vol.31 運営を担うみなさんへ

2021.07.31

vol.31 運営を担うみなさんへ

今日は 運営を担うみなさん へ吉澤からありがとうを伝えたいと思います。


運営を担うみなさん へ ありがとう!


私が一人で車集めたこの活動は、気が付けば14名のスタッフと3名の役員と共に運営するようになりました。この10年、一番苦労を掛けたのは運営を担う皆さんだと思います。


私たちの取り組みは、やりがいはあるのですが、おそらく普通の仕事より大変だと思います。何が大変かというと前例がないため、自分たちで考えて道を切り開く必要があるということと、目指すミッションが大きいにもかかわらず実現に向けてどんどん具体的に進めていくので、取り組みの変化が目まぐるしいということです。


私自身、ちょっとしたプロジェクトなどはいくつか率いてきたことはありましたが、組織を運営するということは経験したことがなかったため、特に初期の頃はスタッフへの対応やどう組織的に動くかということについて頭を悩ませたりもしました。色々と明確でなかったことも多かったり私自身が経営者として未熟であったため(今思えば最初の頃はあまり経営者としての自覚もなかったように思います。。。)、スタッフらに不要なストレスや不安が生じ、この活動から離れていった者も多くいます。

そんな、色々と苦労を負わされながらでも、今ついてきてくれているメンバー、様々な事情で卒業したメンバーも含め、この活動を担ってくれた全ての人にありがとうを伝えたいと思います。そして、理事を担ってくれている増田さん、しんじょん、監事の竹中先生にも本当に感謝です。

私が願っていることは、この取組に関わる全ての人が、成長し、幸せになることです。もちろん車を届ける相手もそうですが、この1カ月ご紹介してきたお世話になった皆様も、そして、なによりこの活動の担うスタッフのみんなにこそ、そうなってもらいたいなと願っています。

まだまだ、組織も私自身も至らないことばかりですが、反省を繰り返しながら、一歩ずつ確実により良い組織でありチームにしていきたいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

ということで最後は完全に内輪ネタとなってしまいましたが、1カ月、毎日ありがとうを投稿するチャレンジが一日も欠かすことなく終えられることにほっとしています。最初の頃は先に投稿予定のブログを書き溜めることができていたのですが、後半は完全に自転車操業になり、夜中に投稿することもありました。私と一緒にブログを書いてくれた石渡と西條、お疲れ様でした。

このチャレンジを始める時、31日分のネタがあるかな?という意見が出たりもしました。結論から言うと、31日では足りなかったです。今月紹介しきれなかったお世話になった方々も本当にたくさんいらっしゃいます。また、何かの機会でご紹介できたらなと思います。


いや~、10年。がんばりました。

10年の節目に、モビリティ・レジリエンス・アライアンスをスタートさせたことや石巻市との包括協定を締結できたこともほんとにうれしく思います。次の10年に向けてしっかりとまえにすすんでまいりますので、日本カーシェアリング協会をどうぞよろしくお願い致します。

facebook ◆「モビリティ・レジリエンス・アライアンス」を発足◆
https://www.facebook.com/japancsa/posts/4154843234551986


facebook <石巻市と包括連携協定を締結しました>
https://www.facebook.com/japancsa/posts/4160935273942782


最後はスタッフからのメッセージです。スタッフを代表して管理職を担ってくれているメンバーと最も長く勤めてくれている千葉さんにメッセージをいただきました。

スタッフからのメッセージ



最後に、次の場所に旅立ったお二人にもありがとうを伝えたいです。


最高齢スタッフ(当時88歳)として活躍してくださった南川さん。活動初期を支えてくださり、南川さんに私は本当に励まされました。最高の笑顔にみんなが魅了されました。ありがとうございました。


そして、この10年間に起こった全てのドラマのきっかけをくれたバウさんに、ありがとうです。「ワシのことは、もうええから」と聞こえてきそうですが、それでもやっぱり感謝しています。


vol.30 ご寄付いただいた皆さんへ

2021.07.30

vol.30 ご寄付いただいた皆さんへ

今日は協会の活動開始後、ご寄付というかたちでご支援をいただいた皆さんへのありがとうを伝えたいと思います。

寄付で応援してくださった皆さまへありがとう!


私たちの活動は車を使った活動です。車には、整備費用、任意保険代、税金、用品代など、とてもお金がかかる活動だと活動を始めるまでは思っていませんでした。。

寄付金を募る、ということで外せないのはくるま基金です。
これは寄付いただいた車を安全に、極力長く使っていくために、一口1,000円で1台あたり150口(15万円)を集めるというもの。実に寄付車約70台分のご寄付をくるま基金を通じて頂戴したのでした。当時、ご支援をいただいた皆様、本当にありがとうございました。

当時使っていた画像

その後、活動が進展していくうえで企業様からも沢山のご寄付をいただきました。
ここでご紹介したいのが三菱電機株式会社様(以下、三菱電機さんと呼ぶ。)です。
「震災時、電気が使えなくなって困った」という声を受け、太陽光エネルギーを活用した電気自動車によるカーシェアリングをしようという構想が生まれました。それには少なくない金額の設備投資が必要だったのですが、三菱電機さんにはその立ち上げにご支援をいただきました。

太陽光パネルをつかったEV充電設備

当時のブログ 『『太陽カーシェア募金』にご協力お願いします。』 https://www.japan-csa.org/blog/archives/552

その後も石巻でのEVカーシェアリングを進めるにあたり、三菱電機様からはご支援をいただき、太陽光パネルの増設や、EV充電設備等を配備することができました。
『三菱電機様のご協力で太陽光パネルを増設しました。』https://www.japan-csa.org/blog/archives/635

