お礼の言葉と
ご支援いただいた皆様からのメッセージ

vol.13 関東東北豪雨でお世話になった皆さんへ

2021.07.13

vol.13 関東東北豪雨でお世話になった皆さんへ

今日からこれまでの災害でお世話になった方々へのありがとうをお伝えしていきます。


東日本大震災を機に活動を始めたわたし達ですが、

2014年の秩父での豪雪災害の際に雪かきのための軽トラックを要請を受け、

1台無償で貸出ししたことが災害支援の始まりでした。

しかし、本格的に災害支援活動を始めたのは、翌年の関東東北豪雨だと言えます。


2015年9月11日、宮城県大崎市の渋井川が決壊したということで

予定していた石巻での予定をさっさとすませ、

現地に向かいました。


1時間ほど車を走らせた後、

目の前にあったのは救命ボートで被災された方々が救助されている様子でした。


現地に到着した時の様子

多くの車が被災したのは明らかだったので、

翌日すぐ出せる車3をスタッフらと避難所に届けたのでした。


「車を無料で貸します」と避難所の情報ボードにチラシを貼った時、

それを見た被災された方から


「すいません、今回ばかりはお手上げです。助けて下さい。」


と言われました。


「もちろんです」


と答えたところ、涙ながらに喜んでくださったことが忘れられません。


東日本大震災後に、最初の車を届けたのは発災後4ヵ月経った後でした。


発災直後に車を届けることが被災された方々にとって

どれだけ大きな支援になるか実感できたのはこの時でした。


今、思い返すと私たちが現在全国各地で取り組んでいる災害支援の原点が

この時だったのだと思います。


最初に車を届けた時の様子

 当時の様子を過去のメールニュースで紹介しています。

【日本カーシェリング協会メールニュースvol.18】

 2015年9月16日 ◆『軽自動車を被災地へ』 1か月無料のサポート・レンタカー◆


大崎市での対応がひと段落してきた時、

同じ時に鬼怒川の堤防の決壊被害を受けていた常総市のことがやはり気になり、

そちらの現場にも入ることにしました。

駆けつけた当時の様子。

常総市は、大崎市と違って石巻からも遠く、

今と違い、経験も少なかった私たちだけで

通いながらの支援するには限界がありました。


そんな時、出会ったのが茨城NPOセンターコモンズの横田さんであり、

彼が常総市で立ち上げた支援団体「JUNTOS(ジュントス)」の皆さんでした。


私たちができる範囲で車を運びながら、

JUNTOS経由で車の相談を受けた方へ車の貸出を行う連携を行いました。


また、石巻の移動支援Reraさんの支援を受けて

JUNTOSが移動支援活動を行うようになりましたので、

移動支援で使用する車の貸し出しなども行いました。


JUNTOSに届けられた車たち。
現地で色々とコーディネートしてくれたOPEN JAPANのメンバー

この災害でも多くの方々の支援をいただきました。

車もいろんな方から提供いただきました。

車を知人から買って提供してくれた友人もいました(たみちゃん)。

石巻-常総間の車を運んでくださった方もいました。


関東東北豪雨支援を通して、

私たちは災害後すぐに車を届けることの意義を知り、

地元の団体との連携すること価値を知り、

そして、たくさんの方々に支えていただいているということを改めて実感することができました。


関東東北豪雨支援でご協力いただいた皆様、ありがとうございました!


<番外編>

車をお貸しした方から缶コーヒーを箱でいただいたのですが、

その箱には嬉しい手紙付きでした。こういうのが本当に励みになります。

関東東北豪雨でお世話になった横田さんからのメッセージ


横田さん、ありがとうございました。


明日は熊本地震でお世話になった方へのありがとうをお伝えしていきます。