たくさんの方々の協力でクラウドファンディングで達成した「てんぷらキャンピングカー」が完成しました。
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2015/03/12/540/
以下、石巻カーシェアリングを応援しよう!第5弾(てんぷらレンタカー編)の新着情報から転載です。
https://readyfor.jp/projects/carsharing5/announcements
ご報告遅くなりましたが、このプロジェクトでご協力いただいた「てんぷらカー」の改造とテスト運行が終わり、貸し出し準備が整いましたのでご報告させていただきます。
5月、満月屋の岩本さんが、来石し、様々なテストを経て最終の改造をウィザードに施しました。
石巻で作業を始めて3日、ようやく完成しました。
後ろに廃油を入れるタンクを付けました。
今回は、レンタカーとすることが前提だったため「初めててんぷらカーに乗る人も安心して乗れるように」というのが挑戦したコンセプトでした。
てんぷらカーは軽油と廃油の2つのタンクがあり、乗車の5分後と停車の5分間前に切り替える必要があります。
乗り方のポイントはこの1点だけなのですが、慣れていないと、ついつい切り替えを忘れてしまい、それが故障の原因に繋がります。
このついつい切り替えを忘れるってのを防止するために様々な工夫を加えました。
工夫1.自動切り替え
これが切り替えスイッチなのですが、今回のてんぷらカーは廃油にスイッチをいれたまま乗車すると最適な時期に自動的に切り替わるようにしました。
※切り替わったら、一番右の緑ランプが点灯します。
2.停車時の切り替えができなかったときの警笛音
停車時は、スイッチを軽油に戻さないといけないのですが、廃油のままエンジンを切った時、警笛音が鳴るようにしました。
3.てんぷら油が少なくなった時の警笛音
最後に、廃油燃料が少なくなった時、軽油に切り替えなければいけないのですが、そのタイミングを警笛音で教えてくれるようにしました。
そんな、工夫の盛り込んだレンタカー型てんぷらカーが日本で初めて誕生しました!
車が完成したちょうと数日後、車の提供者であるルート産業の伊藤社長がたまたま石巻を訪れ、完成したばかりの車を確認いただき、そのバージョンアップした車にとても喜んでくださいました。
さて、完成した車を私たちはスタッフで積極的に試運転を行い、車の安全性やこの車との付き合い方など確認していきました。
最後の確認として、私がプライベートで北海道に行く際、廃油100リットルをポリタンクに積んでこの車で行くことにしました。
道中、廃油を給油しながら
摩周湖の霧に包まれつつも給油しながら
道東にたどり着きました。
温泉地で、日帰り温泉に入りながら
夜は、後部座席を別途にして車の中でゆっくり休みました。
そして、道東の様々な美しい場所を巡りました。
屈斜路湖
摩周湖
神の子池
オンネトー湖
約600kmの旅を廃油だけで走行し終え、それを踏まえ、打ち合わせと確認を行い、ようやく貸し出す準備ができました。
多くの方の協力の元、スペシャルなレンタカーができました。
旅に最適な車だということを、体感し自信を持ってお勧めできます。
多くの方が東北の様々な見どころを訪れ、素敵な体験をしていただくきっかけを作れたらと思っています。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
<ウィザードてんぷらカー貸出し料金>
宿代だけでレンタカーも付いてくる。レンタカー代だけで宿も付いてくる。って思えるような価格帯にしました。
※価格はメンバー価格で税別です。
6時間まで 3,500円
6時間を超える営業時間内 4,500円
24時間 6,000円 ※24時間以後1日5,000円
1週間 30,000円 ※廃油、約20リットル付(約120km走行)。