8月30日。
石巻専修大学舛井ゼミ、NTTデータ、イメージアソリューションの皆さんがOPEN JAPANとイメージアソリューションのオフィスに集まり、9月1日のプレゼンに向けて最終の詰めを行いました。
「みなさん、頑張りましょう!」
で始まると、チーム毎に分かれ、ミーティング!
夜までぶっ通しで、ミーティングは行われ、食事は精を付けるためにステーキへ(A&Cチーム)
なんと20歳の誕生日だったワタナベ君は、ステーキ800gを大人たちからプレゼントされ、見事平らげました。(若い!)
食事の後もミーティングは続きます。
結局23時ごろまでミーティングは続きました。
31日も朝9時頃から集まりミーティングです。
私や山川は何度も学生たちの取材を受け続け、学生たちは自分たちの提案の内容をブラッシュアップしていきました。
この日は24時を過ぎても、準備は続きました。
プレゼン当日、この日も早朝から最終確認。
NTTデータさん、イメージアソリューションさんにプレゼンし、それについてアドバイスをされていました。
そして、とうとう9時30分。
プレゼンの時が始まりました。
石巻出身のNTTデータ東北の杉山部長とイメージアソリューションの會田社長も来てくださいました。
最初はAチーム。
彼らが提案してくれたのは、業務マニュアル。
彼らは、私たちの業務を調べていくなかで、業務の片寄を見つけました。
詳しく言うと私や事務局の山川への業務が集中しているという事です。
それを業務をマニュアル化し、他のスタッフへできるだけ分業できるようにという提案でした。
彼らは、どの業務をマニュアル化するかということに加えて、更にスタッフの得手・不得手を調べつくして、どの業務をどのスタッフに割り当ててという所まで提案してくれました。
次はBチーム。
彼女たちが提案してくれたのは、車検お知らせシステム。
私達の業務の中でボリュームが大きいのが、既存ユーザーへの巡回業務。
そこで私たちは、様々な情報をユーザーと交換するのですが、その中で注意している事の一つに車検に関する情報です。車検直前で車が返却されると車を継続して活用し続けることが難しくなるので、毎月経営会議で車検で3か月以内の車の情報を共有し、利用者へ案内をはじめるところからフォローを開始します。
彼女たちはそこに注目し、車両情報を管理するデータベースシステムを構築し、車検の数か月前になると自動的に利用者にメールで案内が届くシステムを提案してくれたのでした。
このシステムがあると、大きな安心感が生まれるのと、巡回業務がやりやすくなります。
更に一番いいのはいろんな応用ができるという事です。
例えば、イベントや総会なんかの案内もこのシステムで簡単に送れるし、更に賛助会員の方へ継続支援のお願いなんかもこれで送れちゃうのです。
更にアマヌメ君がローリーになりきって、演劇風にプレゼンしてくれて、会場を沸かしてくれました。
最後にCチーム。
彼らが提案してくれたのは、データ整理と管理システム、業務の見える化でした。
彼らが着目したのは、私たちがスタッフ間で共有している情報量やファイルの量が多く、それが整理しきれていないという事でした。
例えば車、ユーザー、支援者の方々、私たちが管理する情報は膨大な量があります。
更に、通常のカーシェアの他に、継続支援カーシェア、就職支援カーシェア、事業支援カーシェア、レンタカーという風に実施している内容も多岐にわたっていき、それぞれに書類が必要で、ファイルとフォルダはどんどん増えていきます。
ただ、不要なファイルや重複している情報もあり、整理しきれず雑多になっているのです。
そこをまず整理して、更に一つの情報を入れれば、管理している複数のファイルが連携しあって、自動的に更新されるというのです。彼らが授業で勉強しているアクセスというデータ管理のソフトを使って、それを構築してくれるのだそうです。
魅力的な提案をしてくれた3つのチーム。
それらに対して、鋭い突込みを大人たちはしていきました。
「では、それは具体的にどういう事ですか?」
「そもそも、なぜそういう判断をしたのですか?」
こんな感じに見つめられながら
学生達も、そうした鋭い突込みにたじろぎながら、頑張って答えていました。
さぁ、3つのプレゼンが終わって、15分の休憩がとられたのですが、その間、審査を一任されたカーシェアリング協会のスタッフ全員が集合し、協議を行いました。
6人のスタッフ1人1票持って、投票する形式をとりました。
するとなんとAチーム2票、Bチーム2票、Cチーム2票の同点になってしまったのです。
それくらい、それぞれのチームが甲乙つけがたいいい提案をしてくれたのでした。
時間を延長し、更に協議を行い、結論を持って発表に臨みました。
苦渋の選択で私たちが選んだのはCチームでした。
私達が導入して一番業務が効率化すると感じるもの
学生たちが学習していることを活かせること
そのあたりを加味して選ばせていただきました。
Cチーム。
NTTデータ社会貢献室室長の吉岡さんから景品の授与。
尾形君の目には涙が。
そう、涙がでるくらい、頑張ったんだ。
みんなね。
舛井先生、予想以上の学生たちの頑張りを褒めながら、
「本番はこれからだぞ!」と気持ちを引き締めさせる一言。さすが!
最後に自然にチームそれぞれ集合写真。
さぁ、舛井ゼミの学生たちは、今月から早速、実現に向けて取り組みます。
まず、導入に向けての計画を今月作り、来月から具体的に進めていきます。
これからも楽しみです。
学生のみなさま、イメージアソリューションのみなさま、NTTデータのみなさま、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
これからも、よろしくお願いします。
業務改善プロジェクトプレゼン(舛井ゼミ×イメージアS×NTTデータ)
2014.09.06