vol.28 取材いただいた皆さんへ
今日は協会の活動開始後、たくさんのご取材をいただいた皆さんへのありがとうを伝えたいと思います。
取材いただいた皆さまへありがとう!
私たちの活動が初めて新聞に載ったのは2011年7月24日の神戸新聞の記事でした。
代表の吉澤が関西で車を集めていたこともあり、「仮設住民らに共用の車提供」というタイトルで、石巻へ車を運ぶ際の様子を記事にしていただきました。
ここでは三人ご紹介したいと思います。
一人目は震災当時、朝日新聞の記者をされており、長年私たちの活動を取材してくださった菅沼さんです。
菅沼さんとの出会いはちょっと変わってます。忘れもしない、私(吉澤)が最初の1台目の車をタカラ物流システムさんから提供いただくことが決まり、田んぼ道を鼻歌まじりで駅まで歩いている時に1本の電話が鳴りまして、それが菅沼さんだったのです。
私がカーシェアリングの取り組みを行う前に福島で始めたプロジェクトについての取材でした。その取材に応じつつ、「じつは今、車をゲットしたところなんだ」、と嬉しさのあまり聞かれてもいないカーシェアのプロジェクトについて説明したのでした。
その田んぼ道からの会話から10年、ずっと私たちの活動を追いかけて数々の記事を発表してくださいました。菅沼さんは東京本社の記者だったので、東京から何度も石巻に通っていただき、何か催しを行う時には必ずと言っていいほど参加してくださったのでした。
菅沼さんに初めて記事にしていただいたのは2011年の12月4日、首都圏版の記事でした。寄付車が被災地で活躍しているということを書いてくださり、この記事を見て約20台の車の寄付の申し出をいただいたのでした。この10年で最も反響のあった記事だったと思います。
朝日新聞の人気コラム「ひと」にも紹介いただきました。
そして、朝日新聞を引退されたからも2021年2月にフリージャーナリストとしてAERAに記事を載せていただきました。
https://dot.asahi.com/aera/2021022400031.html?page=1
二人目は、共同通信社の所澤さんです。
所澤さんとの出会いは、5・6年位前だったと思うのですが私が大阪に住んでいた頃のからの古い友人でライターのまっこちゃんの紹介でちょろっと挨拶をした程度でした。所澤さんも東京の記者さんで記事を書いてもらったというわけではかったのですが、災害担当の責任者だったということもあり災害が起こる度に情報交換させていただいたり、東京で報告会に来ていただいたり、というような関係が続きました。
そんな所澤さんにみっちり取材をいただいたのは、共同通信社としての取材ではなく専修大学社会科学研究所の月報で石巻で活動する復興支援団体のインタビューだったのです。
活動初期の頃からの取組の詳細について詳しくご紹介いただきました。
減災サイクルのステークホルダーと事前復興への取り組みの実相(Ⅱ)
http://www.senshu-u.ac.jp/~off1009/PDF/geppo2020/684/684-shozawaoyane.pdf
そして、今年ついに大枠で10年間の活動を記事にして下さり、それが全国の地方紙に軒並み掲載いただいたのでした。
三人目は地元河北新報の佐藤さんです。
佐藤さんは、私が石巻で最初に出会った記者でした。2011年6月に車の届け先を探すために仮設住宅をめぐっている最中にたまたまた仮設住宅に情報収集に来られていた佐藤さんにお会いしました。
7月に最初に車を届けた時、記事にしていただいたのですが、さすが地元紙なのでたくさんの反響がありました。この記事がきっかけに県警などから仕組みについて確認依頼がきて、その後の約2カ月続いた県警からの指導のきっかけもこの記事がもたらしたものでした。(笑)※結果的に公的機関にOKをちゃんともらえる機会となったので本当に良かったと思います。
私はこの時の記事をコピーして、パンフレット代わりに使わせていただいたり、チラシの裏面に使わせていただいたりかなり(勝手に)使わせていただきました。その後も佐藤さんにはたくさんの記事を書いていただき、また異動になられてからもいわきで再会し、台風19号支援でも取材いただいたのでした。
そんな佐藤さんが先日この10周年ブログについてコラムで紹介してくださいました。
https://kahoku.news/articles/20210709khn000003.html
取材いただいた方からのメッセージ
2011年6月に仮設であった佐藤さんに10年のメッセージをもらうなんて夢にも思いませんでした。なんか上手く言えませんが、感慨深いですね。
今回ご紹介した3名以外にも、本当に沢山の記者の方に取材していただき、私たちの活動が広がっていきました。記者の皆様、本当にありがとうございました。
明日はボランティアの皆さんへのありがとうです!