私たちが視察に行っている間に、復興庁から1通の通知書が石巻の事務所に届きました。
復興庁が今年度「新しい東北」の事業として実施する「地域自立支援事業」。
そこに、オーストリアのCARUSO、ウィーン工科大学の柴山先生をお招きし、「第1回コミュニティ・カーシェアリングシンポジウム」を石巻で開催する企画を視察の出発前にエントリーしていたのです。
そして、その通知書は、採択の通知だったのです。
採択の旨、柴山先生とCARUSOのスティンガー・フォーメッツ氏に伝えしたところ、お二人ともとても喜んでいただきました。
7月7日、今回の視察の報告と、このシンポジウムへの石巻市の協力について相談するために石巻市の亀山市長に面会の時間をいただきました。
オーストリアとスイスの取り組みについて大変興味深くお話を聞いてくださり、シンポジウムについても「できる限りの協力します!」と力強いお言葉をいただきました。
私たちは、今回の視察を通して、カーシェアリングという切り口をきっかけに「交通」の在り方について、様々な示唆をいただきました。これは、視察に参加した私達だけではなく、石巻で関係する様々な方々と共に確認し、協議することで、私たちが果たす役割についても全体から捉え直し、この石巻をよくするための具体的な取り組みや連携に活かしていきたいと思っています。
そして、きっかけは違いますが、コミュニティが共同で車を活用する事例がオーストリアと石巻に生まれ、その可能性を確認しあうことができました。まずはCARUSOと私たちが継続した交流と意見交換を始めていくことで、関心を持っていただける方々や具体的に関連する取り組みを行う方々を同志としてご参画いただきながら「コミュニティ・カーシェアリング」の輪を少しずつ広げていけたらと思っています。
そのための最初の一歩の『第1回』で、『石巻から始める』シンポジウムです。
具体的な内容は決まり次第、ご案内させていただきます。
応援、ご参画、よろしくお願い致します!
【オーストリア・スイスのカーシェア視察】
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 帰国後
オーストリア・スイスのカーシェア視察 帰国後(コミュニティ・カーシェアシンポジウムin石巻 開催へ)
2016.07.15
吉沢さん、
石巻での活動の折にはいつもお世話になっております。
先ほど電話でお聞きした情報見つけました!!
この新しい動きが石巻から始まるのですね。
東京でも、これから高齢者が増えてきます。
東京でこそ、もっと広がるとよいと思います。