くるま募金73台目となる車両を、牡鹿半島の小渕浜大宝にヴィッツをお届けしました。
実は、この車は過去に別の地域に2回提供されており、今回ので3回目の車両提供となります。
この車がまず最初に提供されたのは、石巻市渡波の新成地区という所です。
新成地区に車両提供された時の様子：「くるま募金33台目ヴィッツ」
https://www.japan-csa.org/blog/report/thanks/2012/03/10/220/?1331366487
この地区には小規模の仮設住宅が2ヶ所あります。また震災時津波浸水地域で皆さん車を流されたという事もあり、この地区の区長さんが正会員となり、近隣の方々が自由に使える車として提供されました。
しかし月日が経つにつれ、利用者の皆さんは車購入を理由に退会された為、活用が一旦終了し協会に返却されたのでした。
そして、その次の提供先となったのが石巻市の鹿妻地域でした。ここの地域には元々カーシェアリンググループが一つあったのですが、そこの車両の調子が悪くなってしまい丁度この車と同じタイプの車だった為、代替え車両として鹿妻地域にお届けされました。
しかし、利用者の方々ご自身で新たに車を入手する事が出来た為、ここでも活用が終了し返却となりました。
そこで、この度ヴィッツの3度目の提供先となったのが、牡鹿半島小渕浜大宝地区の木村さんのグループです。
木村さんは、牡鹿半島で漁業を営んでおり、震災で車を流されてしまった地元の漁師仲間の方々とグループを組んでカーシェアリングを行う事になりました。

ヴィッツタイヤ交換時の写真（石巻市の(有)鈴木自動車整備工場にて）
丁度車両提供の時期とタイヤ交換の時期が同じ頃だった為、利用者さんと工場のスタッフの方と一緒に写真撮影を行いました。
向かって右側が利用者さんで、左側が工場のスタッフの方です。
ヴィッツのくるま募金はジャパン・プラットフォーム様からの助成で達成致しました。
ご協力ありがとうございました。
さや