今、石巻では7台の電気自動車(EV)が走っており、いずれくるであろう災害時には、EV充電設備で充電したEVが、石巻の有事の非常電源として使われることになっています。EVをつかった防災の仕組みづくりにご協力いただいた三菱電機様にこの場を借りてお礼申し上げたいと思います。

 そして、もう1社感謝を伝えたいのがMS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社様(以下、MS&ADさんと呼ぶ)です。
日本NPOセンターさんからご紹介をいただき、2018年に訪問。第二回コミュニティ・カーシェアリング・シンポジウムの開催費を募るにあたり、ご訪問したのがご縁の始まりでした。
(ちなみにスタッフの石渡は協会に入る前はMS&ADさんのグループ会社の社員でした。)

それ以降、定期的に活動のご報告させていただくなかで、毎年、グループの社会貢献団体である「ゆにぞんスマイルクラブ」を通じてご寄付をいただき、地域のカーシェアリンググループを支援いただいています。

三井住友海上の仙台支店長(右)地域のカーシェア会の会員さんとの顔合わせの様子(2019年)

直接の寄付以外にも、今年の3月11日は、震災から10年の節目のSDGsフォーラムにご推薦いただいたりもしました。セミナーの様子はこちらからご覧いただけます。https://channel.nikkei.co.jp/d/?p=20210311&s=3266&videoId=6239321400001

これまででご紹介した方以外にも、クラウドファンディングを実施するたびに応援してくださる方がいます。ふるさと納税を通じて、私たちや被災された事業者の方を応援してくださる方がいます。毎月一定の金額を寄付してくださるマンスリーサポーターの方も沢山いらっしゃいます。

皆さんの協力なくして、活動を続けることはできませんでした。本当にありがとうございました。

ご寄付いただいた方からのメッセージ




vol.29 ボランティアの皆さんへ

2021.07.29

vol.29 ボランティアの皆さんへ

今日は協会の活動開始後、ボランティアとして活動を一緒に作り上げてきてくださった皆さんへのありがとうを伝えたいと思います。


ボランティアとして応援いただいた皆さまへありがとう!



ありがとう月間の2日目に架け橋ドライバー(運搬ボランティア)さんの投稿をしましたが、

今日は運搬以外で協力いただいたボランティアさんへのありがとうです。

はじめは吉澤一人で始めた活動。

色んな方にいろんな形でボランティアとして協力をいただきました。

最初にボランティアさんに手伝ってもらったこと・・・

って考えた時に思いつくのが、

2011年6月に車を届ける仮設住宅を決めるために行った仮設住宅のアンケートです。

当時私は、ボランティア支援ベース絆という

元神戸元気村の方々が立ち上げたボランティアベースで寝泊まりをさせていただいていて、

そこに来られたボランティアさんに声をかけて手伝ってもらったのでした。

それまでアンケートも一人でやっていて、

手伝ってもらったらすごくはかどったのを覚えています。


↓はじめてボランティアさんに手伝ってもらった時の様子。


 ブログ 2011年6月21日 石巻視察4日目


その後も本当に様々な形でボランティアの皆さんに手伝っていただきました。

約5年間ボランティアベースで生活していたので、

そこに訪れるボランティアの皆さんにどんどん声をかけていきました。


活動の初期は、現地調査をやったり取り組みや説明会の周知のための

ポスティングにたくさんの方々に協力いただきました。


ゴスペルチームに調査やポスティングを協力いただいた時の様子

(このゴスペルチーム皆さんは後日チャリティも開催してくれました)

 ブログ 2011年11月6日 ゴスペルローラー隊が行く!


調査・ポスティング・説明会などで出会った方と話をして何かできることがあれば

カーシェアに限らずなんでもボランティアベースに訪れるボランティアさんに

声をかけてやりました。

カーシェアの利用者が被災したお菓子屋さんという話を聞いたら

その再建を応援するプロジェクトを立ち上げたり。


 ログ 2011年10月15日 おからクッキー復活プロジェクト!


