vol.21 商品をご協賛いただいた企業の皆さんへ

2021.07.21

vol.21 商品をご協賛いただいた企業の皆さんへ

今日は自社製品をご協賛いただいた企業の皆さんへのありがとうと伝えていきたいと思います。


自社製品をご協賛いただいた企業の皆さまへ、皆さまへありがとう!


「くるま」を扱う活動の特性上、

学生整備プロジェクト時のタイヤなどの協賛の他にも活動をしていく上で

商品協賛のご縁をいただく機会が多々あります。


例えば今や車の安心の代名詞を言っても過言ではない「ドライブレコーダー」!!


地域のコミュニティ・カーシェアリングを進めていく上で

地域から「ドラレコがあるといいよねぇ…」と声があがり、

JVCケンウッド様にご相談したところご協賛いただきました。


 ブログ 2017年12月22日 株式会社JVCケンウッド様よりドライブレコーダーを協賛いただきました!

 ブログ 2020年1月8日 秋の学生整備プロジェクトを開催しました


過去には、寄付いただいた車に「くるま防災バック」を備えるために、

車脱出用ハンマーなどをご協賛いただいたり。

(当日のスタッフあやちゃんが中心となり

 多くのボランティアさんに手伝っていただきながら完成しました!)


 ブログ 2011年12月15日 大橋産業様より防災グッズ到着!

 ブログ 2012年6月6日 大自工業さまより、レスキューハンマー到着!!!

 


毎年秋に開催される石巻市総合防災訓練では電気自動車を活かして

地域の防災訓練の時に給電車両として参加しているのですが、

地域の方々に給電を体験していただくために

電気自動車から取り出した電気でコーヒーを淹れたりしています。

その時に使用するコーヒーをキーコーヒー様や、

メリタジャパン様にコーヒーメーカーをご協賛いただいたり。


 ブログ 2012年12月22日 EVカーシェア防災訓練(石巻市総合防災訓練)2016

貞山小学校 (9).JPG
渡波小学校.jpg

コーヒーメーカーはおいしいコーヒーが入ると地域のおちゃっこ会でも人気でした♪


石巻の半島沿岸部の観光促進の取り組みを始めるときには

復興事業でよく変わる道路が分からず、携帯ナビ使えたら便利なのにねぇ…

というユーザーの声を受けてカシムラ様に相談!

スマホホルダーなどをたくさんご協賛いただきました!

ご縁をつくっていただいたルート産業の伊藤社長にも感謝です。


 ブログ 2017年5月29日 株式会社カシムラ様よりカーグッツをいただきました!



カシムラ様にはその後も災害支援の際などにも多くの製品のご協賛いただいております。

本当にありがとうございます!


平成30年7月豪雨の時のご縁からエーモン工業様にはメンテナンスに欠かせないアイテムを

カタログから好きなモノ協賛するよ!と太っ腹なお声がけをしていただきました。


 ブログ 2018年5月15日 エーモン工業株式会社様よりカー用品を協賛いただきました!


その後も自分たちでオイル交換する際のオイルの処理に便利なポイパックを定期的にご協賛いいただき、

また、先日は畑仕事でよく車をつかう団体さんに気兼ねなく車を使用していただくために

シートカバーもご協賛いただきました!


 ブログ 2021年6月23日 エーモン工業様よりご協賛いただきました!


乗用車に取り付けるので勝手にアレンジバージョンです。
汚れ防止シートカバー(軽トラック用)
本来は軽トラックに取り付けるためすっぽりかぶる仕様です。(エーモン工業様ホームページより)汚れ防止シートカバー(軽トラック用)

毎年3月にはエステー様より洗車グッツのプレゼントが届きます。

エステー様とのご縁をつないでいただいたのも伊藤社長でした。


 ブログ 2017年8月5日 エステー株式会社様よりカー用品を協賛いただきました!

 ブログ 2019年7月12日 [企業連携]エステーさんより協賛いただきました!

 ブログ 2021年5月7日 2021年 春の学生整備プロジェクトを実施しました


実は感謝の気持ちを込めてトイレの掃除グッツは全てエステーさんの製品です!

(事務所にお越しになった方はチェックしてみてくださいね!)


実はちょうど今日、熱海支援で現地拠点で使用する荷造りをしていたのですが、

カシムラ様のスマホホルダーやインバーター

エステー様の洗車タオルや除菌スプレーなどのグッツ、

エーモン工業様のシートカバー、

ルート産業様からいただいた除菌シート

を詰め込みました!

