活動レポート
REPORT

くるま基金61台目 MRワゴン

2012.08.31

くるま基金61台目は、仙台市の相原明様ご提供のMRワゴンを、牡鹿半島の福貴浦へお届けしました。
今回は、相原さんご自身が、奥様と愛犬のあんこちゃんと共に仙台から車を運んでくださいました。
通常、車が石巻に到着してから仙台の運輸局で名義変更手続きを行うのですが、相原さんが事前に仙台の運輸局で手続きを済ませて来てくださいました。
それで、そのまま福貴浦まで車をお届けできることになりました。
まずはOPEN JAPANで待ち合わせての準備。
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出発前にステッカー貼りや確認をする千葉さんと奥様
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スートンとローリーが見えてきた・・・
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車両提供者名もばっちりです
MRワゴンを提供することになった福貴浦は、もともと35軒くらいが集まる部落だったそうです。
ほとんどの家は海岸近くにあったため、津波ですべてが流されてしまい、今は5軒が残るのみで
他の人たちは皆、様々な仮設住宅に散らばってしまったとのことです。
代表者の末永さんは、家が高台にあったため津波の被害は免れましたが、
浜の方に保管してあった商売道具の漁具もすべて流され、車もかろうじて1台が助かっただけでした。
今回は、同じような状況のご近所さん達でカーシェアリングを始めることになりました。
1時間弱で末永さん宅に到着、末永さんご夫婦が待っていてくださいました。
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鍵贈呈の様子
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握手!!!
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相原さんご夫妻、末永さんご夫妻、スタッフの千葉さん
「最近とても暑いので家においておけない」とあんこちゃんを連れてきた相原さん。
末永さんも以前犬を飼っていたのですが、避難生活中に菓子パンなど人間の食べ物ばかり食べていたことが原因で
死んでしまったそうです。
末永さんの奥様は犬が大好きなようで、あんこちゃんをずっとなでていました。
あんこちゃんはとてもおとなしく、耳が肉厚で(福耳?)触るととても気持ちよかったです。
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あんこちゃんも暑い中、ありがとうございました!
「スーパーの駐車場などで車は見かけていたけど、どうやったら借りられるのかな?と思っていた」と末永さんの奥さん。
今回は、ご友人からの紹介でカーシェアリング協会のことが分かり、連絡をくださったとのことです。
お話を聞くと、仮設住宅に住んでいる人しか借りられないと思っている方もまだ多くいらっしゃるようです。
車体のロゴに電話番号を入れた方がいいのかもしれません。
私たちの活動をもっと広める工夫が必要だと感じました。
そして、実は末永さんの奥さんは今週からカーシェアリング協会のパートスタッフとして働いてくださることになりました!!
ちょうど仕事を探していて、ハローワークでカーシェアリング協会の求人を見つけたとのこと、すごい偶然です。
これからよろしくお願いします!
61台目MRワゴンの提供は、ジャパンプラットフォームからの助成と、以下の皆様のご協力で達成いたしました。
くるま基金にご協力いただいた皆様(敬称略):
菅野善晴 3.5口(48台目からの繰り越し分)
ナガミネナオミ 10口
大塚和樹 3口
井上徳子 2口
丹羽喜代子 1口
岩澤直美 1口
佐伯睦美 1口
加藤郁子 1口
サラ・シャンティ 4.5口
ちゃこ 10口
二宗幸子 1口
山口義典 2口
吉田正樹 30口
森 松久 10口
吉田幸永 10口
Yahoo!ボランティア 10口
                  計100口
皆様のご協力、本当にありがとうございます。
これからMRワゴンの福貴浦での活躍が楽しみです。

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