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【日本カーシェリング協会メールニュースvol.20】2016年3月8日
◆よし、やってみよう!◆
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夜中の1時頃、震える人差し指で「カチッ」っとマウスをクリックしました。
今年に入ってから、約2ヵ月間、石巻で一番遅くまでやってる
ファミレス「COCOS」に連日通いながら、夜中まで作りこんできた
コミュニティ・カーシェアリング実践ガイドブック
『よし、やってみよう!』をついに印刷会社へ入稿したのでした。
復興庁の「新しい東北」先導モデル事業として、6月から吉野町復興公営住宅
に太陽光を活用したEVカーシェアリングを導入し、取り組みを進めてまいりました。
地元行政・大学・住民組織らで構成する検討委員会メンバーで毎月集まり
継続的に推進できるモデル化を目指し、協議をしてきました。
東北運輸局など公的機関や専門家の方々とも意見交換を行い、形を再構築
していきながら、現場で最適な形を、復興住宅に入居された皆さんに
相談しながら模索していきました。
そこで前回このメールニュースでご案内させていただいた「吉野町カーシェア会」
が生まれ、住民の皆さんの生活の質が向上し、必要経費や運営する役員の手当は
会の中で賄われ、私たちも有償で車を貸し出すといった継続性のある
型がようやく実施できるようになりました。
【メールニュース:『吉野町カーシェア会』と『カーシェア応援団』】
https://www.japan-csa.org/blog/report/mailnews/2016/01/02/560/
先月実施した事業の評価を行うためのアンケート調査でも、
移動・コミュニティ・防災に関してとてもポジティブな結果が表れ
特にコミュニティに関しては、
「団地内に仲のいい知り合いはいますか?」 という設問に対し
カーシェアリングを利用されない方 「いない」44% に対して
カーシェアリングを利用される方は 「いない」0% 「たくさんいる」64%
といった少し目を疑うような、結果が表れました。
※詳しくは、ガイドブックの中で紹介しております。
アンケートで現場を表しきれるものではないと思いつつも、
このようなわかりやすい結果を得て、私たちも改めてこの取り組みに
自信を得ることができました。
だからこそ、全力でガイドブック作りに取り組むことができました。
私たちは、『石巻に雛形を作る』という1点に集中してこれまで進めてきました。
このガイドブックは、いわば私たちの5年間の集大成です。
石巻で始まった『コミュニティ・カーシェアリング』とは何か?
その効果と可能性を石巻で起こっていることを紹介しながら解説し、
それを具体的に進めるための手順とそれを支えるサポーターの役割といった
私たちがこれまで培ったノウハウを包み隠さずそこに注ぎ込みました。
最大の特徴は、それを『まんが』で表現したのです。
イギリス在住の漫画家 Fumio Obataさん(私たちは漫画さんと呼んでます)
が全面的に協力してくださいました。漫画さんは、震災後、長期休暇の度に
被災地を訪れ取材を重ね、日本の現状をヨーロッパの方々に漫画で伝える
活動をされているのです。
Fumio Obata(漫画さん)のホームページ
http://www.fumioobata.co.uk/
このガイドブックは、高齢化・コミュニティづくり・交通弱者・防災・
地域包括ケアといったテーマに向き合っている、町内会・NPO等の市民活動・
自治体担当課に従事される方々に向けて作りました。
全国からのたくさんの支援を受けてできたこの取り組みで
今度は逆にお役に立てるように願いを込めて。
冊子は今月中旬頃に刷り上がってくる予定をしていますが、ひとまず先に
下記URLで閲覧できますので、ぜひご覧になってください。
そして、まだまだ至らない点などあると思いますので、いろんなご意見を
いただき、次につなげることができればと思っています。
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2016/03/03/563/
「やってみたらどうや、たけちゃん?」
2011年4月に私は、そうやって師から提案を受けてこの取り組みを始めました。
今度は、私が皆さんに提案する気持ちでこのガイドブックのタイトルを付けました。
私たちの原点であり、そして、世界をよくするのはきっとこの言葉だと
私は思っています。
『よし、やってみよう!』
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刷り上がった冊子をご希望される方は、ご連絡ください。
数に限りがあり、また着払いにはなりますが送らせて
いただきます。
送り先メールアドレス:info★japan-csa.org (※★を@に変えてください。)
お名前・ご住所・電話番号・会社名(学校名)・冊子を希望される理由を
ご記入の上、件名「よし、やってみよう!」で下記アドレスまでメールにて
ご連絡ください。
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◆編集後記
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このガイドブックには、本文で紹介した検討委員会のメンバーの
皆さんや漫画さん(Obataさん)だけでなく、石巻のデザイナーの
宮本悠合さん、座談会ページのデザインを吉田耕作君、
写真家の小野寺香那恵さん、ライターの千葉暢子さん、
さらに文字校正はたくさんの方々に協力いただきました。
ご協力いただいたすべての皆様に心から御礼申し上げます。
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◆関連するメディア掲載
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【河北新報:<EV>災害公営住宅共同利用へ有料化】
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201602/20160223_13054.html
【NHK:カーシェア本格導入検討へ】
http://www.nhk.or.jp/tohoku-news/20160303/3355741.html
【朝日新聞:(ひと)被災地発の住民運営型カーシェアリング普及を目指す】
http://www.asahi.com/articles/DA3S12242048.html
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◆ご協力のお願い
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【カーシェア応援団ステッカー販売中】
https://www.japan-csa.org/blog/report/news/2016/01/31/561/
【太陽カーシェア募金のご案内】
石巻市内の復興公営住宅に太陽光で電気自動車を充電する設備を導入
するための費用を集めています。
ご寄附(一口1,000円)のご協力よろしくお願いします。
ゆうちょ銀行:記号14370 番号11142661
(店名 四三八 店番438 普通 1114266)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」
※ご寄附いただいた際、メールもしくは電話にてご一報下さい。
ご支援いただいた方はこちらでご紹介させていただきます。
https://www.japan-csa.org/blog/report/please/2015/08/11/552/
【軽自動車・軽トラック・大型車(7人乗り以上)募集】
被災地で活用させていただく車両を募集しています。
カーシェアリングはもちろん、引っ越しや、就業や、
コミュニティ作りのための貸し出し等様々な地域貢献活動に
活用させていただきます。
【賛助会員募集】
日本カーシェアリング協会では当協会の趣旨に賛同し、賛助会員
として当協会活動を支援してくださる個人や団体の賛助会員を
募集しております。
詳しくはコチラをご参照下さい。
http://www.japan-csa.org/03.html
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登録:件名に「メールニュース購読希望」と明記し、お名前・配信を希
望するアドレスを記載の上mail@japan-csa.orgまでご連絡ください。
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◆◇発行元◆◇
一般社団法人日本カーシェアリング協会
吉澤武彦
〒 986-0005
石巻市大瓜字鷲の巣45-1仮設大瓜団地集会所内
TEL/FAX 0225-22-1453
E-mail:mail@japan-csa.org
ホームページ:http://japan-csa.org/
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よし、やってみよう!
2016.03.08