先月NHKラジオで放送いただいた内容を聞いてくださり、横浜の長田さんご夫婦からシャリオグランディスの提供の申し出をいただきました。
横浜から車を運んでくださり、石巻に来られた際、約1時間ほどスタッフの千葉さんに石巻の案内をしてもらったのですが、もっと詳しく話を聞きたいということで、更にその2週間後、石巻を再訪問してくださいました。真剣に被災地に向き合ってくださっていることを本当に感じました。
再訪問の際、名義変更も終了しており、カーシェアのステッカーをご夫婦で貼っていただきました。
ちょうど、二本松の仮設住宅で避難生活をされている浪江町の方々から、乗合で旅行など行ける大きめの車を貸してほしいと相談を受けていました。
そして、クリスマスイブの24日、準備の整ったシャリオグランディスを二本松に届けました。
横浜からのクリスマスプレゼントを運んできたのです。
みなさん、車の大きさにとても喜んでくださいました。
あと、今回パナソニックカーエレクトロニクスさんから提供していただいたカーナビを一緒に取り付けて提供させていただきました。浪江町の方々は、まだまだ二本松周辺の地理に慣れていなくて、少し離れた所に行くとき、ナビがあるとすごく助かるのだそうです。
原発事故の前、浪江町では人々の足としてコミュニティバスの「ぐるりんこ」というサービスが人々の足として大変活躍していたのだそうです。二本松に避難されている浪江町の方々は、仮設住宅生活で移動で困っていらっしゃる方々が多くいて、その移動手段を確保するために早稲田大学の方々と一緒に乗合いサービスの「新ぐるりんこ」を11月に社会実験的に行われました。1か月の実験を終え、本格的に住民らで実施しようということです。
10月に、ジャパンプラットフォームさんを通して紹介を受け、石巻での送迎活動の様子を紹介するとその場で、ぜひカーシェアリングを活用してこの『新ぐるりんこ」を継続的に取り組みたいという話になりました。
浪江町の方々の会合で説明している様子
私たちは、その2週間後、ラフェスタを一旦テストとしてお貸しし、私たちの仕組みを確認いただき、この度正式にシャリオグランディスを「まちづくりNPO新町なみえ」が管理していただく形でカーシェアリングとして利用していただく流れとなりました。
浪江町の人達と長田さんご夫婦との交流も始まったようです。
これからも、気持ちをつなげ、多くの方々の生活を応援できれば幸いです。
今年一年、本当に多くの方々に支えられ活動を続けて来れました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願い申しあげます。
横浜からのクリスマスプレゼント(二本松でシャリオグランディスでのカーシェアスタート)
2014.12.31