調査している中で被災した水産工場のおじさんと出会えば、

その片付けのお手伝いを調整したりしました。


モデルチームは毎月のように来てくれて、

ファッション雑誌に載ってるキラキラした美男美女のモデルの皆さんが

お手伝いしてくれると石巻のおじさん、おばさんがそれだけで本当に笑顔になりました。


モデルチームと山源水産 https://www.japan-csa.org/blog/archives/146


絵が得意だという方が訪れたら、

被災された方に似顔絵を描いてプレゼントしてもらったりもしました。


 ブログ 2011年10月16日 阿部君の絵画プレゼントプロジェクト


リフォームの勉強をしているという若者が来たら、

当時被災した病院で寝泊まり&活動拠点としていたのですが

そこをリフォームしてもらい事務所っぽくしてもらったりしました。


 ブログ 2011年12月12日 谷君の事務所リフォーム

今、思い返すと私は石巻を訪れるボランティアの人たちに役割を与え、

活き活きと動き出すお手伝いをしていました。

それが、みんなが幸せになる方法だと思っているからです。


実はコミュニティ・カーシェアリングは、

この私の考えと動きの延長線上にできた幸せを作る活動なのです。

今日は4人のスーパーボランティアさんを紹介します。


一人目は「もっちゃん」

石巻で今でもチラシを配布したり、

地域でのアンケートしたり、

報告書などの封入などの事務作業でを手伝ってくださるボランティアさんを募集したりしています。

そのお手伝いを長年支えてくれているのが、もっちゃんなのです。

いつも、本当にありがとう。

この地域や事務周りのボランティアはもっちゃんの他にもたくさんの方々に協力いただきました。

今まで関わって下さった皆様に心から御礼を伝えたいなと思います。本当にありがとうございます。


二人目は「ジョー」

ジョーとは私が大阪で生活していた頃からの友人で、

バウさんから東京タワーでカーシェアを提案いただいた時にも一緒にいた仲間です。

彼は仕事をしながら自分にできる範囲で精いっぱいこの活動のために色々と協力し続けてくれています。

彼が役割として担ってくれているのは

日本カーシェアリング協会東京支部と称する懇親会です。

関東圏には私たちの活動に協力してくださったボランティアやプロボノの方々が

たくさんいらっしゃいます。

私たち石巻のメンバーが東京に出張に行く際などに、

懇親会を開催してくれて、交流する機会を作ってくれているのです。

こういうことって、実はとてもありがたいのです。

他にもいろいろと人をつないでくれたりもしていますし、

人とのご縁を作ってくれたり、深めるというとても大事な役割を担ってくれています。

本当にありがとう。


三人目は、東北大学の鈴木高広先生です。

電気自動車の導入を始める前に100台の電気自動車を使った実証実験を行っていた

五島列島に視察に行ったのですが、

そのプロジェクトを担っていたのが当時長崎県庁に出向されていた鈴木先生であり、

その時のご縁がきっかけでした。

その後、東北大に赴任された時真っ先に会いに来てくださり、

「カーシェアのプロジェクトを応援するために東北大に来ました」

と言ってくださったのです。

最初はほんとかなぁ~と思っていたのですが、

石巻市等と結成した検討委員会のメンバーにもなってくださり、

頻繁に石巻に通ってくださるようになりました。

また、いろんなご縁を作ってくださったり、

東北大のプロジェクトにお声がけいただいたり、とても熱心に応援してくださっています。

ボランティアというか私たちのアドバイザー的な支援者のお一人です。

いつも本当にありがとうございます。

鈴木先生と出会った頃のことがブログにありました。

 ブログ 2013年11月30日 『EV旅行』週3回目の鈴木先生




四人目は、CDS経営戦略研究所の奥間さんです。

太陽光で発電した電気自動車でカーシェアリングができたらな・・・

と、2012年に夢のようなことを言ってたら、

ボランティアベースの仲間から紹介してもらったのが奥間さんでした。

奥間さんは技術と法律に詳しい経営コンサルタントで、

簡単な言葉で言うと天才です。

奥間さんの人脈とアイデアでいろんなことを助けていただきました。

私が夢のように言っていた

「太陽光で発電した電気自動車でカーシェアリング 」

も2015年に実現しました。

鈴木先生と同じように検討委員会のメンバーになってくださり、

東京-石巻間を何往復もしながらコミュニティ・カーシェアの仕組み作りにも

多大なるご尽力をいただきました。

ヨーロッパに視察に行った時もご一緒していただきましたし、

奥間さんとはいろんな思い出ができました。

いつも本当にありがとうございます。

ボランティアの方からのメッセージ

カーシェアのスーパーボランティアの中からお二人にメッセージをいただきました。



じょーさん、奥間さんありがとうございました!


明日はご寄付で支援いただいた方々へのメッセージです。

そして明日の19:00からはオンラインイベントもあるので是非ご参加くださいね!


vol.28 取材いただいた皆さんへ

2021.07.28

vol.28 取材いただいた皆さんへ

今日は協会の活動開始後、たくさんのご取材をいただいた皆さんへのありがとうを伝えたいと思います。

取材いただいた皆さまへありがとう!


私たちの活動が初めて新聞に載ったのは2011年7月24日の神戸新聞の記事でした。
代表の吉澤が関西で車を集めていたこともあり、「仮設住民らに共用の車提供」というタイトルで、石巻へ車を運ぶ際の様子を記事にしていただきました。

ここでは三人ご紹介したいと思います。
一人目は震災当時、朝日新聞の記者をされており、長年私たちの活動を取材してくださった菅沼さんです。

菅沼さんとの出会いはちょっと変わってます。忘れもしない、私(吉澤)が最初の1台目の車をタカラ物流システムさんから提供いただくことが決まり、田んぼ道を鼻歌まじりで駅まで歩いている時に1本の電話が鳴りまして、それが菅沼さんだったのです。

私がカーシェアリングの取り組みを行う前に福島で始めたプロジェクトについての取材でした。その取材に応じつつ、「じつは今、車をゲットしたところなんだ」、と嬉しさのあまり聞かれてもいないカーシェアのプロジェクトについて説明したのでした。

その田んぼ道からの会話から10年、ずっと私たちの活動を追いかけて数々の記事を発表してくださいました。菅沼さんは東京本社の記者だったので、東京から何度も石巻に通っていただき、何か催しを行う時には必ずと言っていいほど参加してくださったのでした。

菅沼さんに初めて記事にしていただいたのは2011年の12月4日、首都圏版の記事でした。寄付車が被災地で活躍しているということを書いてくださり、この記事を見て約20台の車の寄付の申し出をいただいたのでした。この10年で最も反響のあった記事だったと思います。

