活動レポート
REPORT

給電準備OK

2014.06.09

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【日本カーシェリング協会メールニュースvol.10】2014年6月8日
             ◆給電準備OK◆
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5月29日、石巻市では朝から濃霧が立ち込めていたのですが
日が昇るにつれて晴れていき、人が集まり始めた9時頃には
すっかり晴れやかな空になっていました。
石巻市内の北部の山間の田畑を整地して建設された仮設大森第4団地に
石巻市内の仮設団地に設置されている6台の電気自動車i-MiEVが
横一列に並べられました。
写真③-1.jpg
そこでは、各仮設団地から住民が集い
三菱自動車工業(株)からはEVビジネス本部の伊藤敏明様、
宮城三菱自動車販売(株)からは代表取締役社長の千田茂穂様
石巻市からは市長の亀山紘様にお越しいただきました。
昨年8月に三菱自動車工業(株)様から無償貸与いただいた
電気自動車『i-MiEV』6台が正式に寄贈いただけることになり、
更にその電気自動車に蓄えられた電気を取り出す装置
『MiEV power BOX』4台を三菱自動車工業(株)様と
宮城三菱自動車販売(株)様と連名で寄贈いただくことになり、
その寄贈式をとりおこないました。
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前回の配信の際、編集後記でご案内させていただいたチャリティ
【石巻のカーシェアリングを応援しよう!第4弾(災害に備えて編)】
https://readyfor.jp/projects/carsharing4
では、仮設住宅で活用している電気自動車から、万が一の災害時の
ために電気を取り出せるようにするために『MiEV power BOX』を1台
でも手に入れようと、各団地がチャリティに出品する商品を持ち
寄って寄付を募りました。
沢山の方々のご協力のおかげで、当初目指していた金額の約2
倍の金額が集まり、2台のMiEV power BOXを購入できることに
なりました。
このチャリティを行っている時、そのご案内を三菱自動車工業様の
社員の方へも送らせていただいており、実際引換券を購入いただいた方
もいらっしゃいました。
そして、この取り組みを見守ってくださりながら、社内で検討を
進めていただき、お借りしていたi-MiEV6台を寄贈と、
更に4台のMiEV power BOXの寄贈いただき、6台の電気自動車から
電気を取り出せる環境を作ってくださることになったのです。
写真⑤-1.jpg
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「電気自動車が複数台設置されるケースはありますが、電源供給システム
 も揃った状態で6台設置されることは稀なケースです。」
と三菱自動車工業の伊藤様がいただいたご挨拶の中でおっしゃっていました。
これは、本当に『有難い』事だと思います。
普通の市民活動でこれだけの環境を作れることはまずないと思います。
「震災後の電気のない生活は本当に辛いものでした。」
今回利用者代表として大森第4団地の内海会長に挨拶をいただきました。
内海会長は時々声を詰まらせながら、震災後の電気が使えなかった様子を
紹介しながら、こうした形で電気を車から取り出せる貴重な環境を作って
いただいた事に感謝の気持ちを述べられていました。
私はご挨拶させていただいた際、この『有難い』チャンスを活かして、
次の2つの夢の実現に向けて利用者の方々と共に取り組むことを宣言しました。
1つ目は、太陽光エネルギーで充電できる環境を復興公営住宅に作り、
今仮設住宅で行っている助け合いをベースにしたコミュニティ・
カーシェアリングが普段は行われ、災害時には必要な場所に電気を運び
供給する独立したエコ防災システムを構築するということ。まずは、
その実現のために仮設住宅でデモンストレーションを行うこと。
2つ目は、上記システムを活用するなどで、亀山市長が掲げている電気を
絶やさないスマートシティの一端を市民が担い、自治体と民間と市民が
協同で作る防災システムを構築するということ。
まずは、災害時を想定した最低限の取り決めを防災協定という形で自治体
と締結すること。
地元の販売店であり、EVのメンテナンスやEV旅行の充電サポートなどを
縁の下から我々の活動を支えてくださっている宮城三菱自動車販売の
千田社長にも寄贈式の後にお話しさせていただいた機会にその旨伝え、
「できる限りの協力をさせていただきます」とさわやかな笑顔と共に
ご賛同のお言葉をいただきました。
写真⑥-1.jpg
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今回、亀山市長とゆっくりお話しさせていただく機会をいただきました。
亀山市長は元石巻専修大学の学長で環境・エネルギーを専門とされて
いらっしゃいました。この日は宮城三菱自動車販売石巻店のスタッフの
皆様が電気自動車から電気を取り出すデモンストレーションを行って
くださったのですが、そのの際も住民の方々に混ざって一緒に興味深く
その様子をご覧になられていました。
写真②-2.jpg
P5291324.JPG
復興公営住宅での電気自動車カーシェアリングの構想も市の構想として
あるとの事で、私たちがこれから目指そうとするところにとても
