活動レポート
REPORT

2歩前進

2014.11.28

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【日本カーシェリング協会メールニュースvol.14】2014年11月28日
           ◆2歩前進◆
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今日はよい報告を2つしたいと思います。
まずは、1つ目。
先週の金曜日(21日)、復興公営住宅で自然エネルギーを活用
したEVカーシェアリングを行う事業「エコEVカーシェアリング事業」
の第一回『検討委員会』を石巻市役所庁内で開催することができました。
DSC_0228.jpg
前回のメールニュースで市長へこの事業への協力について要望書を
提出したことをご報告しましたが、その要望書の回答を11月4日に
「市として支援する」という回答をいただきました。
それを受けて、市の5つの課の課長がこの事業の検討委員会の
正式なメンバーとして加わり、地元の教育機関である石巻専修大の
山本憲一先生(理工学部)と竹中徹先生(経営学部)、
東北大の鈴木高宏先生(未来科学技術共同研究センター)、
太陽光充電システムの三菱電機プラントエンジニアリングの高木副本部長、
今回の事業をトータル的にサポートしてくださっている
コンサルタントのCDS経営戦略研究所の奥間さん、そして
石巻仮設住宅自治連合推進会の会長として増田さんら
と共に、石巻でのモデル化に挑戦することになったのです。
来春、復興公営住宅に太陽光エネルギーでEVを充電できる
システムを1箇所導入し、約1年間かけてその設置
準備と現場での実践を住民のみなさんと行います。
この事業の効果を確認し、モデル性を検証する社会実験であると
同時に他の地域で転用できる『雛形』を作りあげるという
プロジェクトです。
最初の検討委員会は、顔合わせ的な意味合いを中心に
考えていましたが、さっそく様々な意見が交わされました。
五島列島で100台のEVを使った社会実験を行った鈴木先生は、
「こんなに活発な会は、珍しい。大切に進めていきたいですね。」
と会を終えておっしゃってくださいました。
今までは、ど素人の私たちが想いと情熱だけですすめてきましたが
ここからは違います。
石巻を想う熱いハートを持ったプロフェッショナルな方々と共に
力強くモデル化を進めることができるのです。
私たちにとって大切な一歩を踏み出しました。
【河北新報:災害住宅にEV 事業化へ・石巻】
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141123_13010.html
そして、2つ目の報告です。
検討委員会という体制は整ったものの、
この事業の推進には、もう一つ重要な要素が不可欠でした。
それは、システムを導入するための『財源』です。
私たちはかねてから財源を確保するために、様々な助成金に申請したり、
インターネットを使った資金集めのための投票など挑戦したりしました。
(あの時は、本当にたくさんの方々に、ご協力いただきました。
 思い返すと感謝の気持ちが溢れてきます。)
そして、昨日、スタッフの山川が作った検討委員会の議事録を
メンバーの皆様にメールで送ろうとしていたところ、一本の電話
がかかってきました。
電話の相手は、三菱商事復興支援財団の立石さん。
三菱商事復興支援財団さんは、過去2年私たちの活動に助成
いただき、今回の事業についても夏前位から相談をさせていただ
いておりました。
相談をさせていただいた際も、「メールニュースを拝見してますよ」
と私たちの状況をすでに把握されており、その上で
数回の打ち合わせを経て、事業を申請させていただき、
最終のプレゼンテーションを今月上旬に行わせていただいて
いたのでした。
約半年の間、私たちの刻々と変化する状況を伝えながら、
私たちについて深く理解していただき、それ故に未熟なところもよく
わかっていらっしゃって、鋭い指摘などいただきながら
本当に十分なコミュニケーション(相互理解)を行った
うえでの最終のプレゼンテーションでした。
これで落ちてもしょうがない、と思えるすがすがしさの中で、
結果を待っているといった状況でした。
結果をご報告いただけると聞いていた日から一週間以上経っていて
無理だったのかなぁと思っていた頃合いだったのですが、
電話を取った時、「結果が告げられる」と一瞬で緊張感が走りました。
「ご連絡が大変遅くなったのですが・・・
            採択させていただくことになりました」
思わず叫んでしまいました。
「やったぁ!」
検討委員会という体制とそれを力強く進めるエネルギーである財源が揃い、
私たちが目指した一つの夢である
復興公営住宅で自然エネルギーを活用したEVカーシェアリングを
実現する具体的なもう一歩を踏み出せることになりました。
さぁ、ここからが本番。
一日も無駄にできない、ハイシーズンを私たちは迎えます。
がんばるぞ!
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 ◆編集後記
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先月から仮設住宅でアンケート調査を始めました。アンケートは
きっかけで現場の声をじっくり聞くために行っているので
ものすごく時間がかかるのですが、1カ月かけて昨日、
ようやく1団地分が終わりました。
アンケート項目の移動に関する話から始まって、そこから
話をやっていくといろんなことが見えてきます。
電話の線が抜けているのに気付かず、2,3か月電話が
通じないと困っていた方
エアコンで暖房が使えるのを知らずに、寒さを我慢されてる方
インターホンの電池を変える時、電池を反対に入れていたこと
に気付かず壊れたと思っていた方
高齢の方は、ちょっとした事で、困っていらっしゃっていて
ちょっこっとサポートしてあげると、助かる人が大勢いることを
スタッフ一人ひとりが改めて感じることができたように思います。
困っている人を助ける事こそ、私たちの活動の基本にあります。
こうした現場に足を着けた場所から雛形づくりを力強く
進めていけたらと思います。
【協力者募集】カーシェア仮設アンケート
https://www.japan-csa.org/blog/report/please/2014/11/23/521/
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 ◆ご協力のお願い
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【車募集】
被災地で活用させていただく車両を募集しています。
カーシェアリングはもちろん、引っ越しや、就業、生活困難者
のための貸し出し等様々な貢献活動に活用させていただきます。
※軽自動車&軽トラを特に募集しています!
【くるま募金のご案内】
最初にスムーズにカーシェアリングを実施して頂くために
初期経費(保険料、登録費用、運搬費用)を15万円/台(1口1,000円)
の寄付を集めて充てさせていただいております。
仮設住宅や在宅避難地域にお住まいの方々が少しでも快適に生活
できるよう、皆様ご協力のほどよろしくお願いいたします。なお、
車両を50口以上サポートいただける方は、車両にサポーター様の
お名前を入れさせていただきます。
※軽自動車の場合は100口集めております。
※一度使用した車を再提供する場合は120口(軽は80口)集めています。
くるま基金チラシダウンロード
http://www.japan-csa.org/くるま基金チラシ.pdf
◆『くるま募金』の支援方法
口座にお振込みいただいた後、メールにてお知らせください。
ゆうちょ銀行:記号14330 番号17947751
(店名 四三八 店番438 普通 1794775)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」
メールアドレス:car@japan-csa.org
(件名:くるま募金、本文:お名前・口数)
【賛助会員募集】
日本カーシェアリング協会では当協会の趣旨に賛同し、賛助会員
として当協会活動を支援してくださる個人や団体の賛助会員を
募集しております。
詳しくはコチラをご参照下さい。
http://www.japan-csa.org/03.html
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