お礼の言葉と
ご支援いただいた皆様からのメッセージ

vol.23 自動車リサイクル会社の皆さんへ

2021.07.23

vol.23 自動車リサイクル会社の皆さんへ 

今日は車の寄付の可能性を広げてくださった、自動車リサイクル業者さんへのありがとうを伝えていきたいと思います。

自動車リサイクル業者の皆様へ!


私たちの活動は寄付で集まった車を活用して、

被災地やNPO、困窮されている方へシェアする活動です。

車がないと始まらないため、車の寄付の呼びかけは随時行っており、

有難いことに「私の車を寄付できますか」というお問い合わせをよくいただきます。

とはいえ、どんな車でも受付できるわけではなく、

車検がある程度残っていたり、故障がなかったり、という条件を設けています。

現場で活用する車の寄付条件

これまで500台以上の車を、活用するために寄付していただきました。

しかし、その裏にはもっと多くの寄付のお問い合わせが。

対応する中で上記の条件に合わず、お断りをしたことが何度もありました。

「エンジンオイルが漏れている車なんですけど」「数年前に車検が切れている車なんですが」

そういうお問い合わせが来たときは、

「ちょっと活用が難しそうですね。今回はお気持ちだけ受け取らせていただきます。」

と回答していました。

「私の車が困っている人の役に立つなら」という思いで

わざわざ連絡をいただいたのにもかかわらず、

こちらの都合でお断りしてしまう。

車を受け取れない、とご回答したときの「そうですか…」という残念そうな声。

何とか活用条件に合わない車でも寄付してもらえるような仕組みを作れないかなぁ。

という考えが常に頭のなかにありました。

そんな私たちの相談に乗って下さったのがアイエス総合という宮城県の自動車リサイクル会社さんでした。

「車は走らなくなっても資源の宝庫です。自動車リサイクル会社なら、車屋さんで価値がないと言われた車でもしっかりと車に価値を見出すことができますよ。」

と言って下さり、2019年に活用が難しい車の寄付「自動車リサイクル寄付」の仕組みを作ることができました。

自動車リサイクルの流れ

自動車リサイクル会社さんは車を引き取った後、車を分解し、使えるパーツは再利用、

再利用が難しいものは素材ごとに分別し、再資源化を行います。

なんと自動車のうち98%程度が再利用されるという徹底ぶり。

そういう話を聞き、私たちも安心して頂いた車を任せられるな、と思ったのでした。

車の所有者が、車のリサイクル業者さんに車を買い取ってもらうのが通常の流れですが、

カーシェアのリサイクル寄付の場合は、所有者の同意を得たうえで、

車の価値分を協会へ寄付する流れができました。

この仕組みで車を寄付してくださった方からは、

「車屋さんに「廃車料をいただかないと車を引き取れないですよ」と言われた車を寄付することができ、しかも誰かの役に立つことができる。本当に素晴らしい仕組みだと思います」

と嬉しい声をいただいています。

その後、アイエス総合さまから福島県の株式会社ナプロアース様をご紹介いただき、

確かな思いと技術をもった自動車リサイクル会社の皆様とのつながりが広がっていったのでした。

この自動車リサイクルの仕組みでいただいた車の寄付の台数は

2年間で200台を超え、延べ200万円以上の寄附金に変わりました。

いただいた寄附金は活用している車の整備費や、災害支援などの活動費に充てさせて頂いています。

活動資金としても、車の寄付の可能性を拓くという意味でも

非常に重要な仕組みをつくることができました。

関わって下さった自動車リサイクル業界の皆様、本当にありがとうございました!!

そして、この仕組みで車をご寄付いただいた皆様にも、改めてありがとうございました!

自動車リサイクル会社の方からのメッセージ


ナプロアース池本社長

池本社長は自動車リサイクル会社有志で立ち上げたNPO法人RUMアライアンスをご紹介いただき、そこから全国の自動車リサイクル会社様をご紹介いただきました。

カーレポ株式会社様、オートリサイクル中島グループ様、株式会社久保田オートパーツ様、株式会社ピー・エス・アイ・コーポレーション、スズキ中国中国販売(リサイクル部門)様、とは個別で協定を結び、車の寄付の可能性を広げる活動にご協力をいただいています。

池本社長、ありがとうございました!

明日は協会の大きな飛躍のきっかけになった九州支部の設立に関してのありがとうです!