1月19日、仮設万石浦団地、仮設大橋団地、大森団地、協会事務局で使用してるi-MiEVの4台が、集合場所のOPEN JAPANに集結しました。
昨年から準備していた秋保温泉一泊二日の『EV旅行』、遂に決行の日が来たのです。
思い返せば、最初は11月に鈴木先生が石巻に来られた時がきっかけで
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2013/11/30/430/
県内の充電設備を確認するために県庁にも行きました。
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2013/12/13/437/
前の週には下見にも行きました。
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2014/01/14/449/
準備期間1ヶ月半程ですが、この『EV旅行』を決行するために、私達はいろんなことを経験し、学んだように思います。。。
1日目
1日目は仙台市博物館を見学し、秋保に行くというプランでした。
幹事の千葉さんから今回の旅について説明があり、充電スポットや経路等について確認しました。
出発前の準備として曇り止めをしっかりと塗りました。
EVはエアコンを使うと、たくさん電力を消費し、走行距離に影響してしまうからです。
温かい格好をして、くつ下の裏にホッカイロを忍び込ませて、ぬくぬくクッションを全ての座席に設置して
準備完了。
いよいよ出発です!!
最初の目的地は、仙台近郊の充電スポットです。
一回の充電で約30~1時間分程かかるため、4台それぞれ充電場所が異なり、それぞれが事前に打ち合わせしていたスポットに向かいました。
宮城三菱自動車販売 多賀城店
東北三菱自動車販売 扇町店
日産サティオ宮城 本社
宮城日産自動車 本社
4箇所の充電スポットの内、「宮城三菱自動車多賀城店」と「東北三菱自動車扇町店」では今回の企画に賛同いただき、無料で急速充電を使用させていただける事になりました!!
ご協力ありがとうございました。
時間している時間を利用して。。。
お食事タイム。ちなみに東北で大阪王将に初めて行きました。(嬉)
宮城三菱さんでは食事後のコーヒーまでご馳走になってしまいました。。。感謝。
それぞれの場所でご飯を食べて
みんなのお腹もEVのお腹も?満たされたところで、次の目的地仙台市博物館へ。
仙台の街並みをi-MiEV4台がプチEVパレードをしながら走り抜けました。
博物館に到着!
休憩も兼ねて約1時間ほど宮城の歴史を勉強した後、遂に今回の旅のメイン秋保温泉へ!
途中、買い出しのためコープに立ち寄りました。
夜の宴会用にお酒を物色中。。。
お菓子も物色中。。。。
物色している間に雪が・・・
しかし、事前に防寒対策をバッチリ取っていたためエアコンを節電しながら走っても、特に寒さを感じる事なく、無事今回の旅の宿「秋保グランドホテル」に到着です。
ここで一旦ドライバー組みは、明日に備えての充電の為に秋湯温泉から車で約10分の所にある、仙台市錦ケ丘のヒルサイドショップス&アウトレットへ向かいしました。なんとここは5台分の200Vの充電設備があるのです!(スゴイ!)
今回、本企画にご協力いただき、施設に一晩車を停めさせていただき、充電させていただける事になりました。
宮城県内の宿泊施設はまだまだEVの充電設備があるところが少ないです。
秋保温泉も同じで4台のEVが充電できる設備はありません。
ですので、秋保温泉のすぐ近くにあるこの施設で充電させていただき、そこまでホテルに送迎してもらうというスタイルを秋保グランドホテルさんとヒルサイドショップス&アウトレットさんのご協力で実現できました。
これはEVで旅行する時の一つのスタイルだと思います。
充電設備のある近隣の場所とタイアップしたり、充電できる設備を温泉街などで一箇所でも作ってそれを近隣の宿泊施設でシェアしたり、もしくはそれぞれの施設の充電設備をシェアするといった感じです。
私達は、こうした気づいた事等をユーザーとしてドンドン提案していく予定です。
さて、ここの充電システムは少し特殊で、充電機械の近くにある自動販売機で飲み物を買うとその分充電が出来るという仕組みです。
さっそくやってみました。
充電接続が完了し、ご挨拶も兼ねて事務所を訪れたところハプニング発生!
よくよく確認してみると、ここの充電システムは、ジュース1本につき1時間の充電となっており、1時間以上充電する際は、そのためにジュースを購入しに来ないといけない事が判明したのです。私達の確認不足です。
最低でも2時間は充電しないとだから、1回はここにジュースを買いに戻ってこないといけないなぁ。
と思っていた所、館長さんが直々に対応下さり、ヒルサイドショップス&アウトレットのスタッフの方で充電にご協力頂ける事になりました。
やったー!!
ドライバー全員ほっと胸をなでおろし、安心してみんなの待つ宿へ。。。
みんなで美味しい食事に舌鼓をうち、雪見温泉を楽しみながら無事1日目が終わりました。
2日目
この日は、仙台の作並方面にあるニッカウィスキーの製造工場を見学し石巻へ戻るというプランでした。
まずは、昨日EVを充電していたヒルサイドショップス&アウトレットへ車を取りに行ったところ、なんと全てのi-MiEVが満充電になっていました。
追加で1時間だけジュースを買いに行ってくださった、と私達は思っていたのですが、満充電になるまで広大な敷地で、しかも雪の中、事務所から駐車場まで何回か足を運んでジュースで充電してくださっていたのです。
購入したジュースは、車の上に積んでありました。
そのうちのいくつかは、ほんのり温かかったので、朝から充電して頂いていたのでしょう。
ヒルサイドショップス&アウトレットさん、ありがとうございました。
おかげでみんな安心して次の目的地、ニッカウィスキーの製造工場へ出発です。
工場到着後、一般の方々に混ざりながら工場内のツアーに参加しました。
ツアーの最後にはウィスキーの試飲もあり、皆さん美味しいお酒にご満悦です。
美味しいお酒を堪能し、しっかりお土産も購入して、石巻に帰る為の充電の為に最後にもう一度ヒルサイドアウトレットへ立ち寄りました。
ここでお昼休憩もとったところで、いよいよ旅も終盤。。。
石巻へ出発です。
途中休憩を取る間、お互いの充電の残量を確認し常にコンタクトを取り合いながら帰路につきました。
ちょっとしたハプニングもあった珍道中の2日間が遂に終わり。石巻到着です。
EVの旅行は電池残量等気になる事はありますが、この度の旅行では常に「どれくらい電気残ってる?」「一緒だね!それなら、きっとここまで行けるんじゃない?」とお互いに常にコミュニケーションを取りながらの道中だったので、むしろその不安を楽しさに変える事が出来たと思います。
そして、今回のEV旅行で少し自信がつきました。
次は登米の温泉はどうかという案が参加者からすでに出ています。
また、次はEVユーザー協議会のいずれかの自治会がホストになって実施する事になりそうです。
秋保は仙台近郊なので、充電設備も充実しておりEVでの旅行は比較的やりやすい場所という事で選びました。
本当の挑戦はこれからかもしれません。
楽しみながら、挑戦しながら、新しい風を石巻から起こしたいと思います!
さや
『EV旅行』4台のEVで秋保温泉へ
2014.01.22