朝日新聞の人気コラム「ひと」にも紹介いただきました。


そして、朝日新聞を引退されたからも2021年2月にフリージャーナリストとしてAERAに記事を載せていただきました。

https://dot.asahi.com/aera/2021022400031.html?page=1

二人目は、共同通信社の所澤さんです。

所澤さんとの出会いは、5・6年位前だったと思うのですが私が大阪に住んでいた頃のからの古い友人でライターのまっこちゃんの紹介でちょろっと挨拶をした程度でした。所澤さんも東京の記者さんで記事を書いてもらったというわけではかったのですが、災害担当の責任者だったということもあり災害が起こる度に情報交換させていただいたり、東京で報告会に来ていただいたり、というような関係が続きました。

そんな所澤さんにみっちり取材をいただいたのは、共同通信社としての取材ではなく専修大学社会科学研究所の月報で石巻で活動する復興支援団体のインタビューだったのです。
活動初期の頃からの取組の詳細について詳しくご紹介いただきました。

減災サイクルのステークホルダーと事前復興への取り組みの実相(Ⅱ)
http://www.senshu-u.ac.jp/~off1009/PDF/geppo2020/684/684-shozawaoyane.pdf

そして、今年ついに大枠で10年間の活動を記事にして下さり、それが全国の地方紙に軒並み掲載いただいたのでした。

三人目は地元河北新報の佐藤さんです。

佐藤さんは、私が石巻で最初に出会った記者でした。2011年6月に車の届け先を探すために仮設住宅をめぐっている最中にたまたまた仮設住宅に情報収集に来られていた佐藤さんにお会いしました。

7月に最初に車を届けた時、記事にしていただいたのですが、さすが地元紙なのでたくさんの反響がありました。この記事がきっかけに県警などから仕組みについて確認依頼がきて、その後の約2カ月続いた県警からの指導のきっかけもこの記事がもたらしたものでした。(笑)※結果的に公的機関にOKをちゃんともらえる機会となったので本当に良かったと思います。

私はこの時の記事をコピーして、パンフレット代わりに使わせていただいたり、チラシの裏面に使わせていただいたりかなり(勝手に)使わせていただきました。その後も佐藤さんにはたくさんの記事を書いていただき、また異動になられてからもいわきで再会し、台風19号支援でも取材いただいたのでした。

そんな佐藤さんが先日この10周年ブログについてコラムで紹介してくださいました。

https://kahoku.news/articles/20210709khn000003.html

取材いただいた方からのメッセージ


2011年6月に仮設であった佐藤さんに10年のメッセージをもらうなんて夢にも思いませんでした。なんか上手く言えませんが、感慨深いですね。

今回ご紹介した3名以外にも、本当に沢山の記者の方に取材していただき、私たちの活動が広がっていきました。記者の皆様、本当にありがとうございました。

明日はボランティアの皆さんへのありがとうです!


vol.26 石巻市役所の皆さんへ

2021.07.26

vol.26 石巻市役所の皆さんへ 

今日は石巻市役所の皆さんへのありがとうと伝えたいと思います。

石巻市役所の皆様へありがとう!


石巻で活動を始めて10年。石巻市役所の皆さんのご協力なくして今の私たちの活動は語れません。

仮設住宅の集会所の鍵からはじまった信頼関係

石巻市役所さんとの最初の接点は、2011年の7月に1台目の車を石巻まで運び、仮設住宅に届ける前に石巻市役所に立ち寄ったことでした。当時石巻市では仮設住宅での集会所の管理方法について検討している最中で、貸し出しのルールも正式には決まっていない状況でした。そんな中、「仮設住宅に車を届けたいと思っているので集会所を使って説明会を実施させていただきたい」、とこれまでの経緯を説明しながら一生懸命伝えたところ、

「私はあなたを信頼できると思いました。内部の調整は私の方で行いますので、どうぞ集会所を使ってください」

と対応して下さり鍵を渡してくれたのです。その方の「信頼できると思いました」という言葉を、今でもはっきりと覚えています。背景には、職員の皆様が心から被災者の方々の生活を良くしたいと考えられていて、この取組が被災者の方々のためになると思っていただいたんだと思います。

その後の石巻市さんとの私の付き合い方は、その言葉が決定づけてくれたように思います。誠意を持って対応し、信頼を築きながら共に歩んでいこうと思ったのでした。

そんな想いをブログに書いてました。https://www.japan-csa.org/blog/archives/31

画期的な被災者支援センター「カーシェアリング・コミュニティ・サポートセンター」

この10年間で私たちの活動の中で明確なターニングポイントがいくつかあります。その中の上位にくるのが、2012年2月に石巻市役所さんから委託を受け、その後7年間続いた「カーシェアリング・コミュニティ・サポートセンター事業」でした。カーシェアリングによるコミュニティ支援が被災者の課題を解決する手段として高い評価を受け、仮設住宅の集会所の一室にセンターを設置していただき、私どもはその運営を担わせていただいたのでした。

カーシェアリング・コミュニティ・サポートセンターの前でスタッフらと

この事業をきっかけに、私たちは、車の利用者であった被災者の方々を雇い入れて石巻市内でカーシェアリング支援をどんどん進めていったのです。今もお手伝いいただいている千葉かよこさんはその時からのメンバーです。多くの方々へ車を届け喜びの声をたくさんいただくと同時に石巻オリジナルの被災者支援サービスとして注目もいただきました。今でこそ、様々な自治体と連携をさせていただいてますが、当時の状況で被災者支援の行政サービスとして私どもの取り組みを抜擢する行政判断はすごいと私は今でも思います。