共感いただきました。
これからの取り組みは、どうしても国等からの補助金等を必要としていく
取り組みとなっていきます。そうした時、自治体と歩調を合わせながら
行うことが非常に重要になってくるので、今回こうした形で市長に
出席いただきお話しできたことは、私たちにとっても非常に重要な
一歩でありました。
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今回の寄贈式には、チャリティ用のグッズを準備してくださった
仮設住民の方々も多く出席いただきました。
自分たちの小さなアクションがこうしたビッグプレゼントに繋がり
とても喜んでくださっている様子でした。
写真⑦-1.jpg
皆さん、寄贈いただいた電気自動車とMiEV power BOXを活用して、
イベントの電源や防災訓練を行う意気込み満々です。
石巻の方々と『イキイキと』この取り組みを前に進めていきたいと思います。
応援よろしくお願いします。
【河北新報】非常時の電源確保 6仮設に電源供給装置配備 宮城・石巻
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140530_11013.html
【石巻かほく】石巻の仮設で無償貸与、EV車を寄贈 電源供給装置も 三菱自動車
http://ishinomaki.kahoku.co.jp/news/2014/05/20140530t13013.htm
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 ◆編集後記
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前回の発信の際、少しご紹介させていただいていたOPEN JAPAN
の新しい報告書が完成しました。
内容は下記のURLでご確認いただけます。
http://openjapan.net/wp-admin/images/openjapan_hokoku_3a.pdf
本誌をご希望の方は、ご連絡いただければ郵送にて送らせていただき
ますので気軽にご連絡ください。
またイベントや店舗等人の集まるスペースで配布いただける方
も募集しております。
今回のご報告、もう少しオンタイムでさせていただきたかったのですが、
落ち着いて原稿を作る時間を作る事ができず遅くなってしまいました。
加須での打ち合わせを終えて立ち寄ったCafeにて。。。。
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 ◆ご協力のお願い
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【軽自動車・軽トラック募集】
被災地で活用させていただく車両を募集しています。
カーシェアリングはもちろん、引っ越しや、就業のための
貸し出し等様々な貢献活動に活用させていただきます。
【くるま募金のご案内】
最初にスムーズにカーシェアリングを実施して頂くために
初期経費(保険料、登録費用、運搬費用)を15万円/台(1口1,000円)
の寄付を集めて充てさせていただいております。
仮設住宅や在宅避難地域にお住まいの方々が少しでも快適に生活
できるよう、皆様ご協力のほどよろしくお願いいたします。なお、
車両を50口以上サポートいただける方は、車両にサポーター様の
お名前を入れさせていただきます。
※軽自動車の場合は100口集めております。
※一度使用した車を再提供する場合は120口(軽は80口)集めています。
くるま基金チラシダウンロード
http://www.japan-csa.org/くるま基金チラシ.pdf
◆『くるま募金』の支援方法
口座にお振込みいただいた後、メールにてお知らせください。
ゆうちょ銀行:記号14330 番号17947751
(店名 四三八 店番438 普通 1794775)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」
メールアドレス:car@japan-csa.org
(件名:くるま募金、本文:お名前・口数)
【賛助会員募集】
日本カーシェアリング協会では当協会の趣旨に賛同し、賛助会員
として当協会活動を支援してくださる個人や団体の賛助会員を
募集しております。
詳しくはコチラをご参照下さい。
http://www.japan-csa.org/03.html
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登録:件名に「メールニュース購読希望」と明記し、お名前・配信を希
望するアドレスを記載の上mail@japan-csa.orgまでご連絡ください。
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を希望するアドレスを記載の上mail@japan-csa.orgまでご連絡ください。
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◆◇発行元◆◇
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〒 986-0005
石巻市大瓜字鷲の巣45-1仮設大瓜団地集会所内
TEL/FAX 0225-22-1453
E-mail:mail@japan-csa.org
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