長崎の五島列島に行った際、その時お話を伺わせていただいた役所の方から五島でのEVプロジェクトのキーマンとして東大の鈴木高宏准教授(元長崎県政策監)を五島訪問後にご紹介いただきました。ITS世界会議でお会いしてから、先日公益法人の件で東京に行った際、監事の竹中先生と一緒に鈴木先生の研究室に伺いました。(11月26日:DAY①)
ITS世界会議の時は、やはりブースを出展されていらっしゃったため、ゆっくりお話できなかったので今回の訪問で改めて五島の事例についてお話を伺いました。
(東大は美しい学校でした)
ちょうど『東北次世代エネルギー復興プロジェクト 国際シンポジウム』が11月29日(金曜日)にあり、翌日の30日に石巻に来られて現場を視ていただく事になりました。
29日(DAY②)は、午前中で学生整備プロジェクトが無事終了したのを見届けて、私も学習するために仙台に向かいました。ちょうどこの日、学生整備プロジェクトを取材しに来ていたNHK記者の柳生さんがちょうど長崎からの助っ人の方で、鈴木先生の話をすると、30日に同行したいとのことだったので、一緒に案内させていただく事になりました。
有識者の集まるシンポジウムの中にコソコソと参加したのですが、「EVの普及促進策とEVを活用したモビリティ・デザイン」といったテーマもあり色々と参考になりました。その中で『EVを活用したボランティアによる送迎』がヴィジョンの一つとして提案されていました。
「あぁ、ちょうど私達の今取り組んでいる事だなぁ」と思い、何らかの形で私達もそのヴィジョンを実現させるためにお役に立てたらなぁと思いながら見ていました。鈴木先生は、その会場でも関係する先生方を私にご紹介して下さったりしました。
30日(DAY③)、鈴木先生と柳生さんを朝10時に駅に迎えに行きました。よく考えると鈴木先生と1週間に実に3回も会ったことになりました。※ちなみに柳生さんも学生整備の現場に2日間来てくださったので3回目でした。
i-MiEVに乗って鈴木先生の長崎での苦労話等に花を咲かせながらカーシェアリング・コミュニティ・サポートセンターとEVを導入している仮設団地を案内していきました。
(万石浦団地の自治会長増田さんにお話を伺う鈴木先生(中央)と柳生さん(右))
(大橋団地の様子をまじまじと観察する鈴木先生)
(開成団地の自治会長遠藤さんにお話を伺う鈴木先生、を撮影する柳生さん)
鈴木先生は、徹底した現場主義でした。EVを活用している万石浦、大橋、開成、大森の団地をご案内するとそこで利用者の方々に熱心に話を聞かれていました。
鈴木先生と話をしていく中で一つのプロジェクトが生まれました。
最初はEVでどこまで行けるかって事を確認していってはどうか・・・という先生の提案から始まりました。
そこから電気自動車で行けるルートってのを石巻を拠点に作れたり、充電設備設置の提案ができるという発想です。
どうせならそれを楽しくやりたいと思ったので『EV旅行』と題して、私達の扱っているMiEVを活用して遠方への旅行を行いながらどこまで行けるか楽しみながら、時々ドキドキしながらやろうということになりました。まずは、新年会として、一箇所どこか温泉に行こうということになりました。
ちょうど翌日、月一回月初にスタッフ全員で行う『経営会議』の日だったので、その事を提案すると盛り上がってやることになりました!日付は1月23、24日に決まりました。場所はこれから充電設備を確認しながら決めていきます。鈴木先生も初日だけはなんとか都合をつけて・・・とおっしゃっています。柳生さんも長崎から駆けつけます!と言ってました。(お二人ともほんまに来てくれたらすごいですね)
現状のEVの不便さもきちんと体感し
環境を作るための利用者の立場からの提案を生み
EVと上手く付き合える方法を学びながら
私達のEVに乗る一人一人が『EV名人』になるような
そんな企画になれば嬉しいです。
五島に負けない位、いい街づくりがこのEVカーシェアリングから生まれたらと思います。
あと、五島とも何らかの形で石巻と交流が生まれたら嬉しいなと思います。
例えば、石巻のEV利用者の方々と五島に視察に行くとか・・・。
鈴木先生、今後ともよろしくお願いします!
『EV旅行』週3回目の鈴木先生
2013.11.30