センターを開設した当時のブログがありました。 https://www.japan-csa.org/blog/archives/210

縦割りが全くない「石巻エコEVカーシェアリング検討委員会」

仮設住宅から復興住宅に引っ越しがはじまった2014年に、当時の担当課であった生活再建課の課長が「この事業は、今後復興が進んでからも石巻市に必要なので、他のセクションも関わって連携をすすめていった方が良い」、とおっしゃってくださり、関係のありそうなセクションの課長を一堂に集めてくださいました。そしてみなさんが仮設住宅の現場に来ていただいけることとなった時、この事業の必要性を皆さん感じていただいたのでした。その流れで定期的に会合がもたれるようになりました。

この会合は石巻市長へ要望書を提出し、公式なものとなり石巻市役所の各課の方と、地域の方、大学の教授、コンサルティング会社の方などが集まり、コミュニティ・カーシェアリングを持続可能にし、更に政策連携を行うために喧々諤々の意見交換や情報共有を行う機会を今でも定期的に設けていただいています。

検討委員会の様子


課長さん方が現場に来られた時の様子がブログで紹介されています https://www.japan-csa.org/blog/archives/517

それ以外にも地域おこし協力隊の制度でスタッフを採用することができたり、観光課に市の公式観光案内に協会のレンタカーについて掲載していただいたり、保護課とは生活困窮者にむけた車の貸出に関して協力したり、など、本当に様々な角度から協会の活動に関わっていただいています。

私たちは、石巻でできた車を使った助け合いの仕組みを全国に広げることが、沢山支援をいただいた方への恩返しになると考え、これまで取組を進めてきました。

なんと全く同じことを齋藤市長がおっしゃっていて、大変驚いたと同時に、嬉しくなりました。

包括協定締結で最高の連携を石巻で実現する

6月に新しく就任された齋藤市長へ表敬訪問させていただいた際、今後の石巻市との連携を発展させる一つの大きな動きが決まりました。包括協定の締結です。

齋藤市長へ表敬訪問した時の様子

私たちは寄付車を活用して、災害支援、コミュニティ支援、生活困窮者支援、地域振興、震災伝承等多岐にわたる活動を行ってきました。先に挙げたように様々な連携を石巻市役所さんとも行ってまいりましたが、それらを各分野でより連携を発展させる動きとなります。

これにより寄付で集めた車を活用して石巻市民の皆様を様々な事業でバックアップしやすくなると思います。自治体と非営利組織が連携し、地域をより良くする最高の雛形を石巻市さんとしっかりと築いていけたらと思います。

石巻市役所の皆様、本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします!

石巻市長 齋藤正美様からのメッセージ


齋藤市長、ありがとうございました。
また、亀山前石巻市長にも心より御礼申し上げます。

明日はコミュニティ・カーシェアリングの導入を進めてくださった自治体の皆様へのありがとうです!


vol.25 災害支援パートナーの皆さんへ

2021.07.25

vol.25 災害支援パートナーの皆さんへ

今日は突然起こる自然災害時にいつも協会の行う支援に協力し、

連携していただいている皆さんへのありがとうを伝えたいと思います。

災害支援パートナーの皆さまへありがとう!


2011年に東日本大震災で多くの車が津波により流失した石巻で活動を開始した私たち日本カーシェアリング協会。

2014年の秩父豪雪以来、毎年のように発生する自然災害の被災地で、

一定期間無償で車を貸し出す支援活動を続けてまいりました。

車を失って自由に身動きが取れない方、

家屋のがれきを片付ける方、

被災された方を支援するNPO団体…。

被災地では車がないことが、生活再建の障害になってしまう様子を、

災害の度に目にしています。(今年も熱海市を中心に大きな豪雨災害がおきてしまいました)

令和2年7月豪雨で被災した様子
がれき置き場に被災ゴミを捨てにきた方

車の寄付を募る、被災地まで運ぶ、安全・快適に車を使うための整備をする…

この支援には様々な要素があります。

災害支援活動を支えてくださる企業パートナー

協会が車を届けるにあたり課題と感じていることを聞いていただき、

その時々で適切なご支援してくださる企業の方々がいらっしゃいます。

まず災害支援の連携を語るするうえで、外すことができないのが

株式会社オートバックスセブン様です。

オートバックスセブン社とは災害が発生するとすぐに連絡を取り合い、

必要な支援を協議が始まります。

こちらかの要請に際して社内で協議をいただき、迅速に支援に移してくださいます。

これまでのオートバックスセブン社にいただいた支援協力

平成28年熊本地震:軽トラック5台寄贈、支援車両のメンテナンス
平成29年7月九州北部豪雨災害:車11台運搬(石巻→久留米)、支援車両のメンテナンス
平成30年7月豪雨災害:車10台運搬(石巻→倉敷、西予)、支援車両のメンテナンス
令和元年8月豪雨災害:車18台運搬(石巻、倉敷→武雄)、支援車両のメンテナンス
令和元年台風第19号災害:軽自動車、普通車計18台寄贈、支援車両のメンテナンス
令和2年7月豪雨災害:車29台運搬、支援車両のメンテナンス