本当に皆さまからのご支援がくるまにとって一つ一つ必要なものです。

本当にありがとうございます!

エステーさん・カシムラさんからのメッセージ


vol.19 令和2年7月豪雨でお世話になった皆さんへ

2021.07.19

vol.19 令和2年7月豪雨でお世話になった皆さんへ

今日は昨年の九州地方での令和2年7月豪雨災害でお世話になった皆さまへのありがとうをお伝えしていきます。


令和2年7月豪雨災害でお世話になった皆さまへ、ありがとう!


ちょうど1年前。

人吉市での支援活動を始めました。

人吉での活動はなんの引き合わせか、全く知らない土地ではなく、

不思議なご縁がきっかけとなりました。


 【メールニュースvol.56】◆ 九州に車を届ける。被災地とコロナに向き合いながら ◆


(メールニュースからの引用)

“<不思議なご縁>

最近はコロナの影響で減りましたが私をセミナーの講師として
声をかけていただく機会が時々あります。

そんな中、昨年の9月に行政職員向けのセミナーという

私にとっては珍しい案件を紹介を受けて対応させていただいたことがありました。

当時、佐賀で豪雨支援真っ只中だったのでその状況や対応などについても

ご報告させていただいたのでした。

それが熊本県主催の

「熊本・人吉球磨企業誘致連絡協議会合同セミナー」

つまり、今回熊本で被災された地域の行政職員の方々が対象のセミナーだったのです。

発災直後、災害のことを知った私はすぐにその時ご挨拶させて頂いていた主催者・参加者の方々へ

私たちができることを改めて発信させていただいた結果、

熊本県・人吉市で打合せの場を設けていただき、6日から現地入りし諸々の調整を開始しました。”


セミナーの様子。

ただこの頃は新型コロナウイルスの感染拡大のため

これまで通り、現場に駆けつけて「初めまして!私たちはクルマの支援ができます!」

と調整をイチから行って行くにも困難な状況だったので

こういったご縁で事前にメールなどで調整ができたことはわたし達としても、とても助かりました。


貸出し拠点を罹災証明などを発行する行政窓口と同じ場所に設置させていただいたこともあり、

証明の申請ついでに車の相談に寄られる方も多くいらっしゃいました。

また、球磨村・芦北・八代の広い範囲からも申込があり、

八代市では、私たちが八代市に軽トラックの貸出しを行い、

市役所職員の方が坂本支所で軽トラックの貸出しを実施する、という連携のかたちも生まれました。


他にも、日田市ではNPO法人リエラさんにご協力いただき、

大牟田市ではNPO法人三池港未来のまちづくり会にご協力いただきながら

他の地域でも貸出しを展開していきました。

日田での貸出し

大牟田での貸出し

前年の台風19号の際に複数拠点での支援活動を経験しましたが、

その時の経験を活かし、もっと地元組織と連携して対応することはできないか、

と考えていました。

そして、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から県外の往来を極力取らないかたちを取りつつ、

車を必要とする方へ届けていくことができない、と考えたときに

地元のNPOと連携していく新たな支援のかたちが生まれました。


同年5月に設立した武雄市の九州支部が多きな役目を果たしました。

武雄拠点での貸出はもちろんのこと、武雄にプールしてあった車をすぐに人吉に届けることができ、

九州内での災害時の拠点として大きな役割を果たすことできました。

また、足りない台数については車の寄付を募り、同一県内だけの募集でしたが、

多くのお申し出をいただき、県内在住の架け橋ドライバーさんの手によって

人吉まで車が届けられました。

災害時の強い味方である、オートバックスセブンさんには積載車での車の運搬、

エーモン工業さんには車両の提供でご協力いただきました。


その後、2021年2月には

熊本県・自販連熊本県支部・軽自協熊本県支部・中販連熊本県支部ら

4者と災害時の協定を結びました。


熊本の皆さんのお力によって取り組むことができた支援活動でした。

人吉拠点のメンバー 兼田さん・白拍子さん・愛甲さん・段村さん。職場が被災したり、自宅が被災した中、力になりたい!と集ってくれた心強いメンバーです。

こちらから車を利用していただいた方々からのメッセージをご紹介しております。


人吉市長 松岡様からのメッセージ


活動報告のお時間もいただきました。

松岡市長、ありがとうございました。

vol.17 令和元年8月豪雨でお世話になった皆さんへ

2021.07.17

vol.17 令和元年8月豪雨でお世話になった皆さんへ

今日は2019年の令和元年8月豪雨でお世話になった皆さまへのありがとうをお伝えしていきます。

令和元年8月豪雨でお世話になった皆さまへ、ありがとう!


