活動レポート
REPORT

モビリティ・レジリエンス(平成30年7月豪雨報告①)

2018.08.04
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【日本カーシェリング協会メールニュースvol.36】2018年8月4日
◆ モビリティ・レジリエンス(平成30年7月豪雨報告①)◆
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シンポジウムの翌日から現地入りし、2週間ぶりに石巻に戻ってきました。
倉敷市真備町での私たちの活動をご報告します。
オートバックスセブン様の協力の元、石巻から送った6台の車は18日に
倉敷に届き、そこから現地での貸し出しは始まりました。
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(石巻から送った車が無事倉敷に到着し、早速車の貸し出しが行われました)
チラシは倉敷市が管轄する全ての避難所に配布され、様々な地元報道機関の
協力の元、被災者の方々に周知していきました。
現在使用しているチラシ
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(避難所運営のお手伝いに来ている仮設きずな新聞の岩本さんに会い、チラシの掲示のお手伝い頂きました)
続々と問合せをいただく一方、ありがたいことに続々と車の申し出と
運搬ボランティアの申し込みをいただきました。
●車両提供いただいた皆様●
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いつもご協力いただいているちば→とうほくボランティアバス様は今回も2台の車の提供&運搬にご協力いただきました。
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兵庫県福崎町のエーモン工業様は、従業員や関連企業に呼びかけ16台の車を提供&運搬いただきました。(下の4つの写真)
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【神戸新聞2018年07月22日】
●車を運搬いただいた皆様●
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石巻の事務所は車両の提供者・運搬の協力者・被災者からの問い合わせ等で
電話がパンク状態で、つながりにくい日々が続きました。
(電話がつながらず、ご迷惑をおかけした方申し訳ありませんでした。)
そんな状態でしたが石巻の事務所のスタッフたちが1件1件調整し、
現場では問い合わせいただいた方々お一人お一人に会いに行き、
準備が整った車から貸し出しを進めていきました。
避難所の中や被災して泥だらけになったご自宅等で、説明をしながら
自宅まで2時間半かけて電車とバスを乗り継いで片づけのために通っている方
この炎天下の中、自転車で1時間位かけて同じように避難所から自宅まで通っている方
避難所に閉じこもっていらっしゃる方
「1日だけでも貸してください。そしたらいろんな手続きや買い物がまとめてやれますので」
そんな切実な声を向き合っていきました。
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そして、同じ避難所から複数人の方々から問合せをいただいた際は
カーシェアリングしていただきました。みなさん、こういう状況こそ
助け合いが必要な旨重々承知いただいていて、石巻で使用している
運転日誌などをお渡しし、管理者とルールを決めて取り組んでいただきました。
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(カーシェアリングが行われた避難所での様子)
現場も石巻も「てんてこまい」な状況の中、私たちの活動を
知ってくださった伊原木知事の命を受け、岡山県職員の横田さんから
連絡をいただきました。
ボラセンの広場のベンチで20分ほど横田さんとお話したこの時、今回の
一つのターニングポイントでした。
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岡山県からの打診を受け、岡山県軽自動車協会・日本自動車販売協会連合会岡山支部
が呼びかけに協力してくださり地元のディーラーから続々と車両提供の申し出を
いただきました。
最終的に10社のディーラーから41台の車の提供を受けることになりました。
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倉敷市からも協力をいただけることになり、物流の拠点であり自衛隊が
運営するお風呂が設置されていた真備総合運動公園内にある体育館
の一室を拠点として活用させていただけることになりました。
(『岡山災害カーサポートステーション』)
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(『岡山災害カーサポートステーション』の様子)
少し山手のところにあるので、そこまで来れない方は引き続き
避難されていらっしゃるところまで訪問して貸出を行いました。
ただ、拠点を設置すると、続々と相談に来られるようになり、更に
「てんてこまい」になってしまいました。(笑)
そんな中、臨時職員として協力頂ける地元の方、ボランティアで
協力頂ける方も表れ、更に、車両を提供いただいた日産サティオ岡山様、
岡山日産自動車様の社員のみなさまが毎日のように手伝いに来てくださり、
登録やメンテナンス等サポートいただけるようになりました。
他にもお手伝いに来ていただけるボランティアの方がちょいちょい
来てくださっています。
お陰様で問合せに対して全く追いついてなかった状況が何とか少しずつ
追えるようになってきたかな、といった感じになりました。
(まだまだ人手不足で協力者を募集しています)
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(黒のユニフォームの方が日産サティオ岡山様からお手伝いに来ていただいた方です)