2018年の西日本豪雨の際はオートバックス店舗の従業員の皆さんが

寄付いただいた車を店舗間でバトンリレーし、岡山県まで届けていただきました。

オートバックスセブン様はまさしく私たちの災害支援のパートナーです。

そして、次にご紹介したいのはエーモン工業株式会社様。

2018年にルート産業の伊藤社長からご紹介をいただき、

川岸社長に私たちの活動を紹介をした2カ月後に西日本豪雨が発災。

真備、西予で無償貸出するための車を集め、運搬してくださいました。

車の寄付、運搬、そして関西といえば!の阪神タイガースタオルをいただきました。

そして支援は1回だけにとどまらず、毎年発災する災害に際して、

私たちに車の寄付をしてくださっています。

なんとこれまでの寄付台数を合計すると、その数「71台」!
※これまでの支援はエーモン工業のこちらのページにまとめられています。

2018年以降、災害支援で活用する車の台数が増えました。

これはエーモン工業様の存在がとても大きいのです。

その他、自動車のメンテナンスパーツやカスタマイズパーツの製造、企画、販売を行う

エーモン工業様からは安全に、快適に車を使うための商品協賛もいただいています。

本被災地へ車を届ける、という私たちの活動になくてはならない存在です。

現場で連携する支援団体の仲間たち

災害支援での連携で欠かせないのが支援団体の存在です。

わたしたちは、現場ごとに様々な団体と連携し、支援を行っています。

連携の中心となるのは、私どもの母体でもあるOPEN JAPANです。たいていの現場でひーさーのコーディネートの元、自治体や社協、そして地域のキーマンとのつなぎや支援実施に向けての調整に協力いただいています。

OPEN JAPANのひーさんが岩泉町が被災した時、地元の社協さんとの連携を調整してくれた時の様子。

他にも結、レスキューアシスト、愛知人、DRT、おもやい、ピースボート、リエラ、レスキューストックヤード、風組・・・みんな、被災された方々を想う同志たちであり、現地での調整やクルマが必要な被災者の方がいたら連絡をくれたり、私どもが活動車をお貸ししたり等いつも連携をさせていただいてます。こうした仲間との連携があってこそ、スムーズな支援活動が現場で行えるのです。

結のコーディネートで車の相談を受けている様子(令和3年7月豪雨・沼津)

活動資金を支えてくださる助成団体

最後に災害対応で不可欠なのは活動資金です。

そこはメンバーとして加盟させていただいているジャパンプラットフォームをはじめ、日本財団、中央共同募金会といった助成団体に毎回支援いただいき活動させていただいています。私どもの災害支援は多くの車を扱い、現地で臨時雇用する人材を研修し対応いただくため多くの活動資金を必要とします。こうした助成団体が私どもの活動を支えてくださっているのです。

目標は、東日本大震災規模の災害時でも対応できる体制をつくる こと

昨年の2020年7月に発災した九州の豪雨災害では122台の車を

熊本、佐賀、福岡、大分の4県に配置することができるところまで対応能力が向上しました。

これはひとえに支援いただく企業の皆様のおかげです。

「東日本大震災規模の災害が起きた時でも対応できる体制をつくる」

という2025年ビジョンにかかげた目標達成に向けて、

これからは、より一層パートナーの皆様との連携を強くし、

日本のモビリティ・レジリエンス(移動の回復力)を高めていけたらと思います。

本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

災害支援パートナーの皆さんからのメッセージ

災害が起こると真っ先に連絡いただくお二人からメッセージをいただきました。エーモン工業様とオートバックスセブン様とは先週協定を締結させていただき、パートナーシップが強化したばかり。ホットなお二人からのメッセージです。



有言実行の川岸社長、本当に心強いです。西日本豪雨の時、社長自ら地元の整備工場へ協力のお願いへまわってくださったと聞き、胸が熱くなりました。本当に感謝です。

エーモン工業様との協定の様子はコチラ

個人的にも何度も車の運搬ボランティアなど協力いただいている大西さん。災害時の連携の際には、各地域のオートバックスさんと連絡を取り合い連携体制をスピーディに調整してくださいます。今のオートバックスセブン様との連携の立役者です。

オートバックスセブン様との協定の様子はコチラです。

明日は、地元の自治体「石巻市さんありがとう」をお届けします!

vol.24 九州支部設立にご協力いただいた皆さんへ

2021.07.24

vol.24 九州支部設立にご協力いただいた皆さんへ 

今日は九州支部設立に携わってくださったの皆さんへのありがとうと伝えたいと思います。


やまけんさんとの出会いから始まった。

令和元年8月豪雨後に武雄市内で支援対応していた頃、スタッフが参加したイベントでシン・ファンドレイジングパートナーの河内山さんから紹介を受けたのが佐賀未来創造基金の山田理事長でした。

佐賀未来創造基金さんは佐賀県と連携してNPO誘致を行っていて、私どもは九州で毎年のように起こる災害に対応できる拠点が必要だと考えていました。その出会いをきっかけに「九州支部構想」が生まれました。

佐賀未来創造基金さんは、私どもの講演会などを主催し、佐賀県や県内のCSO(佐賀県での非営利組織の呼び方)の皆さんに私どもの活動を紹介いただく機会をいただきました。

佐賀未来創造基金さんが開催してくださったセミナーの様子

佐賀県も災害支援の活動だけでなく、コミュニティ・カーシェアやソーシャル・カーサポートの事業にも関心を寄せていただき、石巻市まで視察に来ていただきました。

8人の画像のようです
佐賀県県民協働課さんが石巻に視察に来てくださたっ時の様子(右のスーツ姿のお二人)