「今年の夏は大きな災害がなくてこのまま平穏に過ぎるといいねぇ…」

とスタッフ同士で話してから間もないタイミングでした。

災害が少ないと言われる佐賀県で大雨の被害が発生しました。


ちょうど代表のたけさんがコミュニティ・カーシェアリングの導入サポートのため

岡山・鳥取方面へ出張していたので、そのまま現地調査のため

佐賀県武雄市に入りました。


大町町にて。

武雄市との調整はとんとん拍子に進み、1日のうちに拠点が決定。

すぐに車運搬の調整に入ることができました。

災害時の連携がすっかりできあがっていたオートバックスセブン様に

運搬について相談したところ、すぐに現地へ車を届けるための調整がはじまり、

9月4日には倉敷市真備町・石巻から支援車両が続々と積載車で出発していきました。

い石巻からの出発の様子。
真備町からの出発の様子。

ボランティアセンター近くに設置された拠点


真備を出発した車は中2日程で武雄に届けられ、

最短となる発災9日目で貸出しをはじめることができました。


最初の貸出しの様子
貸出し初日には武雄市長もお立ち寄りいただきました。

武雄での支援は様々なご縁に恵まれました。

泊まる場所は武雄に行ったその日にうちに家具・家電付のお家を確約で

借りることができ、長期ボランティアの方々がいらしても

宿泊する場所として存分に活用させていただきました。


整備ボランティアさんにもお手伝いいただき、

熊本地震の時にお世話になった清水さんたちも点検イベントを開いてくださりました。


そして、災害の多い九州で迅速に駆けつけるために

九州内での車の拠点について考えるタイミングとなり、

後に九州支部設立へ、とつながるのでした。


 当時の様子はぜひメールニュースでもご覧ください。


とても印象的だったのは仙台空港で偶然お会いした

移動支援Reraのうえのさんが(プライベートで)同じ飛行機に乗る、ということで

武雄まで1日活動をお手伝いしに来てくれました!


申込の予約電話対応中のうえのさん。さすがお上手で!

現地スタッフとしてフル稼働だったモトさんといつみさん。10月に台風19号の支援と重なりましたが、「佐賀のことは佐賀の私がやるから大丈夫!」と力強い言葉をかけていただきました

当時を振り返ってみると、真備で初めて拠点を持ち、

ドタバタの中でなんとか運営できた…

という印象でしたが、

この時から真備の経験を活かし改善を試みて今の災害支援のベースとなる形ができた

支援活動だったな、と思います。

お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。

令和元年8月豪雨でお世話になったおもやいの鈴木さんからのメッセージ


鈴木さん、ありがとうございました。

鈴木さんたちとはお隣同士に拠点を構えていたので、

支援活動中はお互いに困った時に助け合っていました。

そして私たちが支部を設立する時にふるさと納税の生産者さんとつないでくださったり、

その後も大変お世話になっています。

本当にありがとうございます!

vol.15 九州北部豪雨でお世話になった皆さんへ

2021.07.15

vol.15 九州北部豪雨でお世話になった皆さんへ

今日は2017年(平成29年)に福岡、大分で甚大な被害を発生させた九州北部豪雨の支援活動に際してご協力をいただいた皆さまへのありがとうです!

2017年7月5、6日に福岡県朝倉市、東峰村、大分県日田市を記録的な豪雨が襲いました。
豪雨災害により朝倉地域は浸水、東峰村は山林から多くの木々が流され流木が町を埋め尽くしていました。

大量の流木が町を襲った朝倉市 
土砂崩れが起きた日田市

私たちが活動を開始したのが、発災から4日後の7月9日。前年の熊本地震で車の支援を行った方から「福岡の知り合いが車を被災して困っている。助けに行けませんか?」という連絡があったことがきっかけでした。そこから現地入りし、ニーズ調査や車の運搬先の調整などを行っていきました。
朝倉に縁もゆかりもない私たちでしたが、災害支援団体からの紹介で福岡県久留米市内(朝倉市内から車で2-30分の場所)の江崎さんをご紹介いただき、活動拠点として寝床と車の駐車場所をお貸しいただくことになりました。

