vol.18 台風19号でお世話になった皆さんへ
今日は2019年の台風19号災害でお世話になった皆さまへのありがとうをお伝えしていきます。
台風19号災害でお世話になった皆さまへ、ありがとう!
石巻でも警報が出る中、大雨が降り続いた夜。
雨風の音に、外の様子が心配でなかなか寝付けない一晩を過ごしました。
一夜明けて、事務所近くに住むスタッフから
「自宅周辺も冠水している」
という連絡を受け、雨もやんだことからすぐに事務所に向かいました。
私たちが事務所に入った時には室内からは水は引いていましたが、
最大で10㎝程浸水した後が見られました。
車も数台が水に浸かり、エンジンが掛からない状態となっていました。
とても嬉しかったことが、「あそこは水に浸かっただろう…」と仲間たちが
自ら手伝いに集まってきてくれたことです。
本当にありがとう!
おかげさまで事務所の復旧チームと、
各地で浸水被害があったことから災害対応にあたるチームと別れて対応にあたることができました。
そしてのタイミングは佐賀県での貸出し支援、
9月に発生した台風15号での千葉県での軽トラックの貸出し支援、
と、同年の同じタイミングで3つ目の支援活動となりました。
事務所は乾燥に1ヵ月程時間がかかるので
各自宅から扇風機総動員で乾燥させつつ、
その上で日常業務対応を開始。
まずは、石巻市内で車が水没してしまった方への貸出し対応を始めました。
県内で被害のあった自治体と調整を進め丸森町・角田市の拠点として
丸森町ボランティアセンター内に拠点を設置しました。
そしてその頃、支援活動がひと段落しつつあった
佐賀から陸送・フェリー・架け橋ドライバーさんによる大移送作戦を行いました!
ご協力いただいた架け橋ドライバーの皆さん、
フェリー輸送・陸送輸送にご協力いただき本当にありがとうございます。
武雄→博多ふ頭へ (石巻集合)仙台港→丸森へ (丸森集合)仙台港→丸森へ
そして相談のあったいわき市、栃木市でも貸出しの調整を行い
貸出し開始は12月となりましたが支援活動を始めていきました。
栃木では「市民活動センターくらら」の相談ブースをお借りし、
駐車場はご近所の方にお借りしました。
いわき市では協会の活動にボランティアとしてご参加いただいている
NPO法人チャルカ・ジャパンの山邊さんのご紹介で
古滝屋の里見さんをご紹介いただき、初めて公的施設ではなく、
温泉旅館を貸出しとして活動を行いました。
一つの災害支援で複数拠点を持つことが初めての経験だったり、
また複数災害を同時に動くことも始めて、
そして自分たちの拠点も万全の体制ではない中で
失敗や改善点も見えてくる2019年の対応となりました。
これからの災害多発時代を迎えるにあたりこの経験を活かし、
2020年の体制強化に向かって動き始めるきっかけとなった支援活動でした。
各拠点で活動を手伝ってくださった地元の皆さん
丸森拠点のヒロさん(中央)と北村さん(右) いわき拠点のひろこさんとよりこさん 栃木拠点の小林さん(左)
台風19号でお世話になった方からのメッセージ
武志さんには吉澤兄弟としてボランティアの呼びかけなどご協力いただきました。
本当にありがとうございます!
古滝屋さんのロビーにいると温泉に入りにいらした方や盲導犬を連れた方など
本当に多くの方々が出入りしていて、とても開かれた温泉なんだなぁと感じました。
里見さん、また温泉浸かりにいきますね。