九州支部を設立するには拠点とスタッフが必要で、その相談に乗っていただいたのはおもやい代表の鈴木さんでした。鈴木さんは、おもやいの地元ボランティアで陶芸家でもある江口さんを紹介して下さったのでした。江口さんのギャラリーと駐車スペースに九州支部を設立させていただき、江口さんが九州支部のメンバーとして参画いただけることになりました。

また、災害支援の担当として最後まで車の管理をしてくださった、いつみさんには本当に縁の下の力持ちとしてご尽力いただきました。また、おもやいボランティアのみなさんにも九州支部までの車の運搬などもご協力いただきました。

九州支部とメンバーの江口さん

災害支援活動を行いながら並行してそうした調整を行い、発災から約10か月後の2020年5月に佐賀県と佐賀未来創造基金と日本カーシェアリング協会の3者で進出協定を締結し、翌6月に九州支部を設立することができました。

協定締結後に支部メンバーの江口さん、佐賀未来創造基金の山田理事長と共に知事を表敬訪問した時の様子

九州支部を設立が九州の災害対応に活かされた

九州支部を設立した翌月に熊本県で令和2年7月豪雨が発災し、被災地で迅速に車を届けることができました。九州支部設立の最大の目的であった、九州での災害対応に支部設立が大きく貢献することがすぐに示すことができました。


ふるさと納税で支援いただけるようになりました

九州支部を設立して新しく始まったのが、「佐賀県ふるさと納税」による支援募集でした。私どもは豪雨で被災された事業者や生産者の商品を返礼品として設定したふるさと納税の仕組みを作り、支援を募ることができるようになりました。これによって支援いただける方々が小さな負担で大きな支援を行っていただけるようになりました。

ふるさと納税について詳しくは当協会ふるさと納税のページをご参照ください。


九州支部は、私たちにとって大きな一歩

これまで私たちは「石巻に雛形をつくる」ということを目指し取り組んできました。東日本大震災から10年が経ち私たちが次に進めていくのが、「石巻にできたひな型を全国に広げる」ということです。この九州支部はそんな私たちにとって、大きなネクストステップのための大きな一歩となりました。本当にたくさんの方々のご尽力の上、この大切な一歩を踏み出すことができました。ご協力いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。


九州支部設立にご協力いただいた方からのメッセージ


佐賀未来創造基金さんをはじめとする佐賀県CSOの皆様ともしっかりと連携しながらより大きな貢献を行えたらと思ってます。どうぞよろしくお願いします。


石巻に視察に来ていただいた田島さんと古村さん、熱いメッセージをありがとうございます。私どもこそ、佐賀県に支部を作れて本当に良かったと思っています。心よりお礼申し上げます。

明日は、災害の時、連携させていただいている災害支援パートナーの皆さんへのありがとうをお届けする予定です。

vol.23 自動車リサイクル会社の皆さんへ

2021.07.23

vol.23 自動車リサイクル会社の皆さんへ 

今日は車の寄付の可能性を広げてくださった、自動車リサイクル業者さんへのありがとうを伝えていきたいと思います。

自動車リサイクル業者の皆様へ!


私たちの活動は寄付で集まった車を活用して、

被災地やNPO、困窮されている方へシェアする活動です。

車がないと始まらないため、車の寄付の呼びかけは随時行っており、

有難いことに「私の車を寄付できますか」というお問い合わせをよくいただきます。

とはいえ、どんな車でも受付できるわけではなく、

車検がある程度残っていたり、故障がなかったり、という条件を設けています。

現場で活用する車の寄付条件

これまで500台以上の車を、活用するために寄付していただきました。

しかし、その裏にはもっと多くの寄付のお問い合わせが。

対応する中で上記の条件に合わず、お断りをしたことが何度もありました。

「エンジンオイルが漏れている車なんですけど」「数年前に車検が切れている車なんですが」

そういうお問い合わせが来たときは、

「ちょっと活用が難しそうですね。今回はお気持ちだけ受け取らせていただきます。」

と回答していました。

「私の車が困っている人の役に立つなら」という思いで

わざわざ連絡をいただいたのにもかかわらず、

こちらの都合でお断りしてしまう。

車を受け取れない、とご回答したときの「そうですか…」という残念そうな声。

何とか活用条件に合わない車でも寄付してもらえるような仕組みを作れないかなぁ。

という考えが常に頭のなかにありました。

そんな私たちの相談に乗って下さったのがアイエス総合という宮城県の自動車リサイクル会社さんでした。

「車は走らなくなっても資源の宝庫です。自動車リサイクル会社なら、車屋さんで価値がないと言われた車でもしっかりと車に価値を見出すことができますよ。」

と言って下さり、2019年に活用が難しい車の寄付「自動車リサイクル寄付」の仕組みを作ることができました。

自動車リサイクルの流れ

自動車リサイクル会社さんは車を引き取った後、車を分解し、使えるパーツは再利用、

再利用が難しいものは素材ごとに分別し、再資源化を行います。

なんと自動車のうち98%程度が再利用されるという徹底ぶり。

そういう話を聞き、私たちも安心して頂いた車を任せられるな、と思ったのでした。

車の所有者が、車のリサイクル業者さんに車を買い取ってもらうのが通常の流れですが、

カーシェアのリサイクル寄付の場合は、所有者の同意を得たうえで、

車の価値分を協会へ寄付する流れができました。

この仕組みで車を寄付してくださった方からは、

「車屋さんに「廃車料をいただかないと車を引き取れないですよ」と言われた車を寄付することができ、しかも誰かの役に立つことができる。本当に素晴らしい仕組みだと思います」

と嬉しい声をいただいています。

その後、アイエス総合さまから福島県の株式会社ナプロアース様をご紹介いただき、

確かな思いと技術をもった自動車リサイクル会社の皆様とのつながりが広がっていったのでした。

この自動車リサイクルの仕組みでいただいた車の寄付の台数は

2年間で200台を超え、延べ200万円以上の寄附金に変わりました。

いただいた寄附金は活用している車の整備費や、災害支援などの活動費に充てさせて頂いています。

活動資金としても、車の寄付の可能性を拓くという意味でも

非常に重要な仕組みをつくることができました。

関わって下さった自動車リサイクル業界の皆様、本当にありがとうございました!!