ベースになった拠点の森

現地では車集めをしながら、車を借りたいという方の元へ訪ねる日々。朝倉、東峰村、日田を行ったり来たりが続きました。

地域の片付けの調整に必要との要望
避難所になっていたピーポート甘木にて申込手続き
架け橋ドライバーでご紹介した渡邉さんが2台車を寄付してくださいました。kかかkかけ架け橋ドライバー架け橋ドライバ
架け橋ドライバーでも協力いただいている中込さんはここが初対面でした。

この時もオートバックスセブン様に石巻から11台の車の運搬協力をいただきました。
石巻からの車が届いた7月26日、福岡県の久留米市で最初の貸出を行いました。

7月26日の貸出の様子
初日の貸出に来ていただいた方々

最近の災害支援では被災地に臨時貸出拠点を設置し、車を必要な人にそこまで取りに来ていただく対応を取っていますが、この九州北部豪雨災害までは、一台一台、運転代行方式で車を被災された方の元へ届けていました。拠点を貸してくれた和子さんや、当時大学生だった明石君、まさ君、ラジオを聞いてボランティア協力の連絡をくれた楢尾さんに協力いただいて、被災された方の元へ車を届けていきました。

まさ君と明石君


返却時の様子。新しい車が届いたよ!と嬉しそうだったのが印象的でした。

この支援では合計で29台の車を活用し、41件の車を貸出支援を実施しました。

貸出支援終了後は、またまた協力いただいた皆様の力を借りて福岡の港まで車を運搬。
フェリーに車を積み込み東北へ帰還するのでした。九州北部豪雨はその後の支援と比べると貸出規模は小さめでしたが、沢山の人の温かさに触れた支援でした。

ご協力いただいたすべての方に改めて、ありがとうございました!

利用者さんからいただいた手紙

支援車両は商船三井フェリーさんのフェリーで帰還しました。
つもる思い出話がとまらない皆

九州北部豪雨でお世話になった方からのメッセージ


和子さん、いつも温かく見守ってくださり本当にありがとうございます!

明日は2018年に発災した平成30年7月豪雨(西日本豪雨)を振り返ります。私たちの災害支援にとってターニングポイントになった支援です。お楽しみに!


vol.14 熊本地震でお世話になった皆さんへ

2021.07.14

vol.14 熊本地震でお世話になった皆さんへ

今日は2016年の熊本地震でお世話になった皆さんへのありがとうを伝えたいと思います。

熊本地震でお世話になった皆さまへ、ありがとう!


きっかけは1本の電話でした。


地震で被災した方から


「車を貸して欲しい」


と電話があったのです。


「必ず届けますので、もう少しの辛抱です」

と電話を切りました。

そこから石巻から車を運ぶにはあまりにも遠いし、さて…どうしものか…。

よし、九州方面で集めてみよう、という新しい試みにチャレンジしました。

(今では定番となった被災地に隣接する都道府県で集める、という支援スタイルは

 ここから始まっていきました。)

車募集をはじめ、2日後には鹿児島市内の車屋さんから提供の電話がありました。


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最初に電話をくれた芹原さんとモータースパイス哲さんの山口さん。一緒に車を引取りにいきました。

運ぶのも大変だろうと思い、九州で呼びかけをしていたのですが、

関東や関西方面からも提供のご連絡をいただき、運搬もするよ!とお申し出もいただきました。

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架け橋ドライバーブログで登場した渡邊さんたちのチーム。ここからのご縁が繋がっていきました。

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車提供者ブログで登場した長田さんご夫妻。

そして石巻の阿部勝自動車工業さんからも

 「震災の時、九州の方々にお世話になったから恩返しがしたいんだ」

と車を10台寄付いただき、その車の運搬を陸送の株式会社ZEROさんが協力してくださいました。


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石巻の阿部勝自動車さんから出発する10台の車。自動車保険も3ヵ月つけてくださりました。

当時の様子はぜひブログをご覧ください。


  ブログ 2016年4月19日 熊本の方からの電話(九州で受け取れる軽自動車募集)

  ブログ 2016年4月30日 九州での活動報告(4月22日~25日)

  ブログ 2016年7月16日 熊本支援、3ヵ月目のご報告。


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現地スタッフとして関東から移住をして現場対応してくれたるりちゃん。本当にありがとう!

