました。
平和の火を福岡から運ぶにあたりケンさんが協力してくれました。
ケンさんが火を運んで来てくれた時の様子もブログにアップしたので、そちらの方もご覧ください。
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2012/06/10/281/
また今回のキャンドルナイトに使ったロウソクは、OPENJAPANのひーさんのお友達のしんたろうさんという方がオリジナルのアロマキャンドルを作っている人で、ひーさんが今回のキャンドルナイトのお話をしたときそのアロマキャンドルを快く貸してくださりました!
ありがたいです。
送っていただいたアロマキャンドル
このアロマキャンドルはひとつひとつ色も香も違っていて、どれもすてきなものばかりでした!♪
この日のキャンドルナイトでは、カーシェアスタッフの千葉さんのお孫さんで万石浦小学校1年生の千葉しずきちゃんとOPENJAPANに来ているパタゴニアのみどりさんの詩の朗読や、以前オンザロードで仮設住宅を中心に楽器の生演奏とフラダンスで回っていたオンザロード音楽隊のみなさんのギターとサックスの生演奏付きフランダンスもあり、カーシェア利用者さんなど多くの皆さんが参加してくださいました!!
しずきちゃんの朗読の様子。とっても上手に読んでくれました!!
オンザロード音楽隊の方々のフラダンス。夏川りみの『涙そうそう』や美空ひばり『愛燦燦』、アンコールでは坂本九の『見上げてごらん夜の星を』の演奏に合わせてフラダンスを踊ってくださいました。
とってもステキな心に響くフラダンスでした。
フラダンスが終わった後、サダさんとオンザロード音楽隊との即興セッションもありました!
ハナレグミの『家族の風景』などの曲をセッションしてくれてました。
セッションの時に使った楽器は、オンザロード音楽隊の方々はギターとサックス、サダさんは珍しい民族楽器で演奏してくれました。
その楽器はウドゥという中東の楽器で、石巻の陶芸家でサダさんのお友達のモギさんという方が粘土で作った楽器で、普通の壺の側面に穴の空いたとても珍しい楽器でした。
この日の夜はご協力くださった皆さんのおかげで、本当に心あたたまるとってもステキな夜になり、参加してくださった皆さんも笑顔で帰ってくれました。
キャンドルナイトで使った平和の火は、7月7日までOPENJAPANで灯しているそうなので興味のある方は見に来てください!
平和の火を福岡から運んでくれたケンさん、詩の朗読をしてくれたしーぽんとみどりさん、ステキな演奏とフラダンスをしてれたオンザロード音楽隊の皆さん、そして参加してくださった皆さんありがとうございました。
キャンドルナイト
2012.06.22