そして、この仕組みで車をご寄付いただいた皆様にも、改めてありがとうございました!

自動車リサイクル会社の方からのメッセージ


ナプロアース池本社長

池本社長は自動車リサイクル会社有志で立ち上げたNPO法人RUMアライアンスをご紹介いただき、そこから全国の自動車リサイクル会社様をご紹介いただきました。

カーレポ株式会社様、オートリサイクル中島グループ様、株式会社久保田オートパーツ様、株式会社ピー・エス・アイ・コーポレーション、スズキ中国中国販売(リサイクル部門)様、とは個別で協定を結び、車の寄付の可能性を広げる活動にご協力をいただいています。

池本社長、ありがとうございました!

明日は協会の大きな飛躍のきっかけになった九州支部の設立に関してのありがとうです!


vol.22 事務所の移転に協力いただいた皆さんへ

2021.07.22

vol.22 事務所の移転に協力いただいた皆さんへ

今日は2017年の事務所の移転、そして移築に携わってくださった皆さんへのありがとうを伝えたいと思います。

事務所の移転にご協力いただいた皆さまへ、ありがとう!


実は私たちの事務所、最初からここだったのではないんですね。

防潮堤工事に伴って2017年に今の場所に移転しました。

元々はボランティアベース絆で多くのボランティアさんの活動拠点ともにスタートし、

石巻市からの事業受託を受け、大瓜仮設住宅の集会所の一室をお借りして、始まった活動。

(仮設ができる前はテニスコートだったんですよ!)


防潮堤の工事が始まるのでそろそろ移転をお願いします。

車もスタッフの人数も増えたし、残る期限は約1年。

さて、どうしようか…。


そんな私たちのピンチを救ってくれたのは

多くのご縁でした。


車を停めるには大きな敷地が必要。

レンタカー事業もしているから駅近くがいいよね。

まずは土地探しだ!


土地のご縁を結んでくれたのは協会の車を使い、

半島の支援をしていたサードステージの杉浦さんです。

今の大家さんをご紹介いただきました。


さて、場所は決まったけども建物はどうしよう?


福島県浪江町の方々が避難生活を送る二本松市から

仮設住宅移築することになったご縁を結んでくれたのはたみちゃん、

そしてはりゅうウッドスタジオの芳賀沼さんでした。


土地も建物も決まったけども技術がない・・・


そんなピンチを救ってくれたのは文さんご夫婦との出会いでした。


たみちゃんとの再会から、二本松での解体、石巻での組立まで

これを読めばあなたも仮設の解体から組み立てまでできちゃう!

大変読み応えのあるブログとなっております。

ぜひ当時の様子をご覧ください。


移築前の仮設。@二本松市内

 ブログ 仮設住宅を移築する!(協力者募集)


 ブログ 仮設住宅移築プロジェクト~解体の陣①~


 ブログ 仮設住宅移築プロジェクト~解体の陣②~3日目


 ブログ 仮設住宅移築プロジェクト~解体の陣②~4日目


 ブログ 仮設住宅移築プロジェクト~解体の陣②~5日目


 ブログ 仮設住宅移築プロジェクト~解体の陣②~6.7日目


 ブログ 仮設住宅移築プロジェクト~解体の陣②~最終日


 ブログ 2017年10月4日 組み立て開始!


 ブログ ありがとう、大瓜の『カーシェアリング・コミュニティ・サポートセンター』!


 ブログ 仮設住宅移築プロジェクト~基礎作り~


 ブログ 仮設住宅移築プロジェクト~組立~


 ブログ 仮設住宅移築プロジェクト ~組立~


 ブログ 仮設住宅移築プロジェクト~落成お披露目会~


移築後の仮設住宅。@石巻

事務所の移転に協力いただいた文さんご夫婦からのメッセージ



暑い夏の時期でとっても大変でしたが、

初めましての人たちがみんなでひとつの目標に向かって取り組む。

本当に楽しい現場でした。

それも文さん・ふきさんのおかげです。

本当にありがとう。

皆さん、今度いらした際にはそんな隅々までぜひご覧になってくださいね。

事務所の移転に協力いただいた信金中金様からのメッセージ

こうしたチャレンジができたのも、信金中金様をはじめとする「しんきんの絆プロジェクト」に関係した皆様のお陰です。

その後の取組に大きな影響を与えた支援を賜りありがとうございます!



そしてこの移築にご協力いただいた芳賀沼さん。

落成式の時に

「最初に話を聞いたときは予算もないし、本当にやりきれるとは思ってもいなかった。本当にすごい!」

と、芳賀沼さんらしい温かい言葉をかけていただきました。

2019年12月に芳賀沼さんはこの世を旅立ちました。

一緒にこの仮設住宅の移築プロジェクトを行っていただきありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。