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芹原さんはその後、スタッフとしてもお手伝いいただきました。

石巻と熊本、約1,600キロ離れた支援ということで

車を寄付いただく・運ぶ、ということだけでなく、

車の置き場所の協力、ホームページ作成、車の点検・整備の協力などをいただきました。


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車の中継場所として協力いただいたレスキューアシストさん。いつも本当にありがとう!

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J-Tipsの川口さんも熊本地震支援のランディングページの作成をしていただき、現場にもお手伝いに来てくれました!

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満月屋さんによる青空点検の様子。
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ルート産業さんから協賛いただいたオイル。いつもありがとうございます。

そしてオートバックスセブンさんからは新車の軽トラックを5台!寄贈いただきました!


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いつも現場で連携するOPEN JAPANにも貸出しを行いました。

はじめての遠方での災害支援。

本当に多くの方々のサポートがあって、必要とする方へ車を届けることができ、

支援としてなんとか形づくることができました。

本当にありがとうございました。

熊本地震でお世話になった方からのメッセージ



山口さん、芹原さん、温かいメッセージ本当にありがとうございます。

九州では佐賀県に支部を構え、活動する機会も多くなりました。

これからも応援してくださいね。


明日は九州北部豪雨でお世話になった皆さんへのありがとうをお伝えしていきます。

vol.13 関東東北豪雨でお世話になった皆さんへ

2021.07.13

vol.13 関東東北豪雨でお世話になった皆さんへ

今日からこれまでの災害でお世話になった方々へのありがとうをお伝えしていきます。


東日本大震災を機に活動を始めたわたし達ですが、

2014年の秩父での豪雪災害の際に雪かきのための軽トラックを要請を受け、

1台無償で貸出ししたことが災害支援の始まりでした。

しかし、本格的に災害支援活動を始めたのは、翌年の関東東北豪雨だと言えます。


2015年9月11日、宮城県大崎市の渋井川が決壊したということで

予定していた石巻での予定をさっさとすませ、

現地に向かいました。


1時間ほど車を走らせた後、

目の前にあったのは救命ボートで被災された方々が救助されている様子でした。


現地に到着した時の様子

多くの車が被災したのは明らかだったので、

翌日すぐ出せる車3をスタッフらと避難所に届けたのでした。


「車を無料で貸します」と避難所の情報ボードにチラシを貼った時、

それを見た被災された方から


「すいません、今回ばかりはお手上げです。助けて下さい。」


と言われました。


「もちろんです」


と答えたところ、涙ながらに喜んでくださったことが忘れられません。


東日本大震災後に、最初の車を届けたのは発災後4ヵ月経った後でした。


発災直後に車を届けることが被災された方々にとって

どれだけ大きな支援になるか実感できたのはこの時でした。


今、思い返すと私たちが現在全国各地で取り組んでいる災害支援の原点が

この時だったのだと思います。


最初に車を届けた時の様子

 当時の様子を過去のメールニュースで紹介しています。

【日本カーシェリング協会メールニュースvol.18】

 2015年9月16日 ◆『軽自動車を被災地へ』 1か月無料のサポート・レンタカー◆


大崎市での対応がひと段落してきた時、

同じ時に鬼怒川の堤防の決壊被害を受けていた常総市のことがやはり気になり、

そちらの現場にも入ることにしました。

駆けつけた当時の様子。

常総市は、大崎市と違って石巻からも遠く、

今と違い、経験も少なかった私たちだけで

通いながらの支援するには限界がありました。


そんな時、出会ったのが茨城NPOセンターコモンズの横田さんであり、

彼が常総市で立ち上げた支援団体「JUNTOS(ジュントス)」の皆さんでした。


私たちができる範囲で車を運びながら、

JUNTOS経由で車の相談を受けた方へ車の貸出を行う連携を行いました。


また、石巻の移動支援Reraさんの支援を受けて

JUNTOSが移動支援活動を行うようになりましたので、

移動支援で使用する車の貸し出しなども行いました。


JUNTOSに届けられた車たち。
現地で色々とコーディネートしてくれたOPEN JAPANのメンバー

この災害でも多くの方々の支援をいただきました。

車もいろんな方から提供いただきました。

車を知人から買って提供してくれた友人もいました(たみちゃん)。

石巻-常総間の車を運んでくださった方もいました。


関東東北豪雨支援を通して、

私たちは災害後すぐに車を届けることの意義を知り、

地元の団体との連携すること価値を知り、

そして、たくさんの方々に支えていただいているということを改めて実感することができました。


関東東北豪雨支援でご協力いただいた皆様、ありがとうございました!


