vol.2 架け橋ドライバー(運搬ボランティア)の皆さんへ
寄付いただいた車を、車を必要としている場所へ運転してくださる
架け橋ドライバー(運搬ボランティア)の皆様、いつも本当にありがとうございます。
私たちの活動は東日本大震災で甚大な被害が出た石巻に車を届けることから始まりました。これまで500台以上のお車が協会に寄付され、被災地や車を必要としている方のもとでシェアされてきました。私たちはスタッフの数が少ないこともあり、提供者さんのもとから車を運搬するのを自前で完結することができません。
そこで私たちは、車の運転に協力いただける方を募り(車の提供者さんの元から運搬先までの交通費は協会負担、帰りの費用は自己負担)、車の運搬協力を依頼してきました。
車を寄付していただいた方が「愛車との最後のドライブを楽しみたい」と運んでくださることもありますが、寄付車の多くが架け橋ドライバーのご協力により石巻や全国の被災地に届けられています。裏を返せば、架け橋ドライバーの協力無くしては私たちの活動は成り立たないということです。ときには1000km以上の道のりをはるばる運転してくださる方もいらっしゃいます。また、ある時には、ある企業の社員の皆様がバトンリレーのように車をつないで、被災地に運んでくださったこともありました。
昨年の令和2年7月豪雨では、コロナウイルスの感染拡大に配慮し、熊本県内でドライバーチームを結成しました。64人の方に登録いただき、新たに同県内で寄付された23台の車を熊本県内の架け橋ドライバーさん達が人吉まで運搬してくださいました(ドライバーの呼びかけにも協力いただきました)。熊本県全土から寄せられる新規提供のお車を被災地に運ぶにあたり、すぐ反応してくださりとても心強かったのを覚えています。
車を届けていただいたときに、車の提供者さんのことをお話いただくことがあります。「すごい大事にしていた車みたいだよ。」「出発前、車に「頑張るんだよ」って声をかけていたよ。」そんな提供者さんの思いも一緒に石巻や被災地に運んでくれる架け橋ドライバーの方々に、心から感謝します。本当にありがとうございます。
架け橋ドライバーさんからのメッセージ
渡邉さんが奥さんと九州北部豪雨災害の時に車を届けた様子が当時のブログにありました。
ブログ 2016年8月1日 お届けしました①【九州北部豪雨支援】 より
お二人とも一度のみならず、何回も車の運搬にご協力いただきました。渡邉様、霜崎様あたたかいメッセージをいただき、ありがとうございました。
ここでは紹介しきれませんが(本当はお一人お一人ご紹介したい。。)、お二人以外にもこれまで架け橋ドライバーとしてご協力いただいた沢山の皆様がいらっしゃいます。本当にありがとうございました。
最後になりますが、日本全国に善意の寄付車が行き渡るように、Facebook上で架け橋ドライバーの情報共有グループをつくりました。ご興味のある方がいらっしゃいましたら、是非ご参加いただけたら嬉しいです。
上記リンクからご参加いただけます。
明日は、初めてカーシェアを始めた万石浦仮設住宅のエピソードをご紹介します。お楽しみに!