活動レポート
REPORT

熊本・オーストリア報告

2016.07.16

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 【日本カーシェリング協会メールニュースvol.22】2016年7月16日
          ◆熊本・オーストリア報告◆
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熊本地震から3ヵ月。
熊本地震の支援活動について、前回のメールで発信させて
いただいて以来、facebookでは時々報告させて
いただいてましたが、石巻と熊本を往復しながら、他の
様々なプロジェクトを進めていくとなると、中々整理して
このメールニュースで報告することができないでいましたが
3ヵ月の節目の今日、ご報告させていただきますね。
前回の発信後、多くの方々のご協力をいただき、これまでに
38台もの車が集まり、のべ40件の貸し出しを行ってまいりました。
車を提供いただいた方々だけでなく、発信に協力いただいた方々、
車の運搬に協力いただいた方々、用品提供や車の整備に協力いただいた方々
そして資金的なご協力をいただいた方々等、本当にたくさんの
方々に支えられ、現在取り組みを進めさせていただいております。
ただ、先日から続く豪雨で車を被災された方々も新たに加わり
まだ8名の方々が車を心待ちにしていらっしゃる状況にあります。
あと数カ月この3ヵ月無料の貸し出しを続け、生活を立て直す
お手伝いを行う予定をしています。(その後は状況をみながら
石巻で取り組んでいる有料の生活再建プログラムに移行していく
予定です)
本日、熊本での支援活動を整理したブログを投稿しました。
メールでは伝えきれない、車を届けた方々の笑顔の写真をふんだんに
いれましたので、ぜひご覧いただければと思います。
【熊本支援、3ヵ月目のご報告】
https://www.japan-csa.org/blog/report/support/2016/07/16/584/
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さて、本日もう一つ、ご報告がございます。
今年の2月にウィーン工科大学から石巻の取組への調査依頼があり、
そこからメールをいただいた柴山先生との交流が始まりました。
柴山先生はオーストリアで交通を研究している方なのですが
オーストリアで私達のカーシェアリングと同じような
コミュニティが運営するカーシェアリングを行う事業者がいて
その研究に従事されていたことがあり、なんと、石巻出身なのです。
CARUSO(カルーゾー)というその事業者はシェアリングする
ための非常に便利でシンプルなITシステムを導入し、行政や
交通機関とも連携を行っているということだったので
柴山先生にお願いして、6月にオーストリアに実際に伺い、
そこで行われているカーシェアリングを勉強させていただく
機会をいただきました。
システム面について詳しく理解するために活動初期のころから
応援してくださっているIT企業のJ-tipsの川口社長、
学んだことを石巻の政策に具体的に活かしていくために
石巻エコEVカーシェアリング検討委員会の幹事メンバーで
あるCDS経営戦略研究所の奥間さんにも同行いただきました。
また、現地でしっかりとお互いの取り組みについて理解しあい
意見交換するために、昨年度制作した実践ガイドブック
『よし、やってみよう!』を賛同いただいた13名のボランティアの
方々に協力いただき、英訳版を作って持参することができました。
【ガイドブック英語版】
https://www.japan-csa.org/blog/wp-content/uploads/img/CoCarshareGuideBook.English.pdf
視察の内容については、ブログに7回にわたって報告を投稿
しました。お時間ある時にでも、ご一読いただき、オーストリアの
自由な交通とシェアリングエコノミーに触れていただければと思います。
【オーストリア・スイスのカーシェア視察】※1日目~帰国後まで
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2016/07/04/576/
私たちがオーストリアで学んでいる間に石巻の事務所に復興庁から
1通の通知書が届いていました。
今回、視察に行く前に1本の企画を申請していたのですが、
嬉しいことにその採択通知だったのです。
『第1回コミュニティ・カーシェアリングシンポジウムin石巻』
今度はオーストリアのCARUSOの経営者シュティーガー・フォアメッツ氏と
ウィーン工科大学の柴山先生、そして交通の専門家の先生方を
石巻にお招きし、『コミュニティ・カーシェアリング』の可能性に
ついていろんな角度から協議しあえる機会を作れることになりました。
帰国後、石巻市の亀山市長に視察の報告と、このシンポジウムへの
協力の相談を行ったところ、「もちろん、できる限りの協力を行います」
といったお言葉もいただき、秋頃の実施が確定しました。
『交通』という枠組みの中で私たちがどんな役割を果たせるか
全体の中から捉え直し、具体的な連携を模索する。
コミュニティ・カーシェアリングに関する継続的な情報共有をCARUSOと
共にここから始めていくことで、新しい参画者を作り、全体として
より大きな貢献を生み出していく。
シンポジウムの詳しい概要が決まりましたら、改めてご案内させて
いただきますね。
私たちは、今、継続した貢献のための具体的な効率化、そして、
社会の中での役割の明確化を今まで以上の鋭さを持って取り組ま
なければならない時期に入りました。
目の前の助けが必要な方にしっかり向き合いながら、その先の
未来を見据え、しっかりとした一歩を歩んでいきたいと思います。
応援よろしくお願いします!
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 ◆編集後記
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石巻で一番大きなお祭り「川開き祭り」が8月1日(月)に行われます。
毎年、OPEN JAPAN石巻ベースの屋上から、縁ある方々と共に
花火を鑑賞するのですが、そこからの眺めが本当に最高なんです。
しかし、防潮堤の工事の関係でベースが今年度いっぱいで
立ち退きになるため、そこで観る最後の花火鑑賞会となります。
平日の夜の時間になるのですが、よければ一緒に花火を鑑賞しましょう。
【石巻川開き祭り 花火鑑賞会のご案内(8/1)】(詳細はこちらから)
https://www.japan-csa.org/blog/report/news/2016/07/12/581/
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 ◆有給スタッフ・長期ボランティア募集
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志を持ってこの活動を一緒に取り組んで頂ける方を募集しています。
(NPO事務局職員・整備士・レンタカー&リース事業経験者の方歓迎)
詳しくはお問合せください。
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 ◆ご協力のお願い
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【軽自動車・軽トラック・大型車(7人乗り以上)募集】
被災地で活用させていただく車両を募集しています。
カーシェアリングはもちろん、引っ越しや、就業や、
コミュニティ作りのための貸し出し等様々な地域貢献活動に
活用させていただきます。
※特に熊本で活用するための以下の条件の軽自動車を募集しています。
・車の活用に関しては、こちらに一任いただける方
・九州内で車を引き渡しいただける方
・車検が3カ月以上残っている車両
【ご寄付の募集】
活動費として活用させていただきます。
ゆうちょ銀行:記号:02220-9 番号:120559
(店名 二二九 店番229 当座 0120559)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」
【賛助会員募集】
日本カーシェアリング協会では当協会の趣旨に賛同し、賛助会員
として当協会活動を支援してくださる個人や団体の賛助会員を
募集しております。
詳しくはコチラをご参照下さい。
http://www.japan-csa.org/03.html
【カーシェア応援団ステッカー販売中】
https://www.japan-csa.org/blog/report/news/2016/01/31/561/
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◆◇発行元◆◇
一般社団法人日本カーシェアリング協会
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〒 986-0005
石巻市大瓜字鷲の巣45-1仮設大瓜団地集会所内
TEL/FAX 0225-22-1453
E-mail:mail@japan-csa.org
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