<番外編>

車をお貸しした方から缶コーヒーを箱でいただいたのですが、

その箱には嬉しい手紙付きでした。こういうのが本当に励みになります。

関東東北豪雨でお世話になった横田さんからのメッセージ


横田さん、ありがとうございました。


明日は熊本地震でお世話になった方へのありがとうをお伝えしていきます。


vol.12 自動車整備工場の皆さんへ

2021.07.12

vol.12 自動車整備工場の皆さんへ


今日は協会の所有する寄付車の整備をおこなってくださっている整備工場の皆さんへの

ありがとうを伝えたいと思います。

自動車整備工場の皆さまへ、ありがとう!


車の維持に欠かせないもの!と言えばどんなものが思い浮かぶでしょう?


ガソリン? 税金? 自動車保険? オイル交換? タイヤ?


いろいろありますよね。

わたし達の運営の中でもとくに大きな比重を占めているのが


整 備 費 用


です!


現在では組織内に整備士さんはいるものの、

リフトなどもなく、場所としてできることが限られるため

基本的に車検の時や複雑な整備は近隣の整備工場さんにお願いしています。


それまでは車の整備に関してはまったく素人のみの運営でしたので

学生整備プロジェクトは本当に貴重な機会でした。


ただ、2013年春は授業の関係で

どうしても学生整備プロジェクトが行えない時がありました。

そのピンチを救ってくださったのが、

宮城県自動車整備振興会石巻支部さん、石巻商工会さん

でした。

当時の様子はぜひブログにてご覧ください。


 ブログ 2013年5月16日 石巻地方18整備工場が支援

 ブログ 2014年2月22日 石巻で点検を!(石巻自動車関連復興グループ共同事業委員会のご協力)

 ブログ 2016年3月25日 カーシェアリング車両無料安全点検(2016年春)


この時の協力がご縁となり、今でも東日本自動車さん、日野モーター商会さんをはじめ

車検を中心に車の整備にご協力いただいております。


2社とも震災で大きな被害を受けました。

今では再建して整備工場を続けられています。

わたし達も少しでも力になれれば!と思っております。

震災後の山内自動車さん。7月1日に社名変更し現在は東日本自動車さんになりました。写真提供:東日本自動車様

2013年の整備協力のときの様子。利用者の方と。

他にも日本各地の災害現場での連携も生まれています。

熊本地震の時には満月屋さん(石巻での天ぷらカーでもお世話になりました)、

西原村の久保田自動車さん、

熊本地震をはじめ、佐賀豪雨など九州での活動の時には

オートスタッフ北九州さん・福岡県自動車整備振興会 北九州・戸畑支部の皆さん、

カーコレクションコバヤシさん、

真備町での支援ときには、岡山日産日産サティオ岡山の整備ボランティアの皆さん、

台風19号のときには大館オートサービスさん、五十嵐自動車さん、

そして普段はNPOの事務局長!整備もできちゃう清水さんにもお世話になりました。

昨年の令和2年7月豪雨ではニシムタの整備の皆さん、椎葉重車輌さんなど

災害の度にその土地その土地で

協力いただける整備工場さんとのご縁が広がっています。


2016年 熊本地震の際のオートスタッフ北九州さん・福岡県自動車整備振興会 北九州・戸畑支部の皆さんによる点検の様子。
2018年 平成30年7月豪雨災害 真備町。車の調子が悪い~とヘルプの電話に駆けつけてくださった岡山日産の整備ボランティアさん。
2019年 台風19号 丸森町にて。同じく東北で活動するNPOの事務局長兼整備もできちゃうスーパーボランティア清水さん。

寄付いただいた車に安心と安全を乗せて、必要をする方へ届けてこれたのも皆さんのおかげです。

本当にありがとうございます。

自動車整備工場さんからのメッセージ




山内さん、五十嵐さん本当にいつもありがとうございます。

これからも頼りにさせていただきます!


さて、あちこちで土砂災害や冠水などが起きていますね。

災害により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、

被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

わたし達も移動に困っている方の手助けになるべく、調整を進めております。

明日からはこれまでの災害支援でお世話になった方へのありがとうをお伝えしていきます。