一方愛媛でも動きが始まりました。
OPEN JAPANとの連携の中で西予市に車両を届けることになりました。
西予市では西予市社協が7台の車両を管理する形で被災された方々に車を
貸し出されることになりました。
(車両提供&運搬協力:エーモン工業様、車両運搬協力:オートバックスセブン様)
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(取り組みについて説明している様子と実際に貸渡を行っている様子)
これまで私たちが相談を受けた件数は 187件 ※岡山のみの集計
現地に運び込み、活用している車は47台(お盆までに約90台になる予定)
※8月3日時点の数字
石巻で扱っている車の台数と同じくらいの規模になりました。
私たちが扱えるキャパシティにも限界があるため、県外からの
車両の寄付は需要の高い軽トラを除き終了させてていただきました。
この集まった車をめいっぱい活用しながら、被災された方々の
応援を引き続き進めたいと思います。
今回の岡山県と愛媛県での経験を通して、地元の行政や企業や社協等の
協力があると助けられる規模が大きくなることを身をもって体験しました。
伊原木知事とも面会させていただく機会を得、協力への感謝と共に
状況を説明させていただいたところ、
「この仕組みは被災地に必要なので、他の知事たちにもきちんと伝えます」
と言ってくださいました。
【山陽新聞2018年07月31日】
『レジリエンス』という言葉を最近知りました。
回復力とか復元力といった意味だそうです。
災害を防ぐことも大切です。
それに加えて災害に遭った時、被災の影響をを最小限に抑えたり、
再建を加速させるなど回復させる力も地域には大切です。
石巻で取り組んでいる『コミュニティ・カーシェアリング』も
災害時の助け合いの基礎をなすものであります。
今回の災害でも、これからの『モビリティ・レジリエンス』の仕組みを
見据えたうえで、まずは今お問い合わせいただいてる被災者の
皆さんにいち早く車を貸し出し、生活再建の応援を続けていきたい
と思います。
昨日まで現場に入っていた石渡に代わり、西條が今日から
現場に入ります。石巻から交代で現場に入りながら
地元の方々と共にサポートを続けてまいります。
また、追ってご報告いたします!
◆各地域の『モビリティ・レジリエンス』の仕組みを
サポートする人材を一人しっかり確保して力強く進めて
行きたいと思っています。
その体制をしっかり確保できるように、どうか継続的な
ご支援にご協力よろしくお願いします。
今回の災害支援の現地での対応及び『モビリティ・レジリエンス』の
仕組みを一緒に作っていただける方を募集しています。
https://drive.media/career/job/21166
最後に今回貸し出しをさせていただいた方々の笑顔の一部をご紹介させていただきます。
ここに紹介しきれないたくさんのご協力をいただいた皆様へ感謝の気持ちを込めて。。。
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<ご寄付のお願い>
この活動は皆様からのご支援によって支えられております。
貸し出す車の維持費、車の運搬費、取り組みをスムーズに且つ効果的に
進めるための様々な調整に掛かる経費を共に支えていただける方を
募集しております。
以下のサイトからご寄付いただけます。
https://www.japan-csa.org/03.html
⇓継続的にご支援いただける方はこちらから⇓
⇓Tポイントで寄付する方はこちらから⇓
https://donation.yahoo.co.jp/detail/4432003/
<本事業について詳しくはコチラ>
※軽トラ・ボランティア・スタッフ募集もコチラ
https://www.carsharing360.com/h30nishinihon/
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◆編集後記
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7月13日~15日に開催させていただいた
第2回『コミュニティ・カーシェアリング』シンポジウムin石巻
は満員御礼で開催させていただくことができました。
様々なコミュニケーションと新たな可能性が生まれた場と
することができたと思います。
↓以下ブログで報告しておりますのでご確認ください。
https://www.japan-csa.org/blog/report/activity/2018/07/18/982/
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◆ご協力のお願い
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【マンスリー・サポーター募集】
復興予算が終わる今、この取り組みを継続的に支えていただき
取り組みを共に進めていく「マンスリー・サポーター」を募集
しています。
個人 1口1,000円/月 法人 1口10,000円/月
申込ページ
http://www.japan-csa.org/support
募集のパンフレット
http://www.japan-csa.org/download/monthlysupporter.pdf
【軽自動車・軽トラック・大型車(7人乗り以上)募集】
被災地で活用させていただく車両を募集しています。
カーシェアリングはもちろん、引っ越しや、就業や、
コミュニティ作りのための貸し出し等様々な地域貢献活動に
活用させていただきます。
【ご寄付の募集】
活動費として活用させていただきます。
ゆうちょ銀行:記号:02220-9 番号:120559
(店名 二二九 店番229 当座 0120559)
口座名:「一般社団法人日本カーシェアリング協会」
【カーシェア応援団ステッカー販売中】
https://www.japan-csa.org/blog/report/news/2016/01/31/561/

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