お礼の言葉と
ご支援いただいた皆様からのメッセージ

vol.15 九州北部豪雨でお世話になった皆さんへ

2021.07.15

vol.15 九州北部豪雨でお世話になった皆さんへ

今日は2017年(平成29年)に福岡、大分で甚大な被害を発生させた九州北部豪雨の支援活動に際してご協力をいただいた皆さまへのありがとうです!

2017年7月5、6日に福岡県朝倉市、東峰村、大分県日田市を記録的な豪雨が襲いました。
豪雨災害により朝倉地域は浸水、東峰村は山林から多くの木々が流され流木が町を埋め尽くしていました。

大量の流木が町を襲った朝倉市 
土砂崩れが起きた日田市

私たちが活動を開始したのが、発災から4日後の7月9日。前年の熊本地震で車の支援を行った方から「福岡の知り合いが車を被災して困っている。助けに行けませんか?」という連絡があったことがきっかけでした。そこから現地入りし、ニーズ調査や車の運搬先の調整などを行っていきました。
朝倉に縁もゆかりもない私たちでしたが、災害支援団体からの紹介で福岡県久留米市内(朝倉市内から車で2-30分の場所)の江崎さんをご紹介いただき、活動拠点として寝床と車の駐車場所をお貸しいただくことになりました。

ベースになった拠点の森

現地では車集めをしながら、車を借りたいという方の元へ訪ねる日々。朝倉、東峰村、日田を行ったり来たりが続きました。

地域の片付けの調整に必要との要望
避難所になっていたピーポート甘木にて申込手続き
架け橋ドライバーでご紹介した渡邉さんが2台車を寄付してくださいました。kかかkかけ架け橋ドライバー架け橋ドライバ
架け橋ドライバーでも協力いただいている中込さんはここが初対面でした。

この時もオートバックスセブン様に石巻から11台の車の運搬協力をいただきました。
石巻からの車が届いた7月26日、福岡県の久留米市で最初の貸出を行いました。

7月26日の貸出の様子
初日の貸出に来ていただいた方々

最近の災害支援では被災地に臨時貸出拠点を設置し、車を必要な人にそこまで取りに来ていただく対応を取っていますが、この九州北部豪雨災害までは、一台一台、運転代行方式で車を被災された方の元へ届けていました。拠点を貸してくれた和子さんや、当時大学生だった明石君、まさ君、ラジオを聞いてボランティア協力の連絡をくれた楢尾さんに協力いただいて、被災された方の元へ車を届けていきました。

まさ君と明石君


返却時の様子。新しい車が届いたよ!と嬉しそうだったのが印象的でした。

この支援では合計で29台の車を活用し、41件の車を貸出支援を実施しました。

貸出支援終了後は、またまた協力いただいた皆様の力を借りて福岡の港まで車を運搬。
フェリーに車を積み込み東北へ帰還するのでした。九州北部豪雨はその後の支援と比べると貸出規模は小さめでしたが、沢山の人の温かさに触れた支援でした。

ご協力いただいたすべての方に改めて、ありがとうございました!

利用者さんからいただいた手紙

支援車両は商船三井フェリーさんのフェリーで帰還しました。
つもる思い出話がとまらない皆

九州北部豪雨でお世話になった方からのメッセージ


和子さん、いつも温かく見守ってくださり本当にありがとうございます!

明日は2018年に発災した平成30年7月豪雨(西日本豪雨)を振り返ります。私たちの災害支援にとってターニングポイントになった支援